JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会 TOP > 最新ニュース一覧 > 新潟LとI神戸が1点差の接戦を制して準決勝進出 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会

ニュース

新潟LとI神戸が1点差の接戦を制して準決勝進出 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会

2024年12月23日

新潟LとI神戸が1点差の接戦を制して準決勝進出 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会は、12月22日(日)に準々決勝の4試合を実施しました。サンフレッチェビレッジ 広島第一球技場で行われた2試合は、いずれもWEリーグチーム同士が対戦。両試合ともに1点を争う拮抗した展開となりました。

ピックアップマッチ1

アルビレックス新潟レディース 2-1(前半2-1、後半0-0) マイナビ仙台レディース

今シーズン4度目の対戦となったアルビレックス新潟レディース(WEリーグ/新潟)とマイナビ仙台レディース(WEリーグ/宮城)の一戦は、全得点がセットプレーから生まれました。

今シーズン、仙台Lに3勝している新潟Lは、この試合でも序盤から攻め込み、13分にCKから先制点を挙げます。杉田亜未選手が蹴ったボールを石田千尋選手がつなぎ、川村優理選手が左足でシュート。仙台LのGK齊藤彩佳選手も反応して右手で触れますが、ボールはゴールネットを揺らしました。新潟Lはその6分後、ペナルティーエリア手前で得たFKを杉田選手が直接決めてリードを広げます。仙台Lは最前線の廣澤真穂選手にボールをつなげることができず、なかなか攻撃の形をつくることができませんでしたが、42分にCKから1点を返します。中島依美選手が蹴ったボールに走り込んだ長船加奈選手が頭で合わせました。

後半もセットプレーからチャンスが生まれます。仙台Lは62分にFKを得ると、佐々木里緒選手がゴール前にボールを送り、佐藤楓選手の折り返しから長船選手がヘディングシュートを放ちますが、これはゴール上に外れました。追いつきたい仙台Lは76分、5回戦で決勝点を決めた茨木美都葉選手を投入して攻撃の活性化を図ります。一方の新潟Lは180cmの長身DF横山笑愛選手を投入して守備を固めます。試合終盤、仙台Lがアーリークロスから同点ゴールを目指しますが、GK平尾知佳選手を中心にはね返した新潟Lが2-1で勝利。新潟Lは準決勝で日テレ・東京ベレーザ(WEリーグ/東京)と対戦します。

ピックアップマッチ2

サンフレッチェ広島レジーナ 0-1(前半0-1、後半0-0) INAC神戸レオネッサ

12月29日(日)に行われる2024-25 WEリーグ クラシエカップ決勝と同じ顔合わせとなったサンフレッチェ広島レジーナ(WEリーグ/広島)とINAC神戸レオネッサ(WEリーグ/兵庫)の一戦は、開始早々にスコアが動きました。

I神戸は、キックオフ直後のプレーで愛川陽菜選手が倒されてFKを獲得すると、山本摩也選手が右足一閃。これが鮮やかにゴール左隅に決まって、大会連覇を目指すI神戸が3分に先制しました。地元の声援を背に同点ゴールを目指すS広島Rは、瀧澤千聖選手にボールを集めようとしますが、瀧澤選手はなかなか高い位置で受けられず、効果的な攻撃を繰り出せません。31分にはI神戸の成宮唯選手が相手ゴール前でボールを奪い、カルロタ・スアレス選手がシュート。39分には愛川選手がゴールに迫りますが、いずれもS広島RのGK木稲瑠那選手がブロックし、I神戸の追加点を阻止しました。

1点を追うS広島Rは55分に好機を迎え、藤生菜摘選手のクロスから古賀花野選手がヘディングシュートを放ちますが、ゴールライン上でI神戸の井手ひなた選手がクリア。会場から大きなため息が漏れました。攻勢をかけたいS広島Rはその後、市瀬千里選手、立花葉選手が負傷交代し、布陣を3バックに変更します。試合終了間際にはS広島Rが立て続けにCKを得ますが、I神戸は集中して得点を許しません。S広島Rは1点が遠く、I神戸が0-1で勝利。I神戸は、準々決勝で同じくWEリーグ勢対決を制した三菱重工浦和レッズレディース(WEリーグ/埼玉)と対戦します。

準決勝は2025年1月18日(土)、サンガスタジアム by KYOCERAで行われます。

監督・選手コメント

MF #5 川村優理 選手(アルビレックス新潟レディース)
仙台Lには今シーズン3度勝っていますが、トーナメントは何が起きるか分かりませんから、うまく先制でき、追加点を取れたのが大きかったです。その後の試合運びは苦しいところもありましたが、みんなで体を張って守り切れました。トーナメントは次に進むことが大事なので、勝てて本当に良かったです。私のゴールは泥くさいゴールでしたが、あの場所に詰めていたことで得点になりました。準決勝は一つのポイントですし、このチームの目標であるタイトル獲得に向けて、勝たなくてはならない試合です。みんなで良い準備をして挑みたいと思います。

DF #2 長船加奈 選手(マイナビ仙台レディース)
仙台Lにもゴールチャンスがあり、セットプレーでも決めるチャンスがあったので、守るところを守り切る、決めるところを決め切る部分をしっかりできていれば、もっと良い試合ができたと思います。ゴールシーンはずっと練習でやってきた形で、(中島)依美からいつも良いボールがきていたので、ゴール前に飛び込めば決められると思っていました。リーグ前期はなかなか結果が出ず苦しかったですが、後期に向かって良い部分は出てきています。負傷者も戻ってきてチームとしてやっていくことが明確になってきたので、そこを突き詰められれば、良い試合が増えていくと思います。

吉田恵 監督(サンフレッチェ広島レジーナ)
残念な結果になりました。試合の入りは全員で前からボールを奪いにいくいつものスタイルで、(失点になった)ファウルも相手に強くいった結果です。ただ、それは仕方がないと言いますか、覚悟や想定した中でFKを決められました。個の力があるI神戸なので、1失点は仕方がないと思っていました。また、早い時間での失点だったので、立て直す時間は十分にありました。選手は前半から攻める姿勢を示してくれましたし、後半に選手を交代して相手を押し込み続けたので、自分たちにはそういう攻撃の力がついたと自信を持ち、クラシエカップ決勝に臨みたいと思います。

MF #7 山本摩也 選手(INAC神戸レオネッサ)
FKはずっと練習しています。得点した位置からのキックも練習していたので、蹴った瞬間に入ったと思うくらい、良い感じに蹴ることができました。最初はファーサイドを狙い、味方が触らなくてもゴールの軌道に乗ればと思っていましたが、壁が低く相手GKがファーサイド寄りに立っていたので、助走を変えて(ボールを)浮かさないことを考えて蹴りました。(スペインから)帰国後、やっとFKを決めることができました。チームメートにはFK練習に付き合ってもらっていたので、いろいろな人の助けがあって生まれたゴールです。FKは自分の強みですし、ミドルシュートでの得点も増やしたいと思っています。

開催期間:2024年11月17日(日)~2025年1月25日(土)
【1回戦】11月17日(日)
【2回戦】11月23日(土)、24日(日)
【3回戦】11月30日(土)、12月1日(日)
【4回戦】12月8日(日)
【5回戦】12月14日(土)、15日(日)
【準々決勝】12月22日(日)

【準決勝】2025年1月18日(土)
【決勝】2025年1月25日(土)

大会情報はこちら

JFA OFFICIAL
TOP PARTNER
キリンホールディングス株式会社
JFA OFFICIAL
SUPPLIER
アディダス ジャパン株式会社
JFA COMPETITION PARTNER
  • 株式会社モルテン
  • ニチバン株式会社
アーカイブ

過去の大会はこちら

  • スポーツ振興基金
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー