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圧力をかけ続けた町田、延長に実る 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会準決勝

2025年11月17日

圧力をかけ続けた町田、延長に実る 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会準決勝

町田はロングボール主体の攻めで、じわじわと圧力をかけ続けました。シンプルだが、繰り返すことでボディーブローのように効き、延長に実りました。「こういう戦い方をしたら絶対に勝てるんだ、と(選手が)身をもって証明してくれた」。黒田剛監督は雄弁でした。

均衡が破れたのは延長前半13分。昌子源選手が後方から蹴り込み、後半途中出場のオ・セフン選手が空中戦で競り勝ってゴール前に送りました。五分五分のボールに走ったのは、この日が25歳の誕生日だった林幸多郎選手です。相手DFを押しのけるように力強く足を伸ばし「気持ちで押し込んだ」と興奮気味に話しました。

黒田監督は球際の争いで妥協を許さず、こぼれ球への執着を求めます。高い技術も備える選手たちが愚直に実行し、一瞬の隙を生み出してゴールに結びつけました。狙い通りの展開でした。

延長後半4分には、試合を通して脅威になっていた相馬勇紀選手が左サイドを突破し、中央へ折り返します。オ選手が丁寧に合わせて突き放し、大勢は決しました。交代で出る選手の質も高く「最後まで走り抜けたチームが勝てた」とは相馬選手です。

2点を失ったものの、長友佑都選手、森重真人選手ら日本代表経験者が並ぶFC東京の守備ラインはよく耐えていました。もう少し押し返す時間をつくれていれば、PK戦までほころびを見せずに済んだかもしれない。松橋力蔵監督も「守備では非常に満足できる部分があったが、試合を通して自分たちの流れをつくれなかった」とこぼしました。

監督・選手コメント

黒田剛 監督(FC町田ゼルビア)
前回の(Jリーグ第36節、FC東京戦での)敗戦で悔しい思いをしました。同じピッチで同じ相手に2回連続で負けること以上に屈辱的なことはありません。その思いが選手たちの心を動かして、今日のゲームに入ってくれたと思います。まだファイナル進出を決めたに過ぎません。しっかりと休養を取って、この国立競技場での決勝に勝ち、胸に一つ星をつけられるように最高の準備をして臨みたいと思います。

林幸多郎 選手(FC町田ゼルビア)
準決勝なので堅い試合になることは想定どおりでした。(決勝点の場面は)オ・セフン選手がうまく後ろにそらしてくれたので、迷わず飛び込みました。スタッフと選手を含めて、準決勝に勝ちたいという思いで今回の試合に臨みましたし、ミーティングを重ねて細かいところまで詰められたことが良かったです。シーズンが始まった当初からタイトル獲得を目標に掲げてきたので、決勝はチーム全員で頑張りたいと思います。

松橋力蔵 監督(FC東京)
結果は非常に残念なものになってしまいました。試合を通して自分たちの流れをなかなかつくれない場面が多かったです。守備の部分のプレーは満足できる部分もありましたが、こういうゲームでは一瞬のチャンスをしっかりつかめるかが重要です。残念ながら、われわれはそれをつかめず、町田に取られてしまいました。ただ、選手たちはしっかり戦い、素晴らしいプレーをしてくれたと思います。

室屋成 選手(FC東京)
細かい部分で失点してしまいました。(試合について)今はあまり考えられませんが、残念です。町田がどういうサッカーをしてくるか、全員が理解していましたし、それに対して自分たちが上回らないと勝てないことも分かった上で100%の力を発揮しました。チームとしてもっと改善しなければならない部分はありますが、少し運に見放された側面もありました。このチームを本当に誇りに思います。

【1回戦】5月24日(土)、25日(日)[予備日:5月28日(水)]
【2回戦】6月11日(水)[予備日:6月18日(水)]
【3回戦】7月16日(水)[予備日:7月23日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月6日(水)[予備日:8月13日(水)]
【準々決勝】8月27日(水)[予備日:9月10日(水)]
【準決勝】11月16日(日)

【決勝】11月22日(土)

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