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町田がクラブ史上初の準々決勝へ 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会ラウンド16

2025年08月07日

町田がクラブ史上初の準々決勝へ 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会ラウンド16

天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会は、8月6日(水)に各地でラウンド16を実施。東京都町田市の町田GIONスタジアムでは、FC町田ゼルビア(J1)と京都サンガF.C.(J1)が対戦しました。

ピックアップマッチ

FC町田ゼルビア 1-0(前半0-0、後半1-0) 京都サンガF.C.

立ち上がりは町田がハイプレスを仕掛け、ロングスローやCKからゴールに迫ろうとします。対する京都はカウンターに活路を見いだし、11分にはMFレオ・ゴメス選手が中盤から抜け出して自陣からのロングフィードを受け、ループシュートを狙いますが、惜しくも枠を捉えることができません。

その後は町田が攻勢に転じますが、24分のMF仙頭啓矢選手、29分のMF望月ヘンリー海輝選手のシュートはいずれも京都のGK太田岳志選手に阻まれます。36分には仙頭選手のクロスからFW藤尾翔太選手がダイビングヘッドを放ちましたが、枠を捉えられませんでした。

後半の立ち上がりも町田が主導権を握りますが、「下がりすぎず、相手に対するマークなどチームの決まりごとを徹底してやろうと話し合っていた」(太田選手)という京都の守備陣が体を張った対応を見せ、ピンチをしのいでいきます。

59分、町田のDF昌子源選手から、バイタルエリアの中央寄りにポジションを取っていた望月選手にロングパスが通ります。「最初はライン際にいたFWナ・サンホ選手を狙っていたけど、蹴る寸前に望月選手に変えたので、愛のないパスになってしまった」(昌子選手)という強いボールを望月選手は丁寧に収め、藤尾選手にラストパスを送ります。ボールは相手に当たってコースが変わりましたが、藤尾選手は体を反転させてこれに対応。左足の鋭いシュートをネットに突き刺し、町田に先制点をもたらしました。

その後、京都は途中出場のFW長沢駿選手が最前線に入り、FW原大智選手との長身2トップで反撃を試みますが、「ラスト15分でいきなり多くのチャンスをつくるのは難しい」と曺貴裁監督が振り返ったように、なかなか良い形をつくれません。

迎えた後半終了間際、京都にCKのチャンスが訪れます。「3回戦でもゴールを決めているので、今回も失点を取り返したかった」という太田選手がゴール前に上がる中、MF福岡慎平選手のヘディングシュートがGK谷晃生選手の頭上を越えて枠を捉えます。同点ゴールになるかと思われた瞬間、町田の望月選手がヘディングで弾き返して得点を許しませんでした。

熱戦を制した町田がクラブ史上初のベスト8進出を果たし、黒田剛監督は「クラブの歴史に新たな扉を開くことができたのは喜ばしい限り」とチームを労いました。

監督・選手コメント

黒田剛 監督(FC町田ゼルビア)
相手の高さやセカンドボールへの対応を重視しながら試合に入り、前半に危ないシーンが二度ほどありましたが、前半を無失点でしのげたのが最終的には大きかったと思います。粘り強く守備をすることで、必ずチャンスは来ると思っていましたし、目指すべき結果を選手たちと共有したことが勝利に結びつきました。これが町田の勝ち方ですし、初の準々決勝進出ということで、クラブの歴史に新たな扉を開くことができたのは喜ばしい限りです。

昌子源 選手(FC町田ゼルビア)
優勝を目標に掲げていますが、クラブの新しい歴史を一つ刻もうという話が試合前に黒田監督からあったので、それを90分間で達成できてよかったです。得点シーンの起点になったパスは、最初はナ・サンホ選手を狙ったのですが、蹴る寸前に足首と体の倒し具合を調整して望月選手に変えました。そのため低弾道の、愛のないパスになってしまいました。僕から望月選手へのパスはチームの大きな持ち味だと思うので、どんどん使いたい気持ちがありました。

曺貴裁 監督(京都サンガF.C.)
天皇杯ではこのラウンド16が一番、実力が問われる試合で、決勝まで進むためには今回の試合が一つのヤマ場だと思っていました。選手は用意していたプランどおりのことをしっかりやってくれたと思いますが、自分たちがつかんだチャンスを生かせなかった。自分たちの責任を果たすプレーをしないと、勝利の神様はこちらを向いてくれないとあらためて感じました。ワンプレーの重さを、もう一度、選手全員で思い出さないといけないなと思います。

太田岳志 選手(京都サンガF.C.)
相手はクロスからのシュートやロングボールを多用してくるチームで、自分たちが劣勢になる時間は絶対にあると思っていました。下がりすぎず、相手に対するマークなどチームの決まりごとを徹底してやろうと守備陣全体で話し合い、失点するまではうまくできていたと思いますが、後半は耐えきることができませんでした。あそこでしっかり守り切れるかどうかで今後、上位に行けるかどうかが変わってくると思いますし、1点の重みを痛感した試合でした。

【1回戦】5月24日(土)、25日(日)[予備日:5月28日(水)]
【2回戦】6月11日(水)[予備日:6月18日(水)]
【3回戦】7月16日(水)[予備日:7月23日(水)]

【ラウンド16(4回戦)】8月6日(水)[予備日:8月13日(水)]
【準々決勝】8月27日(水)[予備日:9月10日(水)]
【準決勝】11月16日(日)
【決勝】11月22日(土)

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