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東洋大がJ1柏から金星 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会2回戦

2025年06月12日

東洋大がJ1柏から金星 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会2回戦

天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会は、6月11日(水)に2回戦を実施し、千葉県柏市の三協フロンテア柏スタジアムでは柏レイソル(J1)と東洋大学(アマチュアシード)が対戦しました。

ピックアップマッチ

柏レイソル 0-2(前半0-0、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-2) 東洋大学

東洋大は1回戦で仙台大学(宮城県)に4-2で勝利し、この2回戦ではJ1リーグで上位争いを演じる柏と対戦しました。井上卓也監督が「質の部分や戦術面でわれわれが学ぶところはたくさんある」と評したように、立ち上がりは柏がボールを保持して攻め込む展開になります。開始3分には仲間隼斗選手が縦パスに抜け出して最初のチャンスをつかみますが、東洋大はGK磐井稜真選手のファインセーブで難を逃れます。

その後も柏がボールを保持して相手の隙をうかがいますが、東洋大は来年から柏でプレーすることが内定している山之内佑成選手が「ボールを奪いにいっても難しいのは分かっていたので、みんなで守ってカウンターなどで点を取りにいこうと狙っていた」と試合後に語ったように、自陣に引き、ゴール前に人数をかけて守る姿勢を見せます。

東洋大のOBで、この試合で柏のゴールマウスを守った松本健太選手は「(東洋大は)本来は自分たちでボールを握ってゲームをコントロールしようとするチーム。勝利にこだわってやり方を変えてきたのではないか」と分析。その言葉通り、柏はなかなか相手の守備ブロックを崩せず、両者スコアレスで前半を終えます。

柏は後半開始から渡井理己選手、垣田裕暉選手、中川敦瑛選手を投入し、54分に小泉佳穂選手を送り込んで攻勢を強めていきます。後半の立ち上がりは渡井選手や垣田選手が持ち味を発揮する場面もありましたが、その後はリカルド・ロドリゲス監督が「90分間で負けていてもおかしくなかった」と振り返ったように、逆に東洋大がペースをつかみます。

63分には湯之前匡央選手のシュートが松本選手の正面を突き、65分には湯之前選手のスルーパスから髙橋輝選手がゴールを脅かします。柏は70分に小屋松知哉選手を投入して前への圧力を強めようとしますが、東洋大は80分にも依田悠希選手のクロスから髙橋選手が決定機。ここも松本選手が渾身のセーブを見せ、試合は0-0のまま延長戦に突入します。

延長前半もこう着状態が続き、延長後半開始早々の107分に均衡が崩れます。東洋大の荒井涼選手が右サイドからクロスを入れると、相手のクリアボールが山之内選手のもとへ。「1本は絶対にチャンスが来ると思っていたので、思い切って足を振った」という鋭い一撃がゴールネットに突き刺さりました。

柏は反撃を試みますが、逆に120+1分、相澤亮太選手のシュートが依田選手に当たってそのままゴールに吸い込まれ、東洋大が勝利を決定づける2点目を奪います。試合はこのままタイムアップを迎え、東洋大が劇的な勝利を挙げました。

監督・選手コメント

井上卓也 監督(東洋大学)
非常に素晴らしい試合で、出来過ぎなくらいです。選手たちは持っているもの全てを出し切ってくれました。戦い方うんぬんの前に、この試合に臨む気持ちや熱量が表れたゲームだったと思います。90分間の中で2回、3回と決定機があり、そこを決められなかったところは課題ですが、湿度の高い気候の中で最後まで戦えた点は非常に誇らしく思います。柏はJ1で上位のチームですし、質の部分や戦術面で学ぶところはたくさんありました。

山之内佑成 選手(東洋大学)
ボールを奪いにいっても難しいのは分かっていたので、みんなで守ってカウンターなどで点を取りにいこうと狙っていました。個人的には、来年からプレーするチームが相手ですし、これまでけがで長期離脱し、苦しい思いをしてきたので、自分がどれだけできるのかという楽しみと、自分の価値を証明したいという気持ちで試合に臨みました。得点シーンは、1本は絶対にチャンスが来ると思っていたら実際に来たので、思い切って足を振りました。

リカルド・ロドリゲス 監督(柏レイソル)
われわれはアジアでの戦いにつながるこの大会を重要視していました。それゆえにとても悔しい敗退ですし、残念で、恥ずかしく思います。試合内容からすれば、90分間で敗退していてもおかしくないクオリティーでした。今日、選んだメンバーで十分に戦えると考えてピッチに送り出しましたが、期待通りのプレーができたわけではなく、東洋大のほうが決定的なチャンスをわれわれよりも多くつくっていました。相手の勝利を称えたいと思います。

松本健太 選手(柏レイソル)
東洋大は4年間で自分を成長させてくれたチームなので、自分にとってはすごく特別な相手でしたし、一生に一度あるかないか、というぐらいの試合だったと思います。東洋大がかなり引いて守ってきたので、自分たちはその相手をどう動かし、ボールを回しながら前進していくかがテーマでしたが、うまく解決できませんでした。(東洋大は)本来はボールを握ってゲームをコントロールしようとするチームなので、勝利にこだわってやり方を変えてきたのだと思います。

【1回戦】5月24日(土)、25日(日)[予備日:5月28日(水)]
【2回戦】6月11日(水)[予備日:6月18日(水)]
【3回戦】7月16日(水)[予備日:7月23日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月6日(水)[予備日:8月13日(水)]
【準々決勝】8月27日(水)[予備日:9月10日(水)]
【準決勝】11月16日(日)
【決勝】11月22日(土)

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