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第99回天皇杯 いよいよ準決勝! 国立の舞台に立つのはどのチームか
2019年12月17日
天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会は12月21日(土)、準決勝2試合が行われ、ヴィッセル神戸(J1)と清水エスパルス(J1)、鹿島アントラーズ(J1)とV・ファーレン長崎(J2)が、それぞれ対戦します。
今季のJ2では1年でのJ1復帰には届かなかった長崎ですが、天皇杯では新たな歴史を築いています。準々決勝では、リーグ戦でJ1昇格を争ったヴァンフォーレ甲府(J2)と、互いに初となるベスト4進出を競いました。開始14分までに2得点を奪う幸先の良いスタートを切ると、1点を返されるもののリードを守り切りました。前回はJ2終盤の真っただ中で選手の起用に難しさがあったかもしれませんが、すでにリーグ戦は終了。全力で優勝5回を誇る鹿島に立ち向かいます。
長崎をホームに迎える形になる鹿島は、Honda FC(静岡)にシュート本数で上回られながらも、きっちり1-0の勝利を手にして準決勝へと勝ち上がってきました。今月11日(水)には大岩剛監督の今季限りでの退任が発表されており、“有終の美”への思いはさらに強くなったことでしょう。長崎との昨年のJ1での対戦では、2試合ともに2-1で勝利しています。3年ぶりの決勝へと、しっかり駒を進めることができるでしょうか。
清水も、今季限りでの篠田善之監督の退任が発表されています。リーグ戦では最終戦に勝利して、自力でJ1残留を決定。その試合で決勝点をマークしたドウグラス選手は、リーグ終盤8試合で4得点し、J1得点ランキングで3位タイにつけました。調子を上げてきた選手と、今大会ここまでの全試合を1点差以内でものにしてきたチームとしての粘り強い戦いをうまく融合して、2010年度の第90回大会以来、9大会ぶりとなる決勝進出を狙いたいところです。
神戸では、今大会限りでスパイクを脱ぐ選手たちがいます。日本を最後の舞台に決めた元スペイン代表ダビド・ビジャ選手に続き、横浜F・マリノスでリーグ優勝の経験もある那須大亮選手が、天皇杯終了とともに18年間の選手生活に幕を下ろすことを発表しました。少しでもこのチームでの時間を伸ばしたいと、選手たちは考えているはず。そうした気持ちもプラスアルファの力に変えて、初の決勝進出を目指します。
今月15日(日)には、ついに完成した国立競技場がメディアにお披露目されました。準決勝が行われる同じ日には、オープニングイベントが開催されます。その新スタジアムのこけら落としとなる決勝の舞台へ進むのは、どの2チームになるのでしょうか。注目がさらに高まります。
【1回戦】5月25日(土)、26日(日)
【2回戦】7月3日(水)、10日(水)
【3回戦】8月14日(水)
【ラウンド16(4回戦)】9月18日(水)、25(水)
【準々決勝】10月23日(水)
【準決勝】12月21日(土)
【決勝】2020年1月1日(水・祝)
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