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第97回天皇杯 ラウンド16を目指し7/12(水)に3回戦開催

2017年07月11日

第97回天皇杯 ラウンド16を目指し7/12(水)に3回戦開催

「第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会」の3回戦が7月12日(水)に開催されます。ここまで勝ち残っているのは、J1が14チーム、J2が13チーム、J3が2チーム、アマチュアが3チームとなっています。

J1・J2勢が初登場した先月21日の2回戦では、天皇杯の醍醐味である“ジャイアントキリング(番狂わせ)”がいくつも起きました。

最大のサプライズとなったのは、北海道コンサドーレ札幌(J1)と対戦した初出場のいわきFC(福島)です。格上相手に76分にオウンゴールで先制し、90分に同点とされますが、90+4分に金大生選手のゴールで勝ち越しに成功。しかし、直後に再び追いつかれ、延長戦に突入します。延長戦では98分に平岡将豪選手の勝ち越しゴールが生まれ、その後も2ゴールを奪取し、5-2でいわきが勝利。福島県1部リーグ所属クラブがJ1クラブを破ったことは大きな話題を呼びました。勢いに乗るいわきは、3回戦で清水エスパルス(J1)と対戦します。

JFLに所属するヴァンラーレ八戸(青森)は、ヴァンフォーレ甲府(J1)を撃破しました。67分に左CKの流れから最後は成田諒介選手が頭で押し込み先制。この1点を守り抜き、3回戦に駒を進めました。次戦は名古屋グランパス(J2)とラウンド16進出を懸けた一戦に臨みます。

大学勢で唯一、3回戦に進出したのは筑波大学(茨城)です。2回戦のベガルタ仙台(J1)戦では、6分に三笘薫選手のゴールで先制に成功します。一時、逆転を許しますが、中野誠也選手と三笘選手の連続ゴールで試合を再びひっくり返し、J1チーム相手に見事逆転勝利を収めました。4回戦で筑波大は、アビスパ福岡(J2)と激突します。

都道府県代表のAC長野パルセイロ(長野)は、2回戦でFC東京(J1)と対戦し、PK戦の末に勝利を収めました。64分にFC東京の中島翔哉選手に先制のゴールを奪われましたが、87分に内野貴志選手のヘディングシュートで追いつき、PK戦では5人全員が決めて“大物食い”を達成。その長野は、ファジアーノ岡山(J2)との対戦を迎えます。

その他、アルビレックス新潟とセレッソ大阪のJ1対決や、普段対戦することのないJ1クラブとJ2クラブのカードなど注目カードが盛りだくさんです。

前回大会は、Honda FC(静岡)がアマチュアクラブで唯一ラウンド16に進出しましたが、今年度は、いったいいくつのクラブが次のステージに進むことができるか。ジャイアントキリングに燃える都道府県代表の戦いから目が離せません。

【1回戦】4月22日(土)、23日(日)
【2回戦】6月21日(水)
【3回戦】7月12日(水)
【ラウンド16(4回戦)】9月20日(水)
【準々決勝】10月25日(水) 
【準決勝】12月23日(土・祝) 
【決勝】2018年1月1日(月・祝)

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