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第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 12月24日に準々決勝を開催
2016年12月23日
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会は24日(土)に準々決勝を迎え、横浜F・マリノス対ガンバ大阪、鹿島アントラーズ対サンフレッチェ広島、大宮アルディージャ対湘南ベルマーレ、FC東京対川崎フロンターレの4試合が各地で開催されます。
茨城県立カシマサッカースタジアムではJリーグ王者の鹿島が広島を迎え撃ちます。鹿島は18日(日)に閉幕したFIFAクラブワールドカップ ジャパン2016で見事準優勝に輝きました。世界有数のビッグクラブであるレアル・マドリード(スペイン)との決勝では対等に渡り合い、国内外からの注目を集めています。多くの準々決勝進出チームが約3週間の中断期間を経て天皇杯準決勝に臨みますが、鹿島は11月23日(水・祝)のJリーグチャンピオンシップ準決勝からクラブワールドカップ決勝まで7試合とハードな日程で戦ってきました。コンディション面で不安を残しますが、世界第2位の自信と優勝へのモチベーションは計り知れないものがあります。何よりJリーグではホームスタジアムの試合会場での“凱旋試合”となる一戦で、ファン・サポーターの声援が選手たちを後押しするはずです。
一方の広島は、長らくチームをけん引してきた佐藤寿人選手が名古屋グランパスへの移籍、森崎浩司選手は今シーズン限りでの引退を発表しています。チームの象徴的な選手のためにも有終の美を飾ろうと意気込んでカシマスタジアムに乗り込むでしょう。
FC東京と川崎Fは今シーズン3度目の顔合わせとなります。ラウンド16まで唯一勝ち残った地域代表のHonda FC(静岡県代表)を逆転で退けたFC東京は、リーグ戦で川崎Fに2敗しています。年間順位も9位と奮いませんでしたが、リーグ戦4連勝で締め、良い流れで天皇杯に臨みます。
対する川崎FはJ1リーグで年間勝点2位に入りましたが、クラブ初タイトルを目指して臨んだJリーグチャンピオンシップ準決勝では同3位の鹿島に敗れてしまいました。しかし、明るいニュースもありました。Jリーグアウォーズで中村憲剛選手が最年長で最優秀選手賞(MVP)を受賞。加入から14年、タイトルを渇望する36歳がリベンジを胸に、チームを頂点に導きます。
大宮と湘南はJ1リーグで対象的な結果に終わりました。大宮は年間勝点5位とこれまでの過去最高順位(12位)を大幅に更新したのに対し、湘南は3シーズンぶりのJ2降格が決まりました。明暗を分けた両チームですが、堅守を誇る大宮とアグレッシブなサッカーを展開する湘南の戦いは見どころの多い一戦になりそうです。
大会初の3連覇を期すG大阪は、横浜FMと日産スタジアムで対戦します。過去5度の優勝経験のあるG大阪、第93回大会を制した横浜FMも前身の日産自動車時代を含めると7回の優勝を誇ります。天皇杯の勝ち方をよく知る両チーム同士による一戦は白熱必至です。
勝者は12月29日(木)の準決勝へ駒を進めます。決勝は1月1日(日・祝)に大阪府・市立吹田サッカースタジアムで開催され、優勝チームは日本一の栄誉と共に2017年のAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得します。
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2016年8月27日(土)〜2017年1月1日(日・祝)
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