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J2決戦を制するのは千葉か、山形か? ~第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会~
2014年11月25日
いよいよ大詰めを迎えた第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会は、11月26日(水)に準決勝が行われます。
今大会も88チームがノックアウト方式で熱戦を繰り広げ、J1とJ2から2チームずつが4強に進出。ヤンマースタジアム長居では、ジェフユナイテッド千葉とモンテディオ山形が対戦します。
千葉は初戦でJ3のAC長野パルセイロに3-2で競り勝つと、続く柏レイソル戦はもつれにもつれたPK戦(12-11)の末に勝利を奪い、関塚隆監督も「(試合内容に)しびれた。皆が一つになった結果、勝てた」とコメント。これで一体感を増したチームはラウンド16(4回戦)で延長戦の末にJ2のV・ファーレン長崎を2-1で下し、さらに準々決勝はJ1のセレッソ大阪を相手に田代真一選手の得点を守り切って1-0の勝利。ここまで2点差以上をつけた試合はなく、全て接戦を制して準決勝まで歩みを進めてきました。粘り強さに磨きをかけている上、リーグ戦では第37節以降の6試合でケンペス選手と森本貴幸選手が2人で6得点を挙げるなど、攻撃陣が結果を出しています。J2最終節のカマタマーレ讃岐戦では、森本選手が相手との接触プレーによって負傷退場を余儀なくされましたが、ケンペス選手のゴールできっちり勝点3を獲得。3位でリーグを終え、J1昇格プレーオフに進出しました。この勢いを天皇杯につなげ、前身の古河電工で準優勝した第64回(1984年)大会以来、30年ぶりの決勝の舞台に進出することができるでしょうか。
対する山形は、ここまでの4試合全てを1-0で制し、無失点(390分間)で勝ち上がってきました。石崎信弘監督は、クラブ史上初のベスト4について「J1勢との対戦が少なく、くじ運が良かった」と謙遜しますが、ラウンド16ではJ1で上位につけるサガン鳥栖を1-0で退けるなど、格上のチーム相手にも堂々とした戦いを披露。CB當間建文選手やGK山岸範宏選手を軸とした守備は堅く、特にゴール前で集中力を発揮してピンチを切り抜けてきました。今大会無失点の守備陣の奮闘に応えるべく、FW川西翔太選手は「クラブの歴史を塗り替えたからには、優勝を狙う」と話します。チームはJ2最終節こそ東京ヴェルディに敗れたものの、J1昇格プレーオフに進出するなど調子はまずまず。今回の一戦も堅守をベースに戦い、虎視眈眈(こしたんたん)と得点のチャンスをうかがいます。
準決勝組み合わせ
マッチ No. | 試合日 | キックオフ | 対戦カード | 会場 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
85 | 11/26(水) | 19:00 | ガンバ大阪 (J1) |
19:00 | 清水エスパルス (J1) |
味の素スタジアム |
86 | 11/26(水) | 19:00 | ジェフユナイテッド千葉 (J2) |
19:00 | モンテディオ山形 (J2) |
ヤンマースタジアム |
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2014/7/5(土)〜2014/12/13(土)
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