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tonan前橋サテライトが初戦突破!! 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2014年07月27日
ピックアップマッチ
クラブフィールズノルブリッツ北海道(北海道代表) 1-2(前半0-0、後半1-2) tonan前橋サテライト(群馬県代表)
第94回天皇杯全日本選手権サッカー大会は7月26日(土)、未消化となっていた1回戦のクラブフィールズノルブリッツ北海道(北海道代表)とtonan前橋サテライト(群馬県代表)の一戦を札幌厚別公園競技場で開催しました。ノルブリッツは知事杯全道サッカー大会決勝で札幌大学を延長戦の末に下して、対するtonan前橋サテライトは県協会長杯決勝で同クラブのトップチームを下す番狂わせを演じて本選に駒を進めています。
前半、両チームの選手たちは、開始1時間前から降り始めた雨の影響を感じさせず、確実にボールをつないでアグレッシブに敵陣へと迫る試合を展開しました。
スコアが動いたのは後半に入ってから。次第に強くなった雨を考慮して、前線の選手へのロングボールを増やしたtonan前橋がチャンスをつかみます。59分、東田学選手のクロスをノルブリッツのGKがキャッチし切れず、こぼれたところを関根秀輝選手が押し込んで先制に成功。一方のノルブリッツは、67分にセットプレーで生まれた混戦の中、山田庸介選手が決めて試合を振り出しに戻します。互いに途中出場の選手が得点を挙げ、ゲームは終盤に突入。拮抗した一戦に終止符を打ったのはtonan前橋でした。84分、工藤豪選手のクロスをDF星野佑介選手が右足で合わせて再びリードを奪います。tonan前橋は終了間際にノルブリッツの猛攻にさらされたものの、体を張ったディフェンスで1点差を死守し、2回戦に駒を進めました。8月6日(水)に開催する2回戦では、札幌厚別公園競技場でJ2のコンサドーレ札幌と対戦します。
監督・選手コメント
結城慎悟 選手(クラブフィールズノルブリッツ北海道)
試合の入り方があまり良くなかったと感じています。選手の判断が遅く、攻撃のリズムをつくることができなかった。守備は機能していたので90分のうちに勝負を決めたいと思い、スピードのある選手を投入したのですが、相手の守備が堅かったこともあって、崩し切ることはできませんでした。勝利して2回戦でコンサドーレ札幌と対戦することができず、非常に残念です。
山田庸介 選手(クラブフィールズノルブリッツ北海道)
チーム全員が今日の試合に懸けていたので、勝つことができず、とても悔しい。試合内容にも手応えを感じていただけに、結果が出せず残念です。自分たちのミスで喫した失点も悔やまれますが、それ以上に相手のゴール前での精度の低さが課題です。チャンスはそれなりにありましたし、シュートの数も少なくなかったので、今後は決定力を磨いていかなければなりません。
渡辺智洋 監督(tonan前橋サテライト)
試合前日の夜遅くに札幌市内に到着し、コンディションを調整するのが難しい中で、選手たちはよく頑張りました。前半はグラウンドがスリッピーなこともあって狙い通りの戦いができませんでしたが、途中出場の関根(秀輝)がゴールで期待に応えてくれました。サッカーは何が起きるか分からないので、コンサドーレ札幌との2回戦にも良い準備をして臨みたいと思います。
関根秀輝 選手(tonan前橋サテライト)
僕がピッチに出たら、チーム全体が僕を狙って長いボールを送るというコンセプトが浸透しています。そのコンセプトが、雨でボールが伸びやすい今日のピッチコンディションと合ったのだと思います。得点の場面は、相手GKがキャッチし切れなかったところを押し込んだもの。ゴール前では何が起きてもいいように、常に準備することを意識しています。僕は北海道出身なので、今日の会場である札幌厚別公園競技場には思い入れがあります。このピッチで得点して勝てたのは本当にうれしい。2回戦も楽しみです。
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