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浦和が3戦全勝で決勝に進出 AFC Women’s Club Championship 2023 - Invitational Tournament
2023年11月13日
アジアの女子クラブチームのNo.1を決する、AFC Women’s Club Championship 2023 - Invitational Tournamentのグループステージが11月6日(月)から12日(日)にかけて行われ、2022-23 WEリーグを制した三菱重工浦和レッズレディースが出場しました。
タイのチョンブリで行われたグループAの浦和は、初戦でスリー・ゴクラム・ケララFC(インド)と対戦し、高温多湿のコンディションながら、試合開始と同時に相手を圧倒します。キャプテン柴田華絵選手の得点を皮切りに、今季INAC神戸レオネッサから加入した伊藤美紀選手が2得点を決め、守備面では相手チームのイラン女子代表選手やガーナ女子代表選手に対し、高橋はな選手が空中戦で競り勝ってシャットアウト。そして途中出場の西尾葉音選手、清家貴子選手、昨季WEリーグで年間最優秀選手賞を受賞した安藤梢選手も得点を重ねて、浦和が8-0で好スタートを切りました。
中2日で行われた第2節のバンコクFC(タイ)戦も、浦和が一方的に攻める時間が長く、先発出場の安藤選手が2試合連続ゴールを決め、前半のみの出場だった伊藤選手も2試合連続で2得点を決めてチームに勢いをつけます。後半はU-19日本女子代表の角田楓佳選手が攻撃を組み立て、様々な選手の組み合わせやポジションチェンジをしながらも浦和が主導権を握り、島田芽依選手、清家選手が追加点を決めて1-6で2連勝としました。これにより、浦和は第3節を待たずにGS首位通過を確定させました。
再び中2日で迎えた第3節の花蓮女子FC(チャイニーズ・タイペイ)戦は、7名の先発選手を入れ替えて臨み、佐々木繭選手がキャプテンマークを巻きます。5分に清家選手の3試合連続弾で早速リードすると、先発出場した19歳の高塚映奈選手もゴール。前半終了間際には、島田選手が3試合連続得点を決めて4-0で折り返しました。後半には清家選手がハットトリックをマークすると、最後は遠藤優選手がワンツーで抜け出してゴール。
6-0とした浦和は3連勝でGSを終え、ウズベキスタンで開催されたGSグループB首位の仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)との決勝戦に進みました。
アジアチャンピオンに王手をかけた浦和は帰国後、11月18日(土)に行われる2023-24 WEリーグ第2節のちふれASエルフェン埼玉戦(浦和駒場スタジアム)を迎えます。
※浦和が出場するAFC Women’s Club Championship 2023 - Invitational Tournamentの決勝戦は、詳細が決定次第、発表いたします。
第3節 試合後の監督・選手コメント
楠瀬直木 監督(三菱重工浦和レッズレディース)
第3節は試合にあまり出ていなかった若い選手を中心に臨み、引いた相手を崩すのは難しい部分がありましたが、無事に失点0で終えられてよかったです。初めての大会でしたが、早いタイミングで準備に入れる調整をクラブがしてくれたので、他チームよりも余裕が生まれたのかなと思います。今大会を今後も盛り上げられるよう頑張っていきたいです。WEリーグにもこの勢いで体調を整えながら、まずスタートで1勝できるようにし、今大会でチームが一枚岩になって強くなれたと思うので、今後も頑張っていきたいと思います。
MF #4 佐々木繭 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
円陣で「決勝進出が決まってるとか帰国後のWEリーグとかは一旦忘れて、試合に集中しよう」と話して、いい入りができました。選手同士で「大会で海外クラブと対戦したい」と話をしていたので、こういう大会に出られて嬉しいです。日程的に厳しい部分はありましたが、うまくローテーションして経験を積み上げられたので、これをWEリーグに生かしたいです。今大会でWEリーグが認知されて日本に興味を持ってもらうという影響も出てくると思うので、この大会がもっと大きなものになっていけばいいなと思います。
MF #37 高塚映奈 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
第1戦は1分も出られず特に悔しかったので、それを力に変えてファーストプレーから強い気持ちで臨みました。ボールのつなぎや裏への抜け出しのタイミングが自分の持ち味なので、そういった部分を意識しました。(ゴールシーンは)自主練で右サイドの(遠藤)優さんのクロスに合わせる練習をしてきたので、力まずにボールをしっかり見て決めることができました。最終戦で自信もちょっとついたので、これを自分の成長につなげて、WEリーグも1分でも長く試合に絡んで果敢にプレーしていきたいです。
FW #11 清家貴子 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
決勝進出が決まっていて難しい部分はありましたが、やはり自分のため、チームのため、これからのWEリーグのためにいろんな形で得点したい想いを持って臨みました。今日の1、2点目はクロスに入っていく形で、自分が思い描いた形でよかったですし、特に2点目は(角田)楓佳から(佐々木)繭さんにボールが渡って自分が決めるきれいな形だったので、チームの収穫だと思います。今大会前に勝ち癖をつけようと話していたのでそれが達成でき、代表活動が多かった分、チームで時間を共有できたのもよかったです。
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