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フウガドールすみだファルコンズが連覇達成 JFA 第11回全日本U-18フットサル選手権大会

2024年08月05日

フウガドールすみだファルコンズが連覇達成 JFA 第11回全日本U-18フットサル選手権大会

JFA 第11回全日本U-18フットサル選手権大会は8月4日(日)に最終日を迎え、静岡県の浜松アリーナで3位決定戦と決勝を行いました。3位決定戦では佐賀東高校(九州1/佐賀)と帝京長岡高校(北信越/新潟)が、決勝ではフウガドールすみだファルコンズ(関東1/東京)とバルドラール浦安テルセーロ(関東3/千葉)が対戦しました。

3位決定戦は、激しい点の取り合いになりました。序盤に主導権を握ったのは帝京長岡で、7分の飯田和寛選手のゴールを皮切りに3点をリードします。しかし、9分に佐賀東の安武真央選手が1点を返すと流れは一変。第1ピリオド終了までに6ゴールを加点した佐賀東が7-3と逆転してハーフタイムに入ります。

22分にも小嶋大智選手が加点した佐賀東は、8-3とリードを広げ、勝利を決定づけたかに思われました。ところが、ここから帝京長岡が怒涛の反撃を見せて、31分に8-8の同点に追いつきます。残り10分、それまでのゴールラッシュから一転して、1点を争う緊迫したゲームとなりましたが、38分に飯田選手がこの試合3点目となるゴールを決め、帝京長岡が再逆転に成功。このゴールが決勝点となり、帝京長岡が3位に輝きました。

決勝は、堅守が持ち味の2チームの対戦ということもあり、どちらも隙を見せない戦いとなりました。浦安テルセーロは自陣のスペースを消して相手のピヴォを厳しくマークし、すみだファルコンズに攻撃の起点をつくらせません。一方、ボールを保持するすみだファルコンズは相手陣内までボールを運びますが、相手の堅守を崩すことができません。

均衡が破れたのは18分でした。ボールを保持した浦安テルセーロが、GK山岸京平選手を加えたボール回しで攻撃を組み立てようとした際、ハーフウェーライン付近での横パスをすみだファルコンズの石井想一郎選手がカットします。「最初はドリブルでボールを運ぼうと思ったけれど、相手の選手が戻っているのが見えた」という石井選手は、瞬時にループシュートでゴールを狙います。「1次ラウンドでも同じようなシュートを決めていたので、自信はあった」と振り返る石井選手のシュートがゴールに決まり、すみだファルコンズが待望の先制点を奪いました。

第2ピリオドに入っても、すみだファルコンズがボールを保持する展開は変わりません。ゴールが必要な浦安テルセーロも徐々に攻勢を強めていき、決定機をつくり出しますが、すみだファルコンズのGK伊藤鳳起選手の好セーブに阻まれ、得点を挙げることができずに時間が経過していきます。残り2分を切り、浦安テルセーロはパワープレーを仕掛けましたが、最後まで得点を決められずに試合は終了。すみだファルコンズが大会連覇を果たしました。

監督・選手コメント

小倉勇 監督(フウガドールすみだファルコンズ)
PK戦の末、準決勝を勝ち上がるなど、今大会は前回大会よりも苦労しました。選手たちの実力からすればもう少し良いゲームができたのではないかという気がするので、それを引き出してあげられなかった部分は申し訳ないです。昨年も決勝は1点しか取れなかったので、ゴールをより意識していました。得点を挙げることにもっとフォーカスしなければなりませんし、縦の速さが自分たちの魅力だと思っているので、そこはまだ課題なのかなと感じています。

FP #10 髙木瀬那 選手(フウガドールすみだファルコンズ)
とてもうれしいです。昨年の優勝メンバーが何人かいる中で、その選手たちを中心に練習のときからチームをもっと強くしようと取り組んだ結果、今回のような成果が得られたのだと思います。なかなか点は取れませんでしたが、チャンスをしっかり決め切り、持ち前の守備力も発揮できて良かったです。今の2年生はU-15年代で日本一になっている選手たちです。来年、大会3連覇を狙うことができるメンバーがそろっているので、期待しています。

茨木司朗 監督(バルドラール浦安テルセーロ)
選手たちが頑張ってきた時間に対して、報われる瞬間がほしかっただけに、今回の敗戦は悔しいです。こういう場所では一つのミスが勝敗を分けます。その事実を突きつけられ、選手たちがどう感じているかは分かりません。それでも、この世代は中学1年生のときには、誰もこんな舞台に立てると想像できないような世代でした。われわれはこの子たちの成長を最も間近で見てきたので褒めてあげたいです。

FP #21 中島啓太 選手(帝京長岡高校)
準決勝で敗れた後、「最低限、メダルを持って帰ろう」とみんなで話していました。最後にしっかり勝つことができて良かったです。今大会では先制した試合が少なかった中、3位決定戦では早い時間に点を奪うことができたのですが、3-0になったときにチーム全体が緩んでしまいました。(1得点を挙げ、決勝点をアシストしたことについて)個人としてもこの大会に懸けている思いがあったので、チームの勝利に貢献することができて良かったと思います。

大会期間:2024年8月1日(木)~8月4日(日)
会場:静岡県/浜松アリーナ
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