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激闘の末にベスト8進出チームが決まる! JFA 第6回全日本U-18フットサル選手権大会
2019年08月03日
JFA 第6回全日本U-18フットサル選手権大会は2日(金)、大会2日目を迎えて1次ラウンドが終わり、決勝ラウンドに進出する8チームが出そろいました。
初日で2連勝を収め、グループAの首位に立った今大会初出場のペスカドーラ町田U-18(関東2/東京)は、グループステージ最終戦で日南学園高校(九州1/宮崎)と対戦しました。3分にガブリエル・ヘイス選手に先制点を許したものの、中村心之佑選手のゴールで同点に追いつくと、甲斐稜人選手の2ゴールなどで逆転し、5-1で勝利。3連勝でグループ首位通過を決めました。また、大声援を受け2連勝を果たした同じく今大会初出場の東海大学付属静岡翔洋高校フットサル部(開催地/静岡)が2位に入り、決勝ラウンド進出を決めています。
初日でグループBの首位通過を決めた湘南ベルマーレロンドリーナU-18(関東3/神奈川)は、第3節で北星学園大学附属高校(北海道1)と対戦しました。先を見据え、これまで出場機会の少なかった選手たちを起用したこともあり、佐々木雄大選手にハットトリックを決められるなど、1-6で敗れてしまいます。同時に行われたBピッチでは、京都府立久御山高校(関西1/京都)と長崎総合科学大学附属高校(九州2/長崎)の名門サッカー部対決となりました。長崎総合科学大学附属高校は、引き分けでも決勝ラウンド進出を決めることができましたが、久御山高校に2-3で敗れて敗退。この結果、北星学園大学附属高校が2位に入り、ベスト8に勝ち進んでいます。
前々回大会3位、前回大会2位となり、今大会初優勝を目指すグループCのフウガドールすみだファルコンズ(関東1/東京)は、第2節でサントスFC/サンチスタ(東海/愛知)と対戦。2-0とリードしましたが、前半に1点を返されると、後半にも3失点を許して2-4で逆転負けを喫します。もう一つの試合では、初戦ですみだファルコンズに敗れた札幌大谷高校(北海道2)が遊学館高校(北信越1/石川)に6-3で勝利。この結果、第3節まで全チームに決勝ラウンド進出の可能性が残りました。
そして第3節では、初の全国大会出場となった遊学館高校がすみだファルコンズから2点を先行します。その後、5人で攻めるパワープレーを仕掛けられても、高い位置でボールを奪って、次々と追加点を決めていき、一時は5-0と大差をつけます。試合終盤の残り3分ですみだファルコンズも意地を見せて3点を返しましたが、遊学館高校が逃げ切りました。札幌大谷高校とサントスFC/サンチスタの試合はシーソーゲームとなりましたが、最終的に5-5で終了。この結果、サントスFC/サンチスタは首位に浮上。札幌大谷高は遊学館と勝点で並びましたが、直接対決で勝利していたため2位となり、2大会連続の8強進出を決めました。
2節が未消化だったグループDでは、第2節でシュライカー大阪U-18(関西2/大阪)と聖和学園高校フットサル部(東北/宮城)が、それぞれ連勝してベスト8進出を決めました。第3節では成長著しい聖和学園高校フットサル部が先制する展開となりましたが、シュライカー大阪U-18がFリーグ下部組織の意地を見せて3-1で勝利し、グループ首位通過を果たしました。6大会目にして初めて決勝ラウンド進出を逃した岡山県作陽高校(中国/岡山)は、第3節で全国大会初勝利を目指した不二越工業高校(北信越2/富山)に5-4で競り勝っています。
大会3日目の3日(土)には、準々決勝と準決勝が行われて決勝に進出する2チームが決まります。果たしてどこが日本一に王手をかけるのか。決勝ラウンドからはJFA-TVによるライブ配信もあります。ぜひ熱い戦いを見てください。
監督・選手コメント
北隅智宙 監督(フウガドールすみだファルコンズ)
今年のチームの3年生は、1年生の時からこの大会に出場していました。技術的にも、経験的にも素晴らしいものがあったのですが、これまで上級生に引っ張ってきてもらっていたので、ハートの部分に弱さを感じていました。自分がこういう経験をさせてもらえるのは選手がいるからですし、結果を出してきたのも選手たちです。関東大会2連覇した事実も変わりません。今のこの瞬間を見ると難しいですが、今までを振り返ると「みんなのおかげでここまで来られたよ」という思いが強いので、労いの言葉をかけたいと思います。
三好達也 監督(岡山県作陽高)
今大会を通して、フットサルの準備をちゃんとしていないと、まったく勝点を取ることができない大会になったなと感じます。また私たちのグループは、GKのレベルが高く、失点が少ないグループになりました。相手がハーフより撤退した状態で、どう点を取るかとなった中でのクオリティーがうちには足りませんでした。今年も出場することができ、6大会連続出場を果たせましたが、中国地域もレベルが上がっています。7年連続出場を果たせるように、その記録を守りたいです。
安森潤弥 選手(東海大付静岡翔洋高)
第2節では1勝した気の緩みもあり大敗してしまいましたが、第3節で勝つことができて良かったです。ただ、もう少し楽な試合にできたかなと思います。相手がサッカーのチームだったので、フットサルの動きをすれば点を取れると思っていました。狙った攻撃で点を取れたことが良かったです。決勝ラウンドに向けては気持ちを切り替え、相手も強いと思いますが全力でやっていきたいと思います。
福島広陽 選手(京都府立久御山高)
フットサルは小学校の時に少しやった程度で、本格的にやったのはこの大会が初めてでした。フットサルのチームはとても組織的でうまかったです。フットサルはサッカーと違い、小さいコートでやるので切り替えが早く、攻撃もサッカーと違い難しかったです。それでも楽しかったですし、フットサルの経験をサッカーにもつなげられると感じたので、全国高校サッカー選手権に生かしていきたいです。
大会期間:2019年8月1日(木)~4日(日)
大会会場:静岡県/浜松アリーナ
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