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第13回全日本大学フットサル大会 順天堂大学ガジルが2度目の連覇
2017年08月28日
大会3日目の8月27日(日)は準決勝と決勝が行われました。
準決勝は2試合ともに拮抗した展開になりました。
連覇を目指す順天堂大学フットサル部ガジル/ジェイエフシー(関東地域第1代表/千葉県)は2大会ぶりの優勝を狙う同志社大学フットサルクラブトレボル(関西地域代表/京都府)と対戦。試合は開始直後に動きました。同志社大が2分に先制すると、直後に追加点を挙げ、早々にリードを2点差とします。これ以上リードを奪われると苦しい展開となる順天堂大は5分にゴールを挙げ1点差とし、その後は互いに譲らず、2-1と同志社大がリードして前半が終了しました。
後半に入り、26分に同志社大がゴールを決め再び点差を2点としますが、直後の27分に順天堂大がゴールし、再び1点差とします。一進一退の攻防が続く中、徐々に順天堂大がペースを掴み34分に同点に追いつくと、勢いに乗る順天堂大は35分にもゴールし、逆転に成功。順天堂大がそのままリードを守りきり、逆転勝利で2大会連続の決勝進出を決めました。
昨年準優勝の地元・大阪成蹊大学フットサル部(開催地代表/大阪府)と3大会ぶり2度目の優勝を目指す東北大学フットサル部ディーグッチ(東北地域代表/宮城県)の対戦となった準決勝のもう一試合は、開始3分に東北大が先制しますが、12分に大阪成蹊大がPKを獲得し、そのPKを確実に決めて同点とします。その後、東北大が19分にペナルティエリアのすぐ外で得たFKからゴールを決め、東北大が2-1とリードして前半が終了しました。
後半に入り、23分に大阪成蹊大が同点に追いつくと、その後は互いに譲らず、後半が終了し、PK方式で勝負を決することとなりました。
両チーム2人ずつ決めて迎えた3人目、先攻の東北大・関耕作選手の放ったシュートはバーに当たり、ゴールならず。後攻の大阪成蹊大は吉野公規選手が成功し、大阪成蹊大が勝利し2大会連続の決勝進出を決めました。
前回大会と同じく、順天堂大と大阪成蹊大との対戦となった決勝戦は、連覇を目指す順天堂が6分に杉尾武紀選手のゴールで先制しますが、昨年の雪辱を果たし、初優勝を狙う大阪成蹊大は12分に力万雅哉選手のゴールで同点として、前半が終了しました。
後半に入ると、24分、順天堂大の大塚健一選手がゴールを決め、順天堂大が再びリードを奪います。拮抗した展開が続く中、29分、大阪成蹊大は、ハーフウェイライン付近で縦パスを受けた林幸史選手がファーストタッチで相手DFを交わし抜け出してドリブルからシュートを決めて、同点に追いつきます。その後、お互い相手ゴールに迫りますが、両チームともに体を張った守備でゴールを許さず時間が経過。試合終了まで残り一分を切り、延長戦かと思われた40分、順天堂大が相手陣内でFKを奪うと、そのセットプレーのこぼれ球を拾った定國翼選手がミドルシュートを決め、土壇場でリードを奪います。その後、大阪成蹊大はパワープレーに出て、同点ゴールを狙いますが、順天堂大のゴールを割ることはできず、タイムアップ。順天堂大が試合間際の劇的なゴールで2連覇を果たしました。
大会結果
優勝
順天堂大学フットサル部ガジル/ジェイエフシー(関東地域第1代表/千葉県)
準優勝
大阪成蹊大学フットサル部(開催地代表/大阪府)
第3位
同志社大学フットサルクラブトレボル(関西地域代表/京都府)
東北大学フットサル部ディーグッチ(東北地域代表/宮城県)
フェアプレー賞
順天堂大学フットサル部ガジル/ジェイエフシー
監督・選手コメント
伏見友梨香 監督(順天堂大学フットサル部ガジル)
準決勝は常にリードされる展開で簡単な試合ではなく、試合中、もちろん不安もありましたが、選手たちがやってくれると信じていました。多くの方が大阪まで駆けつけてくれて応援をしてくれていたのがとても心強く、力になりました。チームを支えてくれている周りの人たちのためにも勝ちたいと思いました。チーム全員が「絶対勝つ」という強い信念で試合に臨んでいて、その結果として勝つことができたと感じています。
決勝は去年と同じく大阪成蹊大との対戦となりました。大阪成蹊大は「今年こそは」と強い意気込みで来ると予想していました。われわれも、現地に応援に来てくれている方や遠くから応援してくれている方のためにも勝つしか無いという強い気持ちを持って試合に臨みました。同点で終盤を迎え、延長戦になることも考えました。まずは全員で失点をしないことを考え、その中で、チャンスが合ったら点を取りに行くことを意識してプレーし、結果として勝つことができました。正直、2連覇へのプレッシャーがあったので優勝できて、ほっとしています。2014年の大会で3連覇を目指して叶わなかったので、来年はその時なし得なかった3連覇を目指したいと思います。
大野皓平 選手(順天堂大学フットサル部ガジル キャプテン)
準決勝は前半、常にビハインドを背負う展開でしたが、後半必ず取り返せると思っていました。スタンドからの応援がものすごくて、試合中力になりました。決勝は終盤、延長戦になることも考えてプレーしていました。絶対に失点しないことを意識しつつも、セットプレー等のチャンスの時には、やり切ってゴールを狙っていました。結果として、セットプレーから決勝点を挙げることができました。今年はチームの仲間が亡くなる等、色々あった特別な年でした。亡くなった仲間やチームを支えてくれている人たちの分もがんばりたいと思っていました。連覇がかかり正直プレッシャーもありましたが、優勝できて、とてもうれしい気持ちと同時に、ほっとしています。
柴沼真 監督(大阪成蹊大学フットサル部)
まずは優勝された順天堂大学ガジルの皆さまに心よりお祝い申し上げます。また、本学フットサル部を応援くださっているすべての皆様に心より御礼申し上げます。本大会では、1次ラウンドから苦しい試合の連続でしたが、1試合ごとに選手たちが成長してくれたのが、指導者としてはうれしい限りです。残念ながら、2年連続で銀色のメダルを手にすることになりましたが、来年こそは優勝できるよう、また一つ一つ積み上げていきたいと思います。最後になりましたが、本大会に関わってくださったすべての皆様に御礼申し上げます。
玉城直也 選手(大阪成蹊大学フットサル部 キャプテン)
全国大会の三日間会場に足を運んで応援に来ていただいた方やチームメイトの応援は5試合をやりきる力となり、感謝しかありません。結果は昨年と同じ準優勝でしたが後悔はありません。来年の全国大会は、今年以上にチームとしても個人としてもレベルアップして優勝してくれると思います。最後に、今大会の運営に関わってくださった皆様に御礼申し上げます。
第13回全日本大学フットサル大会
大会日程:2017年8月25日(金)~8月27日(日)
会場:大阪府/岸和田市総合体育館
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