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ベスト4が準決勝戦で激突!決勝の対戦カードは法政大学と駒澤大学の関東対決に~平成30度 第67回全日本大学サッカー選手権大会~

2018年12月20日

ベスト4が準決勝戦で激突!決勝の対戦カードは法政大学と駒澤大学の関東対決に~平成30度 第67回全日本大学サッカー選手権大会~

ベスト4が出揃った「平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会」は12月19日(水)に準決勝が行われ、決勝戦進出を懸けた熱戦が繰り広げられました。

順天堂大学(関東地区第6代表) 1-2 法政大学(関東地区第3代表)

互いをよく知る関東勢同士の対戦は、立ち上がりから拮抗した展開となりました。決め手のないままスコアレスで試合を折り返すと、法政大学は63分、U-21代表のFW上田綺世選手をピッチに送り込みます。すると出場からわずか4分後の67分、上田選手はペナルティーエリアに侵入したところを倒されてペナルティーキックを獲得。これを上田選手自身で決め、法政大学が先制します。しかし77分、今度は順天堂大学が反撃。旗手怜央選手からのパスを受けた石上輝選手のクロスに、上野瑶介選手が頭で合わせて同点に追いつきます。その後は両チーム追加点を挙げられず、試合は延長戦に突入します。一進一退の展開となった延長戦ですが、99分に法政大学がその均衡を崩します。相手のボールを奪った紺野和也選手が鋭いドリブルでゴール前まで侵入すると、狙いすました左足のシュートを決めて追加点。このゴールが決勝点となり、法政大学が2年連続の決勝戦に進出。昨年、決勝戦で敗れたリベンジを狙います。

駒澤大学(関東地区第4代表) 2-1 大阪体育大学(関西地区第1代表)

試合が動いたのは開始早々の3分でした。コーナーキックからの流れでボールを受けた中原輝選手が右サイドからゴール前にクロスを入れると、安藤翼選手が頭で合わせてゴールネットを揺らします。しかし「先制点が早すぎて、浮き足だってしまった」と、駒澤大学の主将・大塲淳矢選手が振り返るように、試合は次第に大阪体育大学の流れに。大阪体育大学は29分にフリーキックを獲得すると、堀内颯人選手、アフラギ・マハディ選手とつなぎ、最後は林尚輝選手が左足のボレーを決めて同点に追いつきます。後半に入っても大阪体育大学が再三チャンスを作りますが、駒澤大学の守りを崩すことができません。すると58分、駒澤大学の安藤選手が中原選手の縦パスに反応し、右サイドを突破。ゴール前に入り込むと、相手のファウルを誘いペナルティキックを獲得します。これを大塲選手がきっちりと決めて駒澤大学が追加点を挙げます。追う立場となった大阪体育大学は、センターバックの菊池流帆選手を前線に上げるなどして猛攻を仕掛けますが、最後まで駒大のゴールをこじあけられずに試合終了。駒澤大学が2-1で関西王者の大阪体育大学を下し、12年ぶりとなる決勝進出を決めました。

この結果、決勝戦は42年ぶり3回目の優勝を目指す法政大学と、12年ぶり7回目の優勝を狙う駒澤大学の対戦となりました。2年連続の決勝戦進出となる法政大学にとっては、昨年敗れた雪辱を果たす絶好の機会です。一方、近年全国タイトルから遠ざかっている駒澤大学は、ここで勝利し復活の狼煙を挙げたいところ。大学日本一を懸けた今季最後の戦いは、12月22日(土)に浦和駒場スタジアムで行われます。

監督・選手コメント

長山一也 監督(法政大学)
順天堂大学は力のあるチームです。リーグ戦でも僅差の試合をしていたので、今日もギリギリの戦いになると思っていました。故障などのアクシデントもあり、延長戦まで戦うことになりましたが、途中出場の選手も含めた全員がしっかりと役割をはたしてくれました。最後にきっちりと勝ち切ることができてよかったと思います。今年の目標のひとつとして掲げてきた昨年のリベンジを果たすステージに上がることができたので、これに満足することなく、日本一のタイトルを獲って4年生を送り出したいと思います。

秋田浩一 監督(駒澤大学)
駒澤大学は超一流の選手も、一流の選手もいないチーム。学生らしくひたむきにゴールに向かうしかないと思っています。今日の試合も粘って走って勝利できたという感じ。大阪体育大学には夏の総理大臣杯で対戦して敗れているので、リベンジしたいという気持ちは大きかったと思います。決勝の対戦相手となる法政大学は、テクニックのある選手が多く、ウチとしてはチャレンジャーとして臨むことになるでしょう。ボールを持たれる時間も長くなると思いますが、力を合わせて走り抜きたいと思います。

黒崎隼人 選手(法政大学)
我慢する時間が多い中で、声をかけながら全員で守備をしていたのですが、失点をしてしまったことは課題だと思います。しかしそこから建て直し、延長戦でも粘り強く戦って勝てたのはよかったです。去年悔しい思いをした決勝戦の舞台に再び戻ってこられたということは、今年は絶対に優勝しなければならないということだと思います。最後に勝って今年を締めくくりたいです。

大塲淳矢 選手(駒澤大学)
夏に対戦して敗れた大阪体育大学とは、この大会が始まる前から対戦したいと思っていました。準々決勝で筑波大学に勝って、次の相手が大阪体育大学だと知ったときはチーム全体が盛り上がりました。リベンジできてよかった。ペナルティキックは、主将の自分がケリをつけるべきだと思ってキッカーとして進み出ました。2回戦の桃山学院大学戦で蹴ったのと同じ方向でしたが、いつも蹴っている方向に自信をもって蹴りました。決勝戦は12年ぶりということですが、自分たちにとっては初出場も同じ。新鮮な気持ちで臨みたいと思います。

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大会日程、試合結果などは全日本大学サッカー連盟公式サイトをご確認ください。

平成30年度 第67回全日本大学サッカー選手権大会

大会期間:2018/12/12(水)~2018/12/22(土)
会場:浦和駒場スタジアム、味の素フィールド西が丘、NACK5スタジアム大宮、柏の葉公園総合競技場、浦安市運動公園陸上競技場、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場、Shonan BMWスタジアム平塚
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