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第22回全日本ユース(U-15)フットサル大会 決勝ラウンド進出4チームが出そろう
2017年01月09日
第22回全日本ユース(U-15)フットサル大会は、1月8日(日)に1次ラウンド最終節の8試合を行い、決勝ラウンドに進出する4チームが出そろいました。グループAからはACカラクテル(関東1)、グループBからは長岡JYFC U-15(北信越1)、グループCからは北海道コンサドーレ旭川U-15(北海道1)、グループDはASC北海道U-15(北海道3)が、それぞれ勝ち上がっています。
大会初日にACカラクテルが勝ち抜けを決めていたグループAでは、今後を見据えた選手起用が見られました。もともと複数のセットを使っていたACカラクテルは、出場時間の短かった選手にもプレーする機会を与え、ヴェルデラッソ松阪(開催地)は多くの2年生もピッチに立ちました。試合は開始4分間で3得点を挙げたACカラクテルが6-0と完封勝利を収めて、決勝ラウンドに弾みのつく試合にしました。また、新潟トレジャーFCジュニアユース(北信越3)とアスペガスFC(関西2)の一戦は、後半もペースを落とさずに得点を取り続けた新潟が、9-4で大会初勝利を挙げています。
グループBでは、初日に連勝していた長岡JYFC U-15と、勝利すれば逆転で決勝ラウンドに進出するアヴァンサールFC(中国)が対戦しました。アヴァンサールFCは前半3分に松井愛篤選手のゴールで1点をリードし、その後も数多くのチャンスをつくります。6分、長岡JYFC U-15の浅見達也監督はタイムアウトを取って、選手たちを落ち着かせました。これが奏功した長岡JYFC U-15は、ここから立て続けに3点を挙げて一気に試合をひっくり返し、最終的には4-2で勝利。大会3連覇に向けて3大会連続の決勝ラウンド進出を決めました。
グループCでは、北海道コンサドーレ旭川U-15がゴールラッシュを見せます。深道也麻人選手の2試合連続となるハットトリックを含む大量11ゴールを挙げ、守備でもヴェルスリアンFC(九州)を完封して3連勝。ACカラクテルを上回る1次ラウンド最多の21得点を挙げて、4大会連続の決勝ラウンド進出に華を添えています。
勝ったチームが決勝ラウンド進出となるグループDのASC北海道U-15と芦屋サッカークラブユナイテッド(関西1)の一戦は、1点を争う好ゲームとなります。前半3分にASC北海道が小笠原大将選手のゴールで先制しますが、直後のキックオフからのプレーで芦屋も同点に追いつきます。その2分後には余田拓選手のゴールで芦屋が逆転しました。しかし、ASC北海道も失点から1分経たないうちに同点ゴールを決めて追いつくと、7分には松浦駆選手のゴールで再逆転、さらに嶋津悠斗選手も追加点を決めて、前半を4-2で折り返しました。後半、芦屋の反撃を1点に抑えたASC北海道が、3連勝で決勝ラウンド進出を決めています。
大会3日目の1月9日(月・祝)には、準決勝の2試合と決勝戦を行います。今大会では、決勝ラウンドに勝ち進んだ全4チームがグループ3連勝と勢いに乗っています。長岡JYFCが大会3連覇を飾るのか、新潟県勢の5連覇を阻むチームが現れるのか。いよいよ今年度の中学生年代の王者が決まります。
監督・選手コメント
福井健太郎 監督(ヴェルデラッソ松阪U-15)
開催地代表として今大会に出場しましたが、準備不足と実力不足は否めませんでした。クラブとしても初めての全国大会で、私も初めての全国大会だったので、未熟でしたし、相手との差が出てしまいました。チームを立ち上げて3年目で、今回のメンバーが1期生でした。県では勝たせてもらえましたが、0-6で敗れた最終節を含めて全国は甘くなかったですね。また来年もこの大会に帰ってこられるように頑張ろうと思います。
浅見達也 監督(長岡JYFC U-15)
今日の試合は、「守備から入ろう」と言っていたのですが、迷いがあったのか、チグハグしていました。自分たちの背後を簡単に使われていたので、そこはケアしないといけなかったのでタイムアウトをとり、「守備をしっかりしよう」と伝えました。大会の1試合目もそうでしたが、全国大会では相手に受けて立ってはいけません。どのチームと対戦しても簡単な試合はありませんでしたし、新しいことはできません。普段やってきたことをどれだけ表現するかです。決勝ラウンドも1試合1試合を大切に、戦いたいと思います。
加賀谷伊吹 選手(アスレチッククラブ弘前)
最初の2試合は、自分たちの実力を出せずに不甲斐ない結果になってしまいました。最後の試合も勝つことはできなかったのですが、自分たちの力を出せて良かったと思います。大会初日の2試合では「やってやろう」という気持ちが足りなかったのですが、今日は「中学校生活最後の試合だから」と、思い切ってプレーすることができました。高校に進んでもサッカーを続けるので、フットサルや今大会から学んだことを生かしていきたいです。
熊谷健 選手(芦屋サッカークラブユナイテッド)
僕たちは他チームと比べて技術が乏しく、フィジカル面に力を入れてきました。小学校から培った根性と気合だけで頑張ってきた中、今大会で雑草魂を発揮できたことが良かったと思います。今日の試合に勝てば決勝ラウンドに進めましたが、自分たちには少ないチャンスをものにする力が足りませんでした。初めての全国大会だったのですが、自分のフィジカルが通用しなかったので、さすがにレベルが高いと思いました。
竹内達哉 選手(フウガドールすみだウイングス)
全国大会初の1勝を挙げることができ、うれしかったです。大会初日は、緊張してプレーの精彩を欠いていましたが、その反省を生かし、「2日目は必ず勝って帰ろう」と言っていました。それが実現できて良かったです。簡単な試合にはなりませんでしたが、ベンチの全員で声を出してチーム一丸で戦う「フウガらしさ」を出せました。高校ではしっかりとチームに貢献できる選手になれるように努力して、最終的にはフウガのトップチームでプレーできるように、これからもフットサルを頑張っていきたいと思います。
JFA-TV
1次ラウンドハイライト(1/7)
第22回 全日本ユース(U-15)フットサル大会
2017年1月7日(土)~1月9日(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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