シュピーニ大阪とLegameが前回大会に続き、決勝で顔合わせ JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会

前の記事へ │

一覧へ

シュピーニ大阪とLegameが前回大会に続き、決勝で顔合わせ　JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会

2025年03月17日

シュピーニ大阪とLegameが前回大会に続き、決勝で顔合わせ　JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会

JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会は3月16日(日)に2日目を実施し、順位別決勝に進むチームが決まりました。

初日を終えて4チームが勝ち点3で並んでいたグループBを抜け出したのは、DIVERTI（北海道）でした。最終戦で3-0と快勝すると、もう一つのカードが引き分けに終わったため首位が確定。各グループの1位が集う順位別ノックアウトへと進みました。

最終節で首位通過を懸けて直接対決となったのはグループAでした。前々回の決勝で顔を合わせたシュピーニ大阪（関西／大阪）と大和シルフィード98（関東／神奈川）が対戦。奇しくも2年前の決勝と同じ1-0のスコアで決着し、シュピーニが1位パートの4強へと進出しました。

グループCも最終節の直接対決で首位通過チームが決まりました。権利を手にしたのは、前回大会準優勝のLegame（東海／三重）。前回大会3位のFC楓昴Lifelong（関東／埼玉）を下したFC EFFRONTE（中国／岡山）に競り勝ち、3連勝を飾りました。

得失点差+27という数字を残して首位通過したのが、グループDのSOCIOS. FC VENGA（関東／東京）でした。第2節ではENSOWA KUMAMOTO（九州／熊本）と無得点で引き分けていましたが、最終節で12得点と攻撃陣が爆発。3戦で15得点を挙げたKUMAMOTOと勝ち点7で並びましたが、得失点差での大差が効きました。

1位パートの順位別ノックアウト準決勝では、SOCIOS.が残り3分で試合を振り出しに戻し粘りを見せます。しかし劇的な展開はそこで終わらず、Legameが2分後に再び勝ち越し、2大会連続の決勝進出をつかみました。もうひとつの準決勝では、シュピーニがDIVERTIに2-0で勝利し、3連覇に王手。決勝は前回大会と同じ顔合わせになりました。

大会最終日には、この年代の日本一のチームが決定します。

選手コメント

竹村麗選手（大和シルフィード98）
引き分け以上で首位通過する状況でしたが、そう考えると足元をすくわれやすいので、勝つしかないと思って最終節に臨みました。毎年恒例の総力戦で挑んだのですが、悔しい結果になりました。一昨年は初出場で準優勝でしたが、昨年はベスト4と順位が下がっていたので、結果を残そうと気合いを入れていました。1位トーナメント進出は逃しましたが、年に一度、2泊3日でこのメンバーで戦う機会をいただき、すごく楽しんでいます。

千田満里奈選手（HFCレディース）
昔からの友人などたくさんの人に会えること、全国のいろいろなチームと試合ができることを楽しみにしながら、ここに来ました。チーム力には差がありますが、どのチームも楽しみながらサッカーをしているのを見て、この全国大会に来て良かったなと思いました。首位通過は逃しましたが、最後の試合まで楽しむことを一番の目標に、HFCらしさを出して、さらに結果もついてくればいいと思います。

坂下亜実選手（SOCIOS. FC VENGA）
開幕から2日間、雨の中での試合だったので、内容的にあまり良いサッカーにはなりませんでした。この1位パートの準決勝でも相手は雨でボールが止まる状況に応じたプレーをしていたので、サッカーIQが高いと感じました。自分たちの若い選手たちも、もっと成長してくれたらいいなという思いがあります。私自身は40代に入っていて、O-30では別のチームで準優勝も優勝も経験しました。今はベンチワークも担うなど、やることは多いのですが、またこの悔しさを味わったので、やはりサッカーはやめられませんね。

木村友美選手（リトルスターズ）
私は助っ人のようなものです。35歳くらいまで別のチームでプレーした後、5年ほどブランクがあったのですが、このチームに呼ばれました。忙しいので東北大会が終わってからこの大会のために動き出すという感じですね。そういえば、勝っているのは私が出ている試合ですね…。GKですが、見せ場はいりません。勝てばいいんです。みんなと笑ってボールを蹴るのは楽しいし、仕事などのストレス発散になるのが一番。月曜の仕事は休めなかったので、これから新幹線で帰ります。