JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会が開幕

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JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会が開幕

2025年03月16日

JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会が開幕

JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会が3月15日(土)、静岡／時之栖スポーツセンター裾野グラウンドで開幕しました。大会初日には、1次ラウンドの各グループ第2節までが行われました。

し烈な戦いが繰り広げられるこの大会の中でも、最激戦となったのはグループBでした。全4チームが1勝1敗で並んだのです。初出場同士の戦いとなった初戦でうれしい初勝利を挙げたのはHFCレディース（関東／神奈川）でしたが、この試合を落としたDIVERTI（北海道）も第2節で勝ち点3獲得に成功。4チームは得失点差も接近しており、首位突破を争う最終節は最後まで気の抜けないものになりそうです。

前回大会準優勝のLegame（東海／三重）と同3位のFC楓昴Lifelong（関東／埼玉）が入ったグループCは、厳しい戦いになると予想されていました。その争いに拍車をかけたのが初出場のFC EFFRONTE（中国／岡山）でした。初戦、FC楓昴に押し込まれながらも前半終盤に先制すると、後半にも追加点を奪って2大会連続4強のFC楓昴を下したのです。最終節では首位通過を懸けてLegameと直接対決します。

グループAも、前々回大会のファイナリスト2チームが同居する厳しい組となりました。その両チームは連勝を飾っており、3連覇を目指すシュピーニ大阪（関西／大阪）と初優勝を狙う大和シルフィード98（関東／神奈川）が最終節、2023年大会決勝の再現となる直接対決で大会4強の1枠を争います。

グループDの初戦では、SOCIOS. FC VENGA（関東／東京）が15得点、ENSOWA KUMAMOTO（九州／熊本）が10得点と、それぞれ大勝。両チームは第2節で対戦しましたが、スコアレスで引き分けました。一方、Feminino（東北／宮城）は第2節で高岡クィーンズFC（北信越／富山）に1-0で競り勝っており、3位ながら上位2チームに勝ち点1差と、逆転を目指して最終節に臨みます。

大会2日目には各グループ最終節に続き、各順位別ノックアウトの準決勝までが行われます。

選手コメント

土岐綾乃選手（DIVERTI）
高校時代の監督を全国大会に連れていきたいと、北海道の強豪である現・北海道文教大学附属高等学校と現・北海道大谷室蘭高校のOGをベースにして2022年に発足しました。勝ちにもこだわりながら、楽しくやっています。この全国大会では、高校時代の懐かしさがありつつ、当時は一緒に来られなかった人たちとこの舞台に来られて、とても充実しています。家庭があって忙しい選手もいますが、全員気合いが入っています。

鈴木朱美選手（FCべにばな）
山形県内には社会人と高校生が一緒にプレーしている女子のリーグ戦があるのですが、私たちの年代が活躍できるこの大会を目標に、福島県の選手にも加わってもらいながら頑張って取り組んでいます。この大会に出続けていますが、若い選手は走れるし、うまいし、年々レベルが上がっているのを実感します。私たちは上手ではないのですが、みんなで集まって楽しくプレーしているので、最後まで楽しんで帰ります。初日からあいにくの天気でしたが、最終日には富士山が見られることを期待しています。

波多野翠選手（Feminino）
30代は2人だけで、チームの大半を占める40代の選手が、先週O-40の全国大会に出ていました。今回は夜に宮城を出て、高速道路のサービスエリアで休み、ほとんど夜通しで運転してきました。コンディションは決して良くなかったのですが、まずは1勝できたので、うれしいです。みんなで試合をするのも楽しいです。しっかり睡眠を取れば、もっともっとできると思っています。最終日まで試合がありますし、悪天候にも負けずに頑張ってサッカーします。

松本美保選手（高岡クィーンズFC）
私自身は久しぶりにこの大会にやってきたのですが、ほとんどの選手たちは今回が初出場になります。経験は浅いのですが、サッカーとこの大会への情熱を燃やしています。大会のレベルが高くなっていることを感じていますし、だからこそ難しいと感じることもあるのですが、みんな楽しんでプレーしていると思います。一番の目標は、自分たちが目指すサッカーを全国でも披露すること。その結果として勝ちにつながったらうれしいです。