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「楽しめて熱くなれる場所」滝口牧子選手(UILANI FC)が語る大会の魅力 JFA 第30回全日本O-30女子サッカー大会
2019年03月08日
JFA 第30回全日本O-30女子サッカー大会が16日(土)に開幕します。ここでは2016年から2連覇を果たしたUILANI FC(関東1/埼玉)のチーム創設者である滝口牧子選手(旧姓:森田)にチーム発足の経緯や大会への思いを聞きました。
――UILANI FCを立ち上げたきっかけは。
滝口 創設は突然決めたという感じでした。引退して数年経っている中で、久しぶりに日テレ・メニーナで一緒だった石田美穂子さんと窪田飛鳥、岩田美之里、伊藤美菜子と会ったときに「また一緒にサッカーをしたいね」という話をして、その場の勢いで私が手続きをすることになりました。発足当初は大会に出場すると決めていませんでしたが、チームをつくったからには試合に出ようということで全国レディース大会に出場しました。
――ご自身は日テレ・メニーナ、埼玉平成高校をへて、LリーグのYKK APフラッパーズ(TECPOマリーゼ)でプレー。2009シーズンをもって、25歳で現役を引退されました。
滝口 みんなに引退するには若いと言われましたが、自分の中ではやりきった感覚がありました。その後はマリーゼの元選手で集まってフットサルをしたりしましたが、それ以降、サッカーはたまに遊びで参加する程度でした。
――チームのメンバー編成は。
滝口 サッカーをもう一度やりたいと集まったチームです。メニーナで一緒だった人に加えて、なでしこリーグでプレーしていた選手やサッカーをしたそうな人を集めました。子どもが生まれたり、結婚したり少しずつメンバーが変わっています。ただ、チームを立ち上げたときも「プライベート優先」というルールを掲げていました。練習があっても他に用事があればそちらに行く人もいます。それでもサッカー好きのみんなが戻れる場所がある。それがUILANIだと思っています。
――2016年大会では初出場で初優勝を果たしました。
滝口 私たちはみんなで集まって練習はできていなくて、個人個人で違うチームに交ぜてもらっていました。大会ではチームとしてまとまっている相手が多くて苦戦しました。経験があるので個々では上回っていたと思いますが、相手チームも頑張るので「勝つのは大変だね」と話していました。決して楽勝で優勝できたというわけではありませんでした。
――活動を続けていこうと思った理由は。
滝口 プレーして楽しかったというのが一番ですね。一回目に優勝したので次の大会で連覇したい気持ちがありました。私は前回大会、妊娠中だったので出場できませんでしたが、今大会は生後半年がたったので復帰しようと思っています。まだボールを使った練習はできていませんが、時間を見つけて体を動かしています。土日は10キロくらいランニングしています。復帰というよりもみんなと一緒に戦いたい、その場の雰囲気を味わいたいから行くという感じです。昔一緒に戦った選手など他のチームにもいろいろな知り合いもいるので。そういう人たちと再会できるのもこの大会のいいところだと思います。
――前回大会は準優勝。今大会はリベンジがかかります。
滝口 全国大会はみんなで楽しめて熱くなれる場所で、それぞれの選手が全国大会に向けて頑張っています。私も少しでも出場したときにはみんなに迷惑をかけないようにしたいですし、娘が泣いたら娘のところに行くことは決めています(笑)。勝つことは大事ですが、それ以上に楽しむこと。大会、チームの雰囲気を楽しみにしたいと一人ひとりが思っているはずです。それは毎年変わらないことだと思います。
大会期間:2019年3月16日(土)~2019年3月18日(月)
大会会場:静岡県/時之栖スポーツセンター裾野グラウンド
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