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【ホットピ!~HotTopic~】冬の風物詩、「高校サッカー選手権」がまもなく開幕!

2025年12月25日

【ホットピ!~HotTopic~】冬の風物詩、「高校サッカー選手権」がまもなく開幕!

前回王者・前橋育英は激戦区へ

高校男子の日本一を決める「第104回全国高校サッカー選手権大会」が12月28日(日)~1月12日(月・祝)にかけて、国立競技場をはじめとした関東の各会場で行われます。

各都道府県の大会を勝ち抜いたチームに、加盟校数が最も多い東京都代表の2チームを加えた48チームが参加し、ノックアウト方式で頂点を争う今大会の顔ぶれは、47回の最多出場最多記録を誇る秋田商業高校(秋田)、29年連続出場の青森山田高校(青森)といった常連校から、初出場の九州文化学園高校(長崎)までさまざま。26歳の夘田雄基監督率いる水口高校(滋賀)が29年ぶり16回目の出場を決め、古豪復活を果たしたことも今年のトピックの一つです。

初出場の九州文化学園。記念すべき初勝利はなるか

29年ぶりの本大会出場を決めた滋賀の古豪・水口

前回大会の覇者・前橋育英高校(群馬)も今大会に出場します。キャプテンのMF竹ノ谷優駕選手(モンテディオ山形内定)を筆頭に昨年の日本一を知る選手が多数残りますが、選手たちに浮かれた様子はありません。「今年は今年だと捉えている。昨年の経験を生かして、もう1回、頂点に立つことが目標」とMF柴野快仁選手(FC今治内定)が話すとおり、チャレンジャーとして再び頂点を狙います。

前回王者の前橋育英。攻撃的なサッカーが持ち味

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025のEASTで2位に入り、前評判の高さを証明した前橋育英ですが、今大会は激戦区に入りました。同じブロックには、MF長璃喜選手(川崎フロンターレ内定)、MF山口豪太選手(湘南ベルマーレ内定)の二枚看板が最終学年を迎えた昌平高校(埼玉)、MF和食陽向選手とFW児山雅稀選手の下級生コンビが活躍中の帝京長岡高校(新潟)など強豪が名を連ねます。FW伊藤湊太選手(ヴィッセル神戸内定)を擁する京都橘高校(京都)や常連校の尚志高校(福島)も並び、前年王者といえ気の抜けない試合が続きます。

昌平は個々の技術が高く、独特なリズムで試合を運ぶ

帝京長岡(緑)と東福岡(白)は虎視眈々と上位を狙う

鹿児島の雄・神村学園は夏冬連覇を狙う

「悔しい思いをした選手がたくさんいるので、日本一への欲はどのチームにも負けない」と話すのは、流通経済大学付属柏高校(千葉)のMF島谷義進選手(水戸ホーリーホック内定)です。流経済大付属柏は前回大会の決勝でPK戦の末に涙をのみました。今大会にかける思いは強く、戦力も充実。DF増田大空選手(ジュビロ磐田内定)、MF安藤晃希(水戸ホーリーホック内定)、FW大藤颯太選手(東京ヴェルディ内定)と各ポジションに注目株がおり、狙うは18大会ぶり2度目の優勝です。

悲願の優勝を狙う流通経済大柏(赤)と青森山田(白)

もう一つの有力チームは、神村学園高等部(鹿児島)です。DF中野陽斗選手(いわきFC内定)やMF福島和毅選手(アビスパ福岡内定)など、年代別の日本代表経験者を抱える今年は、インターハイで悲願の日本一を達成しました。同大会の直後、中野選手は「周囲の見方も変わると思うけれど、ここからもっと成長したい。冬もチャレンジャーとして戦いたい」とコメント。まずは初戦に照準を合わせ、史上6校目となる夏冬制覇に挑みます。

インターハイのファイナリストであり、横浜F・マリノス内定のDF村上慶選手を擁する大津高校(熊本)や、GK松田駿選手(ファジアーノ岡山内定)を中心とした伝統の堅い守りが持ち味の青森山田、厳しい予選を勝ち上がり、2度目の高校選手権出場を果たした浜松開誠館高校(静岡)も上位進出が期待される好チームです。

九州勢の神村学園(白)と大津(紺)はともに有力校

短期間で急成長を遂げる選手にも注目

未来のJリーガーや、近い将来、日本を背負って活躍するポテンシャルを秘めた選手たちが躍動する瞬間に立ち会えることも、本大会の醍醐味の一つです。堀越高校(東京A)のFW三鴨奏太選手は昨年、2年生ながら得点王に輝き、大会を盛り上げた選手の一人です。ほかにも、高円宮杯U-18プレミアリーグで奮闘したFW立野京弥選手(昌平高校)、県予選でチームを全国大会に導く活躍を見せた日章学園高校(宮崎)のFW秋鷹青杜選手など、次世代の主役候補がひしめいています。

京都橘高校の米澤一成監督は、「予選が終わってから全国大会までは、『負けたら終わり』というプレッシャーから解放され、高いモチベーションで練習ができる。選手とチームが最も伸びる時期」だと言います。各地区の予選後、選手たちが劇的な成長を遂げるケースは少なくありません。また、大会を勝ち上がることによって、それまでの取り組みに自信を深め、能力を最大限に発揮する選手もいます。試合会場での観戦や中継を通じて、選手たちが躍動する姿をぜひご覧ください。

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