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ベスト4進出チームが決定 JFA 第30回全日本フットサル選手権大会
2025年03月21日
JFA 第30回全日本フットサル選手権大会の準々決勝4試合が3月20日(木・祝)に駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場で行われ、今大会のベスト4進出チームが決まりました。
第1試合では、準々決勝で唯一の地域リーグ所属クラブ、ペスカドーラ町田アスピランチ(関東1/東京)とボルクバレット北九州(F1/福岡)が対戦。第1ピリオドは互角の展開になった中、北九州が松川網汰選手のゴールで先制します。しかし町田アスピランチも18分、倉科玲佑選手がGKの逆を突くシュートをゴールに決めて同点に追いつきました。同点で迎えた第2ピリオドは北九州が猛攻を仕掛けますが、GK石井遥斗選手の好守もあってなかなか得点を奪えません。それでも試合終了間際の第2ピリオド19分、CKから宮崎岳選手がダイレクトシュートを決めると、これが決勝点となって、北九州がクラブ史上初の4強進出を決めました。
第2試合と第3試合は、東京勢同士の対戦となりました。ペスカドーラ町田(F1/東京)と立川アスレティックFC(F1/東京)の一戦は、強度の高い内容になりました。序盤に両チームが1点ずつを取り合うと、17分には町田のアカデミーで育ち、現在は立川の中心選手となっている中村充選手がカウンターから追加点を挙げます。1点リードのまま迎えた第2ピリオドでも立川はゴールを重ね、中村選手はハットトリックを達成。最終的には5-1で立川が準決勝に勝ち上がりました。
しながわシティ(F1/東京)とフウガドールすみだ(F1/東京)による試合は、開始2分に山田凱斗選手のゴールで先制したしながわが試合を優位に進めていきます。11分には、藤川侑哉選手が技ありのヒールシュートで追加点。PKで1点を返されたものの第2ピリオドにも新井裕生選手、平田 ネト アントニオ マサノリ選手のフットサル日本代表コンビがゴールを決めて、4-1で勝利しました。
名古屋オーシャンズ(F1/愛知)とバサジィ大分(F1/大分)の第4試合は、接戦になりました。負傷者を抱え、ベンチ入りのFPが7人だった大分は開始早々に高溝黎磨選手が負傷し、FP6人での戦いになります。それでも第2ピリオド11分には青大祐選手のゴールで4-3とリードを奪います。そのまま逃げ切りたい大分でしたが、ここから名古屋の反撃にあいます。名古屋は元ブラジル代表のダニエル選手の強烈なシュートで追いつくと、その直後にも相手のミスを逃さずに甲斐稜人選手が決勝点を決めて逆転。土壇場の2ゴールで前回王者の名古屋が5-4の勝利を収め、準決勝への最後の切符を手にしました。
選手コメント
GK #44 石井遥斗 選手(ペスカドーラ町田アスピランチ)
2回戦でF1王者のバルドラール浦安に勝ったことが自信につながるのか、慢心を生むのか心配もありましたが、危機感と緊張感を持って試合に入れました。第1ピリオドで相手が5ファウルになったときに仕掛けられる選手がいないなど、細かいところでの差が課題として残りました。今大会、浦安と北九州というFリーグのクラブと戦った経験をチームとしても来季に生かしつつ、個々でもトップチーム昇格を目指したいと思っています。
FP #19 中村充 選手(立川アスレティックFC)
ペスカドーラ町田は僕を育ててくれたチームですし、今も町田との試合では特別な感情になりますが、自分たちのチームが勝つことが最も重要という気持ちで試合に入りました。しっかり勝つことができてよかったです。2点目、3点目は相手のパワープレーを返しての得点でしたが、1点目はうまく決まりました。今大会を最後に立川を離れますが、昨年、準優勝で終わり、このチームに何も残せていないので優勝を狙います。
FP #23 丹羽脩人 選手(フウガドールすみだ)
(今季、躍進した要因は)自分でもよく分かりません。取り組みを大きく変えたわけでもないんです。ただ、今シーズンは個人として結果を残せなくても考え過ぎることをやめ、自分の持ち味を出すこと、自分自身が楽しみ、見ている人を楽しませることにフォーカスしたことが良かったかもしれません。来季はさらに対策され、マークも厳しくなると思いますが、さらに成長できるように頑張ります。
FP #66 ダニエル 選手(名古屋オーシャンズ)
この大会に出場するのは2005年の第10回大会以来です(※当時はBANFF FUTSAL CLUBでプレー)。日本のフットサルは以前と全く別のものになっていますし、ここには世界屈指のリーグがあります。日本にいられることがとてもうれしいです。名古屋は常に優勝が義務づけられているチームですが、今年はリーグで優勝できませんでしたし、私はこの大会で名古屋を離れてブラジルに戻る予定です。最後に必ずチームにタイトルをもたらしたいと思っています。
大会期間:2025年2月22日(土)~3月22日(土)
会場:茨城/アダストリア みと アリーナ、大阪/岸和田市総合体育館、兵庫/グリーンアリーナ神戸、大分/別府国際コンベンションセンター「ビーコンプラザ」、東京/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
大会情報はこちら
大会最終日 2025年3月22日(土)の決勝戦を、JFATV(JFA公式YouTubeチャンネル)にてインターネットライブ配信を行います。オンデマンド配信をJFA公式アプリ「JFA Passport」にてご覧いただけます。
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