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JFA 第24回全日本フットサル選手権大会が開幕! 地域代表のすみだバッファローズがF2王者の長野に勝利!
2019年03月03日
JFA 第24回全日本フットサル選手権大会が2日(土)に開幕を迎え、全国4会場で1回戦の16試合が行われました。今大会より1回戦からノックアウト方式となり、スリリングな攻防が繰り広げられました。Fリーグ・ディビジョン1(F1)の11クラブは順当に勝利を収め、ベスト16入りを果たしました。その一方で、東京都1部リーグのフウガドールすみだバッファローズ(関東3/東京)がサプライズを起こしています。
静岡県のエコパアリーナで開催された試合では、F1のアグレミーナ浜松がSWHフットサルクラブ(関西1/兵庫)に開始1分で先制されるなど、苦戦を強いられます。前半をビハインドで折り返したものの、後半に試合をひっくり返して6-5で競り勝ちました。また、フウガドールすみだ(F1リーグ)は、プラセールフットサルクラブ(四国/香川)に8-1で勝利、ペスカドーラ町田(F1リーグ)もクレセールフットサルクラブ(九州1/福岡)に3-1で勝利しています。F2同士の対戦となったトルエーラ柏とヴィンセドール白山の一戦は、リーグ戦で1勝1分けだった白山が3-2で勝利しました。
愛知県の武田テバオーシャンアリーナでは、東海リーグに所属する名古屋オーシャンズサテライト(東海1/愛知)が、F1のバサジィ大分を苦しめます。両チームの試合は延長戦を終えても1-1のまま決着がつかず、PK戦へ突入。5人目で大分が決めたのに対し、名古屋サテライトは松原友博選手のシュートがGK岩永汰紀選手に止められて試合終了。大分が2回戦に勝ち進みました。その他の試合では、F1で2連覇を達成した名古屋オーシャンズが、ゾット早稲田フットサルクラブ(関東1/東京都)に10-3で勝利するなど、Fリーグ勢が順当に勝利を収めています。
大阪府の岸和田市総合体育館では、F1準優勝のシュライカー大阪が、菅原工務店クレセル(北海道)に5-0で完封勝利。同じくF1のヴォスクオーレ仙台も、サウージワセダ(九州2/大分)に6-2で勝利して2回戦に進んでいます。全日本選手権出場プレーオフを勝ち抜き、本大会の出場権を獲得したF2のデウソン神戸は、同じF2の広島エフ・ドゥに3-5で敗れ、ここで姿を消すこととなりました。また、F2で2位となったY.S.C.C.横浜は、ヴォスクオーレ仙台サテライト(東北/宮城)に3-2で勝利し、2回戦ではヴォスクオーレ仙台(F1リーグ)のトップチームと対戦することとなりました。
兵庫県の兵庫県立総合体育館では、F1のバルドラール浦安が、高校生チームとしては21大会ぶりの出場を果たした岡山県作陽高校(中国/岡山)に8-0で完勝を収め、日本トップリーグのレベルの高さを示しました。先日、F1入れ替え戦に勝利したF2初代王者のボアルース長野は、東京都1部リーグのフウガドールすみだバッファローズに1-3で敗れ、初戦敗退となっています。ジャイアントキリングを起こしたすみだバッファローズは、2回戦で昨年大会の準々決勝で敗れた浦安と再戦することになりました。また、立川・府中アスレティックFCと湘南ベルマーレのF1勢も危なげなく勝利し、2回戦で直接対決を迎えることとなりました。
3日(日)には2回戦の8試合が開催され、8強が出そろいます。準々決勝からは駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場に会場が変わりますが、果たして、どのクラブが駒沢行きを決めることができるでしょうか。
監督・選手コメント
三好達也 監督(岡山県作陽高校)
バルドラール浦安とは、明らかな力の差がありました。ゴール前の攻撃と守備のところは、全然違ったので、ごまかしようがありませんでした。一つ誤算だったのは、声が全く通らなくて、コミュニケーションが取れなかったことです。セットプレーの攻撃においてリスタートの意思疎通が全くできませんでした。声がなくても、連携が取れるくらいまで組織力を高めないといけないと痛感させられました。ここまで来ることができたのは、一つ成果になりましたが、まだ足りなかったというのが今の感想です。昨日、卒業式を終えたので選手たちと顔を合わせることは減りますが、今回の経験をこれからに生かしていってほしいと思います。
藤原潤 選手(バルドラール浦安)
作陽高校には個人の能力で「面白いものを持っているな」と感じさせる選手が、何人かいました。ただ、チームとして見たときに、まだまだ差があるように感じました。ベースはあるので、精度が上がってくれば大人を相手にしても良い試合ができると感じました。僕たちも普段のFリーグの試合と同じようにスカウティングをして、この試合に臨んでいました。その姿勢は明日も変わりません。フウガドールすみだバッファローズは、すごく頑張るチームですし、今日以上に難しい試合になるかもしれません。でも、そこで勝ちきれなかったら終わってしまいます。東京で待ってくれているファンもいるはずなので、そういう人たちのためにも勝ち上がりたいと思います。
宮田義人 選手(立川・府中アスレティックFC)
今大会で引退を決めているので、本当にもう最後になります。いろいろと思い出すことはあります。でも、楽しみながら頑張って優勝したいと思います。今日の試合は相手も最初に声が出ていて、走れていたので、難しい試合になるかなと思いましたが、早い時間帯に良い形で点を取ることができて助かりました。明日は湘南との大一番ですが、駒沢に戻らずに引退するわけにはいきません。絶対に勝って駒沢に帰還したいと思います。
熊谷貫太郎 選手(フウガドールすみだバッファローズ)
最初は硬さがあったかもしれません。それでも自分たちのセットは良い感じで試合に入ることができ、シュートチャンスもつくれていたので、「このまま続けていこう」と話していました。後半にようやく点が入りましたが、1つのセットがダメだったときは、もう1つのセットが助けて、支えあわなければいけないと改めて感じました。2回戦では、作陽高校のあの応援の中で戦いたい気持ちもありましたが、バルドラール浦安にも昨年の大会で負けているので、自分たちの成長を計る上でも全力で臨みたいと思います。
1回戦 3/2 大阪会場ハイライト
1回戦 3/2 兵庫会場ハイライト
1回戦・2回戦
大会期間:3月2日(土)・3日(日)
会場:静岡県/エコパアリーナ、愛知県/武田テバオーシャンアリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/兵庫県立総合体育館
準々決勝~決勝
大会期間:3月8日(金)~3月10日(日)
会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
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