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第22回全日本フットサル選手権大会 日本一を懸けた戦いが開幕!
2017年03月11日
第22回全日本フットサル選手権大会が3月10日(金)に開幕を迎えました。エコパアリーナ(静岡県)、岸和田市総合体育館(大阪府)、グリーンアリーナ(兵庫県)を舞台に熱戦が繰り広げられています。大会は4チーム6グループに分かれて1次ラウンドを戦い、各グループの1位のみが、3月18日(土)から国立代々木競技場第一体育館(東京都)で行われる決勝ラウンドに勝ち進めます。
全国の地域予選を勝ち抜いてきたチームが、Fリーグのクラブにどれだけ対抗できるかが大きな見どころでもある今大会ですが、大会初日を終えて、Fリーグのクラブの強さが際立つ結果となりました。
グループAの第1試合は、ヴォスクオーレ仙台(Fリーグ)とミカロ仙台(東北地域代表/宮城県)の仙台ダービーとなりました。両チームが激しく点を取り合い、地域リーグのミカロ仙台も善戦しましたが、最後はヴォスクオーレ仙台が力の差を見せて5-3で勝利を飾りました。
第2試合ではバルドラール浦安(Fリーグ)とランブレッタ福岡(九州地域第1代表/福岡県)が対戦しました。序盤は互角の試合展開となり、チャンスの数ではむしろランブレッタ福岡が上回ります。しかし、浦安は日本代表GK藤原潤の好セーブが光り、ランブレッタ福岡にゴールを割らせません。逆に前半残り3分からセットプレーで立て続けに3点を奪取。これで試合の主導権を握ると、後半も開始直後からゴールを重ねて、終わってみれば6-0という完勝で勝ち点3を手にしました。
グループBの第1試合では、地元静岡のアグレミーナ浜松(Fリーグ)と地域チャンピオンズリーグで準優勝となった柏トーア’82(関東地域第3代表/千葉県)が対戦しました。浜松は前半5分に負傷から復帰したFP松浦勇武が先制点を挙げると、その2分後にはU-20フットサル日本代表候補のFP山桐正護が、浜松加入後初ゴールを挙げます。後半の開始早々にもFP松本行令が追加点を挙げた浜松が、柏トーア'82を完封し、3-0で勝利しました。
続くグループBの第2試合は、大会初日の最注目カードと言える一戦です。Fリーグのプレーオフに進出した府中アスレティックF.C.と、今シーズンの東海リーグと地域チャンピオンズリーグを全勝で制し、公式戦で一度も負けていなかった名古屋オーシャンズサテライト(東海地域第1代表/愛知県)が激突しました。府中は日本代表FP渡邉知晃の鮮やかなダイレクトシュートで先制し、前半は2-1と府中がリードして折り返します。前半は拮抗していたものの、後半に入ると府中が一気に仕掛けます。後半1分にFP柴田祐輔が追加点を挙げると、その2分後にも相手のパスをカットしたFP皆本晃がシュートを決めて点差を広げていきます。その後も府中は名古屋サテライトを圧倒して、7-2という大差を付けて勝利。今シーズン初黒星を喫した名古屋サテライトの選手たちは、力の差を見せつけられる形となりました。
大会初日はFリーグ全10クラブが勝利を収め、日本最高峰のリーグで戦ってきた威厳を示す結果となりました。大会は3月11日(土)に2日目を迎え、さらなる激闘が繰り広げられることになりそうです。
選手コメント
大石歩 選手(ミカロ仙台)
試合には負けてしまいましたが、楽しかったです。Fリーグのヴォスクオーレ仙台にも通用している部分はあったと思いますが、結果的に負けてしまうのが、差なのだと思います。僕たちは社会人チームなので、フィジカル的な部分は難しいところがあります。それでも、個人的には2ゴールを挙げることもできて、やり切ることができたので良かったです。残り2試合、この1年間やってきたことを全部出し切り、悔いがないようにしたいと思います。
小宮山友祐 選手(バルドラール浦安)
6-0という結果ですが、内容があまり良くなかったので満足はできません。ランブレッタ福岡の個人能力は高かったですし、カウンターから危ない場面もあったのをGKの藤原潤選手が止めてくれたから勝てたと思います。今大会を最後に引退しますが、特別な思いはありません。チームが勝てれば、個人はなんでもいいんです。そういう考えで今までずっとやってきましたし、チームが優勝するためだけに自分はこのチームにいます。そのスタンスは変わりませんし、とにかく優勝して終わりたいです。
山桐正護 選手(アグレミーナ浜松)
ゴールを決めたのは、浜松に入ってから初めてです。ディフェンスがブラインドになって、うまく入りました。1年間、Fリーグで戦ってきて、そろそろ結果が欲しかったこともあり、前でプレーする回数を増やそうと意識していました。それだけに、ゴールを決めることができたのは自信になります。全日本選手権に出るのは今回が初めてですが、5月に開催されるU-20AFCフットサル選手権の前にある公式戦はこれが最後なので、チームと個人の結果にこだわって戦っていきたいです。
大薗諒 選手(名古屋オーシャンズサテライト)
これまでにもFリーグのクラブと練習試合をしたことはありましたが、お互いに負けてはならないというメンタルで戦うこのような大会で本気の相手と戦うと、いつもとは違いました。すべてにおいて相手が上でした。僕たちは今シーズン、一度も負けたことがなくて、前半を1-3とリードされて折り返しても逆転できるメンタルはありましたが、そんなに甘くないなと感じました。差を見せつけられたので、もっと成長したいと思います。
JFA-TV
第22回全日本フットサル選手権大会
1次ラウンド:
日程:3月10日(金)~12日(日)
会場:静岡県/エコパアリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/グリーンアリーナ神戸
決勝ラウンド:
日程:3月18日(土)~20日(月・祝)
会場:東京都/国立代々木競技場第一体育館
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