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ACLE初参戦の町田、前回王者に延長で敗れてアジア初制覇ならず
2026年04月27日

AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2025/26ファイナルズ決勝が4月25日(土)、サウジアラビアのジッダで行われ、FC町田ゼルビアは前回王者のアルアハリ・サウジ(サウジアラビア)と対戦。延長前半に得点を許して0-1で敗れ、アジアの大会初参戦での初制覇はならず、日本勢として3大会連続での準優勝となりました。
一都市集中開催で一戦必勝のファイナルズで、町田はシャバーブ・アルアハリ(UAE)との21日(火)の準決勝(1-0)から中3日の決勝に、準決勝と同じ先発を起用。ノックアウトステージ4戦すべてを無失点で勝ち上がってきた守備力を発揮しつつ、左サイドの相馬勇紀選手を中心に攻撃を仕掛けます。

約5万9千人が埋めた本拠地のキング・アブドゥラー・スポーツシティスタジアムで連覇を狙うアルアハリも、20日(水)のヴィッセル神戸との準決勝(2-1)から先発メンバーをキープして、決勝では準決勝よりも積極的に攻撃を仕掛け、序盤から町田ゴールに迫ります。
前半13分、町田の最終ライン裏への中盤からの配給にガレーノ選手が抜け出してシュートを放ち、GK谷晃生選手が好セーブで阻止。前半40分過ぎにはリヤド・マフレズ選手の左サイドへの展開をガレーノ選手が受けてクロスを入れ、ゴール前の混戦でヴァランタン・アタンガナ選手とザカリア・ハウサウィ選手が連続してシュートを放ち、町田ゴールを脅かします。しかし、町田は高い集中を維持して体を張った守備で得点を許しません。
スコアレスで前半を折り返し、60分過ぎには両チームともに攻撃的選手を交代投入しますが、得点を奪えないまま、両者激しい競り合いが続きます。
すると、その中で68分に試合に動きが出ます。アルアハリのハウサウィ選手が競り合っていた町田のテテ・イェンギ選手に頭突きをし、レッドカードで一発退場となりました。
一人少なくなったアルアハリでしたが、数的不利の戦いは準々決勝のジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦でも経験済み。動じる様子もなく対応し、75分過ぎには4バックから5バックに変更して、守備を固めながら得点機を伺います。
一方、数的優位を得た町田はボールを保持する場面も増え、74分には相馬選手の左サイドでの仕掛けを起点に中山雄太選手、ネタ・ラヴィ選手とつないで、最後は前寛之選手がミドルレンジから強烈なシュートを放ちます。しかし、これは相手GKに阻止されます。さらに81分には、相馬選手が左サイドから切り込んで右足を振り、相手GKの弾き返しに反応した前選手が再び足を振りますが、味方に当たってゴールには至りません。
ホームのアルアハリの苦戦に町田のCK時には客席からピッチに物が投げ込まれる場面もあり、さらに後半アディショナルタイムにはアルアハリのベンチの選手にレッドカードが出されるなど、騒然とした雰囲気が続きます。その中で町田は冷静に試合を進めて攻撃を仕掛けますが、得点は奪えず、試合は延長に入ります。
すると延長開始から間もない96分に、均衡が破れます。
アルアハリが左サイドの仕掛けから町田ゴールに迫り、イヴァン・トニー選手の落しを回収したガレーノ選手が右へ展開。マフレズ選手がこれを受けてファーサイドのゴール脇へクロスを送ると、町田DFの裏を取ったフランク・ケシエ選手が短く折り返し、詰めてきたサウジアラビア代表FWフェラス・アルブリカン選手が押し込んでゴールネットを揺らしました。

ラウンド16でのホーム&アウェイ戦、準々決勝、準決勝とすべて無失点で勝ち上がってきた町田にとって、5試合ぶりの失点となりました。
1点を返したい町田は相馬選手が左サイドからクロスを入れる場面を作り、103分には失点直後に投入された望月ヘンリー海輝選手が逆サイドのニアポストに走り込んで頭で合わせます。その3分後には、再び望月選手が右サイド深くに切り込んでニアに詰めたナ・サンホ選手へパスを出しますが、ナ選手は相手に寄せられて枠を捉えることができません。
粘る町田は、延長後半開始から昌子源選手に替えて仙頭啓矢選手を入れて攻勢を強め、相馬選手、前選手らがシュートでゴールに迫ります。しかし、最後まで得点はできずに試合終了。前身のACLから4大会連続での日本チームの決勝進出でしたが、2022年大会の浦和レッズ以来3大会ぶりのアジア制覇とはなりませんでした。
なお、町田GK谷晃生選手は大会最優秀GKを受賞しました。大会得点王には8ゴールを挙げたラファ・ムジカ選手(アルサッド)、大会MVPにはアルアハリ・サウジのケシエ選手が選ばれました。アルアハリは優勝賞金1000万USドルを獲得。前身のACLの2002年の発足後、サウジアラビア勢の連覇は2004年と2005年大会で優勝したアルイテハド以来です。
監督・選手コメント
望月ヘンリー海輝 選手(FC町田ゼルビア)
試合の入りからすごく難しかったですが、耐え切る時間もありましたし、悪くない展開だったと思います。でも先に相手に点を取られてからは盛り返すことができなかった。相手に上回られた試合でした。大会を通して無失点の試合が多かったので、守備力はよかったと思います。今後もさらに強化していく必要はあると思いますが、優勝するためには、それよりも攻撃力の面で相手を上回る得点力を磨いていくことが一つの方法になると思います。
マティアス・ヤイスレ 監督(アルアハリ・サウジ)
連覇は歴史的なことで、達成できてほっとしています。町田がボールを保持していないときに非常に規律のあるプレーをすることはわかっていました。不要な行為で一人退場してからはさらに難しくなりましたが、我々には大事な瞬間に仕事ができる、質のある選手たちがいます。チームは正しいメンタリティを見せて信念を持って戦ってくれました。誇りに思います。ジッダで我々のファンの前でプレーできたことも大きかった。彼らの後押しでプラスアルファのエネルギーをもらいました。
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