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ACL 2016、もうすぐ本戦開幕 ~FC東京は9日にプレーオフへ~

2016年02月08日

ACL 2016、もうすぐ本戦開幕 ~FC東京は9日にプレーオフへ~

アジアのクラブNO. 1を決めるAFCチャンピオンズリーグ2016のグループステージが2月23日(火)から始まります。日本からはサンフレッチェ広島、ガンバ大阪、浦和レッズが出場しますが、FC東京も2月9日(火)に東京スタジアムで行われるプレーオフでチョンブリFC(タイ)に勝てば、グループステージへの参戦が決まります。

大会は出場32チームが東西各地区16チームずつに分かれてグループステージを戦い、4チームで構成される各グループで上位2位以内に入ればノックアウトステージ1回戦(ラウンド16)に進出します。

ラウンド16、準々決勝、準決勝まで東西各地区での対戦となり、決勝で東西地区それぞれを勝ち進んだチームが初めて顔を合わせます。対戦はいずれもホーム・アウンド・アウェイで行われ、優勝チームにはアジア王者として12月に日本で行われるFIFAクラブワールドカップへの出場権が与えられます。

広島、G大阪、浦和

J1リーグ王者の広島は昨年のFIFAクラブワールドカップに開催国枠で出場して3位に入ったのは記憶に新しいところですが、今大会では韓国FAカップ優勝で2013年ACL準優勝のFCソウル、タイプレミアリーグ優勝でACL5年連続出場のブリーラム・ユナイテッドとグループFで対戦。ここにアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)、または山東魯能(中国)のいずれかがプレーオフを経て加わります。

昨年のACLベスト4のG大阪はJ1リーグ年間2位になり、さらに天皇杯に優勝しての参戦です。グループGで、オーストラリアAリーグのグランドファイナルを制したメルボルン・ヴィクトリー、韓国Kリーグクラシック2位で2011年ACLベスト4の水原三星、さらに、中国スーパーリーグ2位の上海上港かムアントン・ユナイテッド(タイ)のプレーオフ勝ち上がりとの戦いです。

浦和がグループHで対戦する顔ぶれは、大会連覇を目指して大型補強を重ねている中国スーパーリーグ王者の広州恒大、2011年大会以来2度目の出場となるAリーグ準優勝のシドニーFC(オーストラリア)と、2010年アジア王者の浦項スティーラーズ(韓国)かハノイT&T(ベトナム)のプレーオフ勝者です。

グループEは韓国Kリーグクラシック連覇で2006年以来のACL制覇を狙う全北現代モータース、中国FAカップ初優勝でACLには2013年大会以来2度目の出場となる江蘇蘇寧、ベトナムリーグ王者のビン・ズオンが揃っています。また、江蘇は中国移籍最高額と言われる大型補強でブラジル人MFアレックス・テイシェイラを獲得して世界サッカー界の注目を集めたばかりです。東京がプレーオフで勝ち上がると、このグループに入ります。

FC東京 対 チョンブリFC

2012年大会以来の出場を目指すFC東京が一発勝負のプレーオフで対戦する相手は、タイのチョンブリFCです。3年連続でのプレーオフ挑戦で2008年以来の本戦出場を目指しています。昨年のプレーオフでは柏レイソルと対戦して延長2-3で敗れたものの、接戦で柏を苦しめました。

今年のメンバーには、2月2日のヤンゴン(ミャンマー)とのプレーオフ予選で決勝点を決めてチームを延長3-2での勝利に導いたKroekrit Thawikan 選手やブラジル人FWのLeandro 選手など、昨年の柏戦を経験したメンバー数人を擁しており、経験値とすでに公式戦で勝ち上がってきているフィットネスは要注意です。

昨年のJ1リーグ4位に入ってプレーオフ出場を獲得した東京は、約6年ぶりに復帰した城福浩監督の下、1月中旬からの沖縄キャンプではフィットネス強化を図る一方で実戦を重ね、MF水沼宏太選手やDF駒野友一選手、FW阿部拓磨選手など新加入メンバーとのチームの融合を図ってきています。

水沼選手は、「東京での初めての公式戦が一番大事な試合になる。キャンプや練習試合でやってきたことをどれだけやれるか。自分の特長を前面に出して、周りと合わせていきたい」と話しています。

また、日本代表でも活躍してきた駒野選手は、「クラブで戦うACLは楽しみ。1戦1戦が大事になる。キャンプでも何試合かやって、上手く合わせて来ていると思う。チョンブリは昨年柏も苦労したので、簡単に勝てる相手ではないことは分かっている。守備をしっかりして、チャンスを逃さずに戦いたい」と話しています。

西地区

なお、西地区では昨年大会準優勝のアルアハリ(UAE)は出場を逃したものの、同国から2003年大会優勝のアルアインとアルナスルが参戦。サウジアラビアからは2012年大会準優勝のアルアハリと2014年大会準優勝のアルヒラル、カタール強豪のレクウィア、2年ぶり9回目の出場となるイランのフーラッド・モバラケ・セパファンや、13大会連続出場のウズベキスタンのパフタコールなどが顔を揃えています。

日程はグループステージが2月23日から5月25日まで、ラウンド16が5月17&18日と5月24&25日、準々決勝が8月23&24日と9月13&14日、準決勝が9月27&28日と10月18&19日、決勝は11月19日と26日に行われる予定です。ラウンド16終了後に組み合わせ抽選会で準々決勝の対戦カードが決まります。

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