JFAアカデミー福島EAST 遠征を実施
2023年03月02日
2/25(土)、2/26(日)の2日間、U-14/中2(Aチーム)は群馬県前橋へ、U-13/中1(Bチーム)は宮城県松島へ遠征に行きました。コロナ禍で遠征の機会が格段に減っていた中、福島県外への遠征を実施できたことはJFAアカデミー福島として、とても意義のあることです。
U-14は群馬県前橋にて前橋育英高、前橋FCとトレーニングマッチを実施しました。前橋育英高が実際にトレーニングしている会場でトレーニングマッチを実施でき、全国トップクラスのクオリティを実感することができました。前橋FCも同年代でトップクラスの実力を誇り、強度の高いトレーニングマッチから成果と課題を見つけることができました。
U-13は宮城県の松島フットボールセンターにて開催されたU-13東北トレセン交流大会(http://tohoku-fa.jp/?p=7242)に参加しました。東北各県のトレセンと2日間で6ゲームも実施でき、ハードなスケジュールの中で強度の高いゲームをこなすことができました。普段では経験できないようなスピードあふれるプレーや個人のクオリティに圧倒される場面もありましたが、時間が経つにつれて自分たちが普段トレーニングしているプレーを発揮する場面が見られるようになり、この交流戦から様々な成果と課題を得ることができました。
また、両カテゴリーともオフ・ザ・ピッチで貴重な経験をすることができました。U-14は高崎市のいちご園にていちご狩りを、U-13は日本三景である松島海岸を訪問しました。普段できないような体験から、選手たちは笑顔で楽しむだけでなく、様々な場所で活躍するたくさんの人たちの姿から感じることがたくさんあったはずです。
今回の遠征を通して得たもの、新たに気付かされたことを日常に落とし込み、さらなる進化のために日々取り組むことを期待します。
オディケチソン太地 選手(福島16期生/中2)
僕は前橋遠征に行く前に目標を立てました。それは前日のトレーニングのテーマであった「ボランチ、トップ下、トップの真ん中にいる選手を常に意識してビルドアップすること」です。僕はこのテーマのトレーニングの時にセンターバックをしていたのですが、真ん中の選手にパスすることができませんでした。ゲームでもセンターバックを務めることが多いので、僕はゲームで失敗しても良いからこの目標にチャレンジしてプレーしようと決めました。
前橋遠征での2日間での試合ではたくさん失敗をしましたが、目標を常に意識してプレーしました。失敗してもチャレンジするというメンタルでプレーしたことによって、プレーを成功させる回数を増やすことができ、自信が出てきました。そのため、僕は試合でいきいきとプレーすることができました。
今回の前橋遠征で得られた成果を生かし、今後もより良いプレーを追求し、さらなるレベルアップに向けて頑張っていきます。
倉部碧希 選手(福島16期生/中2)
僕はこの前橋遠征で、成果と課題を一つずつ得ることができました。
まず成果は、自分がサイドバックで出ている時に、味方の同サイドハーフの選手とコミュニケーションをとったり、自らアクションを起こしてスペースを作り出し、そのスペースを生かして味方とポジションチェンジをしたりパス交換をすることでボールを前進させられたことです。
次に課題は、相手がボールを持っている時に自分のマークにパスが出てくるという予測ができていなくて、自分のマークしている選手にパスが入った時にアプローチの距離が遠くて前を向かれたこと、ルーズボールを足で取りに行って相手に簡単にかわされたことです。この課題が出た原因として、日々のトレーニングを振り返ってみると、相手へのアプローチが甘かったり、相手に対して体ごとボールを奪いに行けていないことが挙げられます。そのため、日々のトレーニングから今出た課題を強く意識してプレーすることで課題を改善していきたいです。
菅原拓斗 選手(福島17期生/中1)
『ピッチの外から見て学んだこと』
僕はこの遠征で学んだことが2つあります。1つ目は試合前後の「準備」について、もう1つは負けている時の立ち居振る舞いです。
まず、1つ目に学んだ試合前後の準備のところで自分たちに足りていないと感じたことは「予測」です。いつもホームでゲームをする時はウォーミングアップがピッチ内でできることが多く、ウォーミングアップ開始の時刻がある程度遅れても取り返しがつきやすいですが、今回の遠征では試合会場とウォーミングアップする場所が離れていたため移動に時間がかかりました。移動が遅れるとゲームに向けての適切な準備ができないどころか、キックオフ時刻に間に合わないことで最悪棄権することになってしまいます。時間を大切に、決められた時間を厳守することは大前提の上で、限られたゲームの時間内で最大限のパフォオーマンスを発揮できるよう、日々の行動から改めていきたいと感じました。
2つ目は負けている時の立ち居振る舞いです。僕は怪我をしていたため今回の遠征ではプレーすることができませんでしたが、ピッチの外でみんなのプレーをいつもよりじっくり観ることができました。観ている中で特に立ち居振る舞いについて感じたのは2試合目の宮城県選抜とのゲームです。立ち上がりに先制されたことで苦しい試合展開となり、前半を0対3で折り返しました。ハーフタイムにコーチに発破をかけられたことで後半は巻き返しましたが、それでも結果は1対4でした。外から観ていても失点したら下を向いて誰もポジティブな声をかけず、悪い雰囲気でプレーする時間が長かったのが一目瞭然でした。たとえ10点差で負けていても決して諦めず、自分たちの成長のために一生懸命プレーすることが大切だと感じました。
今回の遠征で学んだ気付きをただ感じただけで終わらせず、これからの生活に生かしていきたいです。
村知空翔 選手(福島17期生/中1)
今回の遠征で東北各県の選抜チームと試合して僕ができたことは2つあります。
1つ目は、自陣でボールを受けて失わずに味方にパスをすることです。しかし、相手と被ってパスコースを作れなかった時にはボールを受けられないこともありました。僕の武器は中盤でパスを引き出すことなので、このようなミスを減らして完璧にボールを保持できるようにプレーしたいです。
2つ目は、切り替えのスピードを早くしてボールを奪うことができたことです。これに関しては、今回の遠征で成長したことだと思います。切り替えを早くすることで主導権を握ることができるので、今後も継続させたいです。
また、課題が3つ見つかりました。1つ目はボランチとして攻撃に参加する回数が少なかったことです。前線にボールが入った時に関わることができず、攻撃に厚みができませんでした。2つ目は得点を決めさせるラストパスを出せなかったことです。これは1つ目の攻撃参加が少ないからラストパスを出せないのだと思いました。3つ目はシュートを打てなかったことです。振り返ってみるとシュートできるシーンはありました。シュートを打てなかった理由はファーストタッチが悪かったためです。シュートを意識したうえでファーストタッチをすることを日々のトレーニングでたくさんしなければゲームで発揮することができないので、日々のトレーニングから意識しないといけないなと思いました。この遠征で得ることができた成果はさらに伸ばし、課題は克服していきたいです。