「自分たちのレベルアップにつなげてほしい」細谷真大選手(柏レイソル)インタビュー 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022
2022年09月02日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022は約2カ月の中断期間を経て、9月3日(土)にリーグ戦を再開します。ここでは柏レイソルU-18の一員としてプレミアリーグでプレーした細谷真大選手に、リーグの印象や出場選手へのメッセージを聞きました。
○オンライン取材日:2022年8月30日
――細谷選手は2019年までプレミアリーグを戦っていましたが、リーグの印象はいかがですか。
細谷 高校1年生のときはベンチ外でただ見るだけだったので悔しい思いをしていましたが、ユース年代のトップレベルがぶつかる激しい試合ばかりで、緊張感があるリーグだと思って見ていました。2年生のときは、サイドハーフがメインで出場していました。そのときから結果にこだわっていたので数字(16試合1得点)を見ると少なかったのかなという印象です。プレミアリーグでは高体連の強豪チームとも対戦できますが、自分は高体連のチームには負けたくないという気持ちは強かったですね。
――13試合で8得点を決めた高校3年時はどのように振り返りますか。
細谷 トップチームの試合にも出て、プレミアリーグに出られないこともありました。本当は全試合に出場してプレミアリーグで優勝したいという思いもありました。トップチームで活動する機会が多かったので、数少ないプレミアリーグでは自分の結果はこだわっていました。いい経験にもなりましたし、緊張感を持ってプレーできていたと思います。
――どういう高校生でしたか。
細谷 サッカーでもそうですが、サッカー以外の学生生活でも常に負けず嫌いなタイプの高校生でした。高校時代は常にトップチームに上がるために必死で練習して、成長することができたと思っています。高校3年生のときはユースの練習のときに少し気持ちの緩みが出てしまったこともあったので、そういうのはないように心掛けていました。トップチームのコーチ陣が常にプレミアリーグの試合を見てくれていたので、ユースのときは周りの選手とは違うプレーをすることを意識していました。
――特に印象に残っている試合はありますか。
細谷 3年生のときのホームでのジュビロ磐田U-18戦と青森山田高校戦は記憶に残っています。磐田戦では久しぶりにハットトリックできてうれしさがありましたし、青森山田戦は最後(90+4分)に追いついたのですが、試合後のミーティングで「真大ももう少しやらないといけないよね」という言葉をもらったので、あらためて結果を残さないといけないと思いました。
――高校時代に成長した部分は。
細谷 高校3年生のときはトップチームの練習で裏に抜ける動きをよく指摘されていました。その頃はトップチームで学んだことを生かせていたと思います。
――プロ3年目の今季はここまで(8月30日時点)のリーグ戦で26試合に出場し7得点を決めています。好調の理由はどこにあると思いますか。
細谷 常に練習では初心を忘れずに取り組めているのが試合でうまく出ているのだと思います。これは誰かに教わったり、言われたというよりもこれまでの経験上、自分の中で大切にしていることです。練習でそういう気持ちでやらないと試合にも出られないと思っているので、そこは徹底しています。
――EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会ではSAMURAI BLUE(日本代表)にも初選出され中国戦で代表デビューも果たしました。
細谷 日本代表は一つの目標としていて、常に選ばれるような選手になりたいと思っています。
――最後に、リーグに出場している後輩たちや他のチームの選手たちにメッセージをお願いします。
細谷 毎日の練習の大切さはプロになってからより強く感じるようになりました。練習で常に100%で取り組めばその先の道も見えてくるのだと思います。ここ数年、レイソルは優勝できていないですし、自分たちもあと一歩というところで終わってしまったので、優勝を目指して頑張ってほしいですね。他のチームも優勝を目指していけばプレミアリーグのレベルも上がってくると思うので、自分たちのレベルアップにつなげてほしいと思います。
大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)