鳥取県でポット苗植付けを実施
2022年07月06日
JFAは、2008年度よりポット苗方式・芝生化モデル事業を実施しています。
「ポット苗方式」による芝生化とは、ポットの中で30日間ほど育てた芝生(ティフトン芝)を田植えの要領で、50cm間隔で植えるもので、2ヶ月ほどでその間隔が埋まり、一面が緑の芝生になります。ティフトン芝は生長が早いため、日常の管理では芝刈りが欠かせませんが、大掛かりな工事をすることなくグラウンドを芝生化できるひとつの手法です。子どもたちの外遊びを促し、また、人々が集う地域コミュニティの場として、芝生のグラウンドは重要な役割を担っているとJFAでは考えています。
2022年度に提供した団体の中より、6月29日に鳥取県学校法人翔英学園米子北斗中学・高等学校で植付けが実施されました。この植付けには、JFA Youth & Development Greenproject Partnerの東亜道路工業株式会社、株式会社フジタと、鳥取県サッカー協会が参加し、植付けのサポートを行いました。
当日は、猛暑日ではありましたが、生徒や保護者のみなさんで協力し合いながら植付けを行い、また、途中から翔英学園のみずほ幼稚園と東みずほ幼稚園の子ども達も参加してくれました。幼稚園の子ども達へ植付けレクチャーは、中学や高校の生徒達が丁寧に行っており、全員で楽しめるイベントとなりました。
鳥取県学校法人翔英学園米子北斗中学・高等学校 理事長
生徒や保護者の方々に手伝って頂き、暑い中ではありましたが、無事にポット苗植付けを行うことができました。皆さんに感謝します。一面の緑になるにはまだ少し時間がかかりますが、定着してきたら将来的には地域コミュニティの場として開放したいと考えております。
東亜道路工業 建設事業本部企画開発部 征矢有梨佳 様
日本サッカー協会、鳥取サッカー協会、米子北斗中学校高等学校関係者の皆様には貴重な機会をいただき感謝を申し上げます。当日は厳しい炎天下でしたが、生き生きと作業する生徒たちに元気をもらいながら苗植えをさせていただきました。当社はスポーツ施設整備の会社としてフィールド作っていますが、今回は普段とは違うやり方で施設づくりのお手伝いができ非常に良い経験になりました。ポット苗がサッカーへの関心はもちろん、植物の成長やスポーツ施設づくりなど、何か子どもの探求心にきっかけを与えることができていれば嬉しく思います。グラウンドに青々と芝生が広がるのが楽しみです。
株式会社フジタ 技術センター環境研究部 篠田萌子 様
ポット苗植え付け作業の様子を実際に拝見したく、参加しました。
連日の酷暑で土が硬い部分も見受けられましたが、参加された生徒の方がそれぞれ工夫しながら作業されていました。
作業を通して植物や土壌への理解も深まっているように感じるとともに、参考になることも多々いただくことができました。
今回は参加させていただき、ありがとうございました。
一般財団法人鳥取県サッカー協会事務局長 山根卓也
県内のサッカー施設環境整備を推進する事業の一環として今回参加させていただきました。
猛暑の中での芝生植え作業となりましたが、参加された生徒の皆さんや園児の皆さん、そして地域の方々や学校関係者の方々が協力しながらポット苗を植えている姿が印象的でした。
植えながら会話をしたり、作業工程を伝え合ったりすることでコミュニケーションが生まれ、芝生の生育のみならず、地域内のコミュニティも広がっていくことが鳥取方式®・ポット苗方式の良い点だと思っております。校庭一面がグリーンの芝生となり、今回ご尽力された皆様のコミュニティの場となることを期待しています。