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JFAアカデミー福島男子WEST 14期生卒校式を実施

2022年03月23日

JFAアカデミー福島男子WEST 14期生卒校式を実施

3月18日(金)、JFAアカデミー福島男子WEST14期生の卒校式が時之栖で行われました。今年度の卒校式はまん延防止等重点措置の実施期間中ということもあり、来賓などを招かずに規模を縮小して行いました。式典内ではJFAアカデミー福島男子WESTのスクールマスターである林義規JFA副会長の祝辞から始まり、林スクールマスターと大橋浩司ダイレクターが選手たちに柊寮の銘板を授与しました。その後、在校生を代表して、15期生の天野雅久選手が代表して送辞を述べ、卒校生を代表して星慶次郎選手が答辞を述べました。最後に、3年間のアカデミー活動をまとめたクロージング映像で式を締めくくりました。

14期生男子16名はそれぞれ次のステージに向かって新たな一歩を踏み出しました。

在校生コメント

天野雅久 選手(15期生/中学2年生)
JFAアカデミー福島を巣立っていかれる14期生の先輩方、ご卒校おめでとうございます。皆さんはアカデミーでの3年間、仲間と共にさまざまな困難に立ち向かい、喜びや悲しみを分かち合ってきたと思います。
私たち後輩から見た先輩方はとても仲が良く、仲間思いの印象を強く受けました。登校中も常に一緒にいてとても楽しそうでした。また先輩たちは私たち15期生に対しても優しく接してくださいました。親元を離れて初めて経験する寮生活、不安と戸惑いを隠せない私たちに寮や中学校でのルールを指導してくれたり、一緒に卓球をしたり先輩たちのおかげで安心して楽しい寮生活を送ることができました。ピッチ内では自分の技術を高めるためにどんどんチャレンジし、率先して声を出してとてもかっこよく、また合同練習の時には気軽に声をかけてアドバイスをしてくれました。自分たちもこんな先輩になれるよう頑張ろうと思いました。ピッチ外では毎日自分のコンディションに合わせて入念にストレッチや、アイシングをし、日々の練習を全力で取り組めるよう体を整えていました。そんな姿はピッチ外の大切さを私たちに教えてくれました。
私たちは4月から中学3年生になります。皆さんの姿を見ることができなくなるのはとても寂しいですが、皆さんが私たち後輩に残してくれた大切なものを忘れずに、今年の目標である東海リーグ、クラブユース、高円宮杯の3冠を果たせるよう日々努力をしていきます。先輩たちはこれからそれぞれの道へ進んでいき挑戦されると思います。私たちは先輩たちが新しい場所でも自分を貫き活躍させることを祈っています。夢に向かって大きく羽ばたいてください。3年間のアカデミー生活、本当にお疲れ様でした。そして2年間ありがとうございました。

卒校生コメント

星慶次郎 選手(14期生/中学3年生)
3年前の春の日、高い志を持ち、夢と希望に溢れた16人のアカデミー生活が始まりました。親元を離れ、慣れない寮生活、16人それぞれの個性が強く、意見の違いから最初は喧嘩ばかりしていて、チームが強くなるのかと不安で、戸惑いもありました。そのような中でも、寝食を共にし、多くの強豪チームと対戦していく中で少しずつまとまりができ、県の中学一年生大会では準優勝、東海リーグでは優勝することができました。
2年生になると新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出され、練習や試合ができない日々が続きました。当たり前だった生活が当たり前ではなくなった戸惑いや、仲間と会えない寂しさ、思い切りボールを蹴れないもどかしさ、そんな日々を経験しました。3年生になり、それぞれの進路を考えながら迎えた夏のクラブユース大会。僕は予選で怪我をしてしまい、本大会も満足に試合に出ることができませんでした。僕は14期生の中でも怪我をすることが多く、苦しい時期が何度もありました。
「困難を克服して栄光を獲得する」
これはSKグランドに行く道に掲げられている言葉です。僕は、怪我で苦しい時も、リハビリを一生懸命やり、自分がまたピッチに戻れるように自分に厳しく、生活など、些細なことにも気を使って過ごしてきました。そして、3年間の集大成の高円宮杯などでは、全試合スタメンで出場することができました。チームとしての目標には届きませんでしたが、全国トップレベルの相手と対戦したことで、一人ひとりが「まだまだ足りない。もっとやらなければならない」そういった気持ちを再確認することができました。
僕たちのサッカー人生はこれからも続きます。しかし、アカデミーでの活動は今日で一区切りです。僕たちが不自由のないように素晴らしい環境を提供してくれた時之栖の皆様、学校生活を支えくれた富士岡中学校の先生方、オンオフ共にいつも僕たちを支えてくれた先輩方、15期生、そしてアカデミースタッフの皆様、本当にありがとうございました。そして、遠くからでも試合を見にきてくれたり、電話をかけて励ましてくれたり、離れていてもいつも側に感じさせてくれた家族には本当に感謝しています。
最後に、3年間一緒に高い目標を持って練習や生活をしてくれた家族のような14期生。いつもみんなに助けられ、この3年間は幸せな思い出で溢れています。今日をもって皆それぞれ別の道に進みます。そう遠くない日、日の丸を背負い世界中の人たちに勇気や希望を与えられるような選手になって再会できるようお互い頑張りましょう。
これまで関わってくれた全ての人に感謝します。

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