園児が明るく元気にサッカーを楽しむ~キッズ巡回指導レポート(2月)
2019年03月20日
JFAでは、各都道府県のキッズ委員会を中心に「巡回指導」を各地で開催しています。「巡回指導」では、各都道府県協会の巡回指導員が幼稚園や保育園、小学校に出向き、子どもたちにサッカーを楽しんでもらう各種プログラムを提供しています。サッカーの経験や知識があまりなく、なかなか自信を持って教えることができない保育士の皆さんや先生方に、サッカーの指導を得意とするスタッフが加わって、子どもたちがボールを使って体を動かす時間を設ける取り組みです。ここでは各地での巡回指導の様子をご紹介します。
年8回のあきた中央こども園、今年度最後の巡回指導でした。年長22名が参加し、園ホールで開催しました。今回はサカママ取材の撮影もあり、TOYOTA指導員2名に参加して頂き3名のスタッフで指導しました。
髙橋淳 スタッフ(FA巡回指導員)
元気いっぱいでホールを駆け回る「あきた中央こども園」の子どもたち。今回の秋田トヨペットさん二人のコーチと会うのは初めてで、コーチも園児も興味津々でスタートしました!秋田トヨペットのコーチの方々も回を重ねるごとに緊張感が取れていき、大きな声と笑顔で指導しており楽しそうでした。この日はサカママの取材もある上、子どもたちにとって最後の巡回指導と言う事もあり時間延長でサッカーを思う存分に楽しみました!「小学生になったらサッカーフェスティバルでまた会おうね!」と握手を交わし、巡回指導が保育園での思い出の1ページとなりました。
松本与美 スタッフ(TOYOTA指導員)
今回、久しぶりに参加させていただきました。毎回、園児から笑顔と元気をいっぱい分けてもらっています。ボールに触れながらのウォーミングアップで、注意と興味を惹いて少しずつ集中していく園児たちを見ていると、ほんの1時間の間に子供の成長を感じます。参加させて頂く度に、毎回新鮮な気持ちになります。これからも続けて参加させて頂きたいです。
運動がしやすい天気の中、年長児28名、コーチ2名、先生2名が参加しました。講義、ボールフィーリング、サーキットトレーニング、しっぽ取り対決、試合のメニューを行いました。1人1個のボールを使ってのボールフィーリングでは、ボールタッチやドリブルをしました。サーキットトレーニングでは、マット、跳び箱、鉄棒など様々な種類の運動を行いました。最後の試合はチームに分かれてミニゲームを行い、園児達は終わりまで笑顔溢れる様子で活動してくれました。
森田祐史 スタッフ(FA巡回指導員)
最初から最後までしっかりとコーチのお話を聞ける園児達でした。ボールフィーリングでは「難しい!」「できない!」と言っていた子も、コーチからコツを聞いて、最後まであきらめずにチャレンジをしていました。サーキットトレーニングの「逆上がり」にも積極的に挑戦し、できるまで何度もチャレンジしていました。しっぽ取りでは、男の子と女の子で対決をしました。作戦などを考え、仲間と協力し合う姿がとても良かったです。最後の試合は、男の子も、女の子もとても白熱し、全員が必死にボールを追いかけていました。
園庭と人数の関係で年中、年少、年長の順番に45分ずつに分けて3回実施しました。内容は身体を動かすことから始め、ボールフイーリングではボールを手で扱い(突く、投げる等)、慣れてから足でボールタッチ・ドリブルといろいろ実施しました。ケンパでは年代ごとに難易度を変えて実施しました。2人組でのボールの取り合いは一番好評でみんな真剣に取り組んでいました。そして、年長は最後にゲームをしました。
森一郎 キッズプロジェクトメンバー
今日は寒かったので動き作りでは身体全体を動かす運動を行い、ボールフイーリングでも手で扱うことから順番に足で扱ういろいろなドリブルに挑戦して、一生懸命走り回り汗をかきました。ケンパは日頃もやっていることもあり、上手に出来ていました。年長は今回の巡回指導が最後なので、ゲームでは所狭しと走り回り楽しんでいました。
年長担任 巡回先関係者(園長、保育士等)
年少時から、年に数回でありますが、子供達にサッカーを楽しむ機会を作って下さり、経験をしてきた子供たちはボールの扱い方や動きも少しは上手になり、成長を感じました。年令に応じて内容も工夫して下さり、毎回とても楽しく参加していました。今年度の最終日ということで、こどもたちの歌も聴いてくださり、大きな拍手をして頂きありがとうございました。
年長児32名で開催しました。天候も良く、コーチ3名と先生3名も一緒に、みんな元気よく活動をしました。ボールフィーリング、サーキットトレーニング、しっぽとり、試合の流れで行い、最後に男の子対女の子で逆上がりの対決をしました。対決は女の子が勝ちましたが、男の子も女の子もまず頑張ってチャレンジする子が多く、積極的に活動していました。
深澤沙季 スタッフ(FA巡回指導員)
大きな声で挨拶ができ、活動も積極的に行っていました。諦めずに最後までチャレンジし、できなかったことがこの巡回の中でできるようになった子もいました。サーキットトレーニングでは、何周も周り笛が鳴るまで一生懸命取り組んでいました。試合では負けて悔しい思いをしている子もいましたが、「負けて強くなるんだよ!」というコーチの言葉に、次は頑張ると意気込む姿も見られました。また転んだりぶつかって泣いてしまった子も、すぐに泣き止んで活動し、積極的にボールを取りに行きました。
年長児49名で開催しました。2月の開催でしたが、暖かい気候に恵まれ、元気の良い挨拶からスタートしました。コーチ4名、先生2名が一緒に全員で活動しました。講義、ボールフィーリング、体操、サーキットトレーニング、しっぽ取り対決、鉄棒発表会、試合のメニューを楽しく行いました。鉄棒発表会では最後まで諦めずに取り組む姿勢が印象的でした。
李光 スタッフ(FA巡回指導員)
スタートから、男の子も女の子も元気よく活動できました。しっぽ取り対決では取られて悔しくて必死に取り返そうとみんなが頑張っていました。サーキットトレーニングでは一つでもたくさん活動しようという姿勢がたくさん見えました。最後のサッカーの試合は、良いプレーも続々飛び出し、とても白熱した試合をしてくれました。今後も仲間と協力して楽しく運動をして欲しいです。