地域からの指導者が参加する女子GKコーチ研修会を開催
2019年03月19日
3月9日(土)~10日(日)の2日間、大阪で女子GKコーチ研修会を開催しました。これは、「地域トレセン指導スタッフのレベルアップを図ることを継続しながら、JFAの女子GK育成の取り組みを理解してもらい、これからの協力者となるGKコーチを発掘・養成すること」と「様々な立場で活動しているGKコーチ間で情報を共有し、新たな課題・提案を見出していくこと」を目的とし、毎年3月の第2土曜・日曜日に行っている事業です。
インストラクターはナショナルトレセンコーチ(女子担当)GKチーフの西入俊浩コーチとGKサブチーフの轟奈都子コーチ、そしてナショナルトレセンコーチでもあるJFAアカデミー堺の櫛引実コーチが担当。初日はガイダンス後、参加者が事前に作成してきた指導計画案をもとにファンクショントレーニングを実践し、夜には昨年のFIFA U-17/U-20女子ワールドカップにおけるGKパートを中心としたテクニカルスタディグループ(TSG)の報告を受けました。U-20日本女子代表チームのGKコーチでもあった西入コーチの話から、参加者は実際の現場でのトレーニングの様子やチームの中でのゴールキーパーたちの雰囲気などを知ることが出来ました。
その後、各地域でのGKに関する取り組み・成果・課題をテーマとしたディスカッションとプレゼンテーションを行い、翌日のゲーム実践の指導計画案の作成しました。2日目は2人1組でのゲームの指導実践をし、2日間の研修が終了しました。
轟奈都子 インストラクター(ナショナルトレセンコーチ(女子担当)GKサブチーフ)
各地域から集まった15名の参加者の方々は、タイトなスケジュールにも関わらず2日間を通して非常に積極的に、オープンマインドで取り組んでくれました。その中で女子GK選手育成の取り組みやアカデミー堺の取り組み、U-17・U-20女子ワールドカップTSG、U-20日本女子代表の取り組みの報告を通して様々な情報の共有ができ、指導実践ではナショナルトレセン女子U-14のトレーニングメニューや指導する時のポイントなども確認・共有することができました。
初日の夜には各地域での女子GKに関する取り組みや成果・課題をディスカッションし、プレゼンテーションしていただきました。ここでも活発なディスカッションが行われ、様々な情報交換や意見交換ができました。2日間という限られた時間の中でしたが参加者の皆さんの繋がりも深まり、非常に有意義な時間になったのではないかと感じています。
今回参加していただいたGKコーチの皆様、ご協力いただきました関係者の皆さまに感謝申し上げます。
菅原未紗さん(東北)
初めてGK研修会に参加し、今まで経験したことのない指導実践や2人組での指導実践を行い、たくさんのことを学ぶことができました。自チームと地域に持ち帰り、女子のGK選手への指導はもちろん、指導者としてのスキルアップを目指していきたいです。
大野摩耶さん(東海)
TSGで世界の女子のレベルを映像で見られて、とてもわかりやすかったです。指導実践の間にはディスカッションの時間もしっかりあったので、それぞれの指導者の様々な意見を共有することができてよかったです。
堀達也さん(関東)
本研修会に参加させていただきありがとうございました。大変参考になりました。また、今回多くのGK指導者の方と知り合うことができたことも、研修に参加させていただいたことで築くことができたネットワークです。これを活かしていけるよう、地域や県FAで発信していけるよう努力したいと思います。