第98回天皇杯 準々決勝を10月24日(水)に開催
2018年10月24日
天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会の準々決勝が10月24日(水)に開催されます。
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場では浦和レッズ(J1)とサガン鳥栖(J1)が激突します。公式戦では7勝5分け7敗と五分の星である両者ですが、リーグ戦では対照的な状況となっています。
一時は17位まで順位を落としていた浦和でしたが、現在はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内が狙える5位まで浮上しています。とりわけ直近5試合は4勝1分けとチーム状態は上々。勢いそのままに天皇杯に臨みます。
一方の鳥栖は、10月18日(火)に金明輝監督が新たに指揮を執ることが決定。フェルナンド・トーレス選手のゴールなどで前節のリーグ戦をものにしましたが、プレーオフ出場圏の16位に位置し、し烈な残留争いに身を置いています。4回戦(ラウンド16)でトーレス選手が来日初ゴールを決めたように、この一戦でJ1残留に向けて勢いをつけたいところでしょう。
ジュビロ磐田(J1)はベガルタ仙台(J1)をヤマハスタジアムに迎えます。磐田の得点源は、SAMURAI BLUE(日本代表)にも選出されている川又堅碁選手。リーグ戦でチーム最多の9得点を挙げ、今大会でも3試合3得点と抜群の相性を見せています。同じく日本代表メンバーである仙台GKシュミット・ダニエル選手の牙城を崩し、チームを14大会ぶりのベスト4に導くことができるか注目です。
川崎フロンターレ(J1)はNDソフトスタジアム山形に乗り込んでモンテディオ山形(J2)と対戦します。
昨年のJリーグ王者である川崎は、AFCチャンピオンズリーグと並行しながら戦ったリーグで、第8節時点で6位と出遅れた印象もありましたが、常に上位をキープし、第28節でついに首位に躍り出ました。直近のリーグ戦ではヴィッセル神戸との打ち合いを5-3で制し、勢いを持って天皇杯に臨むことでしょう。
対する山形はJ2リーグで10位。残り4節でJ1参入プレーオフ進出圏の6位との勝点差は12と厳しい状況ですが、天皇杯では快進撃を続けています。FC岐阜との2回戦をPK戦の末に突破すると、3回戦では後半アディショナルタイムに劇的な決勝点で勝利。さらに4回戦のFC東京戦では立ち上がりに先制を許したものの、すぐさま阪野豊史選手のゴールで追いつき、またしてもPK戦で勝利。J1勢から連勝を飾って準々決勝への切符を手にしました。強力な攻撃陣を擁する川崎に対しても粘り強く戦い、ロースコアに持ち込むことができれば、準優勝に輝いた第94回大会の再現も現実味を帯びてきます。
なお、鹿島アントラーズ(J1)とヴァンフォーレ甲府(J2)の一戦は、鹿島がACL準々決勝に進出しているため、11月21日(水)に開催されます。
【1回戦】5月26日(土)、27日(日)
【2回戦】6月6日(水)
【3回戦】7月11日(水)
【ラウンド16(4回戦)】8月22日(水)、一部予備日 9月26日(水)
【準々決勝】10月24日(水)、11月21日(水)
【準決勝】12月16日(日)
【決勝】12月24日(月・振休)