U-15日本女子選抜トレーニングキャンプ 4日間の活動を終える
2018年10月03日
9月29日(土)にJ-GREEN堺で始まったキャンプも早いもので10月2日(火)、最終日を迎えました。
台風が過ぎ、強い日差しが照りつけるピッチで、選手たちはひとつひとつのトレーニングに全力で取り組みました。
今回のキャンプはレクチャーやトレーニング、ミーティングと短い期間の中で多くのプログラムを行いましたが、46名の選手たちはそれぞれ、次のステージへのステップアップを改めて意識し、4日間の中で成長の姿が見られました。U-15日本女子選抜の次の活動は12月、更に人数を絞りトレーニングキャンプを行う予定です。
大部由美 統括責任者(ナショナルコーチングスタッフ/ナショナルトレセンコーチ)
台風の影響で、スケジュールの変更を余儀なくされましたが、選手は4日間を精力的に過ごしてくれました。オープニングでは「世界基準を目指す」ことを掲げましたが、多くの選手はこれまで「世界」に触れたことがなく、どうしたらいいのか戸惑いもあったと思います。しかし、レクチャーやトレーニングを通して、自分たちが目指すものが少しずつ見え始めたのではないかと思います。来年はAFC U-16女子選手権があり、そしてその次はFIFA U-17女子ワールドカップと、世界と戦う時がすぐ目の前に迫っています。このキャンプでしつこく選手に伝えたことは、「いつでも、どこでも、だれとでも」を、オン・ザ・ピッチでもオフ・ザ・ピッチでも意識することでした。きっと、選手は実行に移してくれると思います。このキャンプが終わった瞬間から、個の質を上げていくのは自分自身だと自覚し、具体的な目標を持って、本気になって日常を変えて欲しいと思います。
髙橋千空 選手(箕輪レディースFC)
私は今回のキャンプに参加して、オンザピッチでもオフザピッチでも、アスリートとしての責任を持って行動するということを学びました。なでしこジャパンの高倉監督やU-20女子代表の池田監督、大部コーチや大野コーチなど、いろいろな方の貴重なお話しを聞くことができました。その中で、皆さんが共通で大切にしていることがありました。それは「自分で考える」ということです。色々な方から言葉をいただいて、私は、考えて行動、プレーするという事を自分で意識するようになりました。考えてプレーするということは、日頃からきちんと意識していかなければいけないと改めて思いました。また、2日目に轟コーチや西入コーチから「GKがリーダーシップをとる」というお話しをされました。私は、まだまだ皆をまとめたりできていないので、皆の中心選手になれるよう、もっと頑張ろうと思いました。4日目はクロスなど、みんなで声を掛け合いながらやりました。あっという間の4日間でしたが、キャンプを通して、自分たちが何を求められているのか、アスリートとしてどうしていけばいいのか、多くのことを考え、学ぶことができました。今回のキャンプに関わって下さった人に感謝し、これからも頑張っていきたいと思います。
西村紀音 選手(浦和レッドダイヤモンズレディースジュニアユース)
キャンプ3日目の午前のトレーニングは守備でした。世界で戦う相手は、私たちよりも体格が優れていてパワーのある相手です。その相手に対してどうやってボールを奪い攻撃に繋げるかを、映像で見てイメージを共有しました。私はこのトレーニングでボールがきそうなタイミングで動いてファーストディフェンスをしたり、最初の出だしの一歩を意識し、トレーニングに励みました。午後は、ポゼッションをやりました。動きながらントロールしたり、一回で前を向くトラップの大切さを改めて学びました。足元に止める・運ぶ・蹴るのレベルを上げなくてはいけないなと危機感を感じました。オフザピッチの部分では、日本各地から集まった仲間とたくさんコミュニケーションをとり、新しい仲間も増えました。その仲間から多くの刺激を受けたキャンプだったので、このキャンプを1つの分岐点にして、自分自身成長できるように、更に練習を楽しみ、精一杯取り組みたいと思います。
錦織美紀 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
私は今回のキャンプに参加して、オンザピッチとオフザピッチで多くのことを経験し学ぶことができました。オンザピッチでは、世界で自分たちと同じ学年の選手が、自分たちよりも速くて、強いプレッシャーの中でプレーしていることを知り、練習の中では世界基準でパスやコントロールをすることを意識していかなければいけないと改めて実感しました。また、今回のキャンプで自分のプレーが通用した所、通用しなかったところがあるので、これから通用したところは続けて、通用しなかったところはもっと努力して、レベルアップしていきたいと思います。オフザピッチでは、レクチャーの中で、海外でご飯をしっかり食べるために工夫していたり、睡眠をとることの大切さを知ることができました。私はこのキャンプで学んだことをチームに持ち帰り、伝えていきたいです。また、今できていないところはもっと努力して、できるようにしていきたいです。
宮林桜生 選手(北海道リラ・コンサドーレ)
今回のトレーニングキャンプで、様々な方のレクチャーを受けて、常に「世界基準」を意識することや、映像を見て、世界のレベルを知ることができました。世界で戦っている選手たちは、激しいプレッシャーの中で戦っていて、自分が世界で戦うには、まだまだやれることがあり、足りないことがたくさんあることを学びました。また、オフザピッチ、オンザピッチの大切さを学び、自分で見て、考えて、行動するなど、自立した選手になることが大切だと感じました。人から言われて成長するだけでなく、自分の力でたくさん成長し、日々の練習では、1つ1つのパス、コントロールの精度を意識し、高めていき、常に全力でプレーし、仲間や指導してくれるコーチ、家族、サッカーをできていることに感謝することを忘れずに、これから先、もっと上にいけるよう、努力し続けることを大切にして頑張りたいです。
9月29日(土) | PM | トレーニング、レクチャー、ミーティング |
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9月30日(日) | AM PM |
トレーニング トレーニング、レクチャー、ミーティング |
10月1日(月) | AM PM |
トレーニング トレーニング、レクチャー |
10月2日(火) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。