JFAエリートプログラム女子U-13 第2戦にも勝利して韓国遠征を終える
2017年09月07日
U-13日本女子選抜 vs U-13韓国女子代表
2017年9月5日(火) キックオフ 15:30 試合時間 70分(35分✕2)
坡州ナショナルフットボールセンター(韓国/坡州)
U-13日本女子選抜4-2(前半0-1、後半4-1)U-13韓国女子代表
得点
25分 失点(U-13韓国女子代表)
40分 浜野まいか(U-13日本女子選抜)
41分 失点(U-13韓国女子代表)
56分 土方麻椰(U-13日本女子選抜)
60分 根府桃子(U-13日本女子選抜)
65分 土方麻椰(U-13日本女子選抜)
スターティングメンバー
GK 安間帆乃香
DF 林愛花、森田千尋、大曽根由乃、早瀬彩来
MF 野口初奈、鈴木愛理沙、新川愛海、榊原琴乃
FW 正野瑠菜、梅津真央
サブメンバー
GK 田村亜沙美
DF 青木夕奈、小山史乃観
MF 白沢百合恵、根府桃子、松窪真心、大山愛笑
FW 土方麻椰、浜野まいか
交代
HT 安間帆乃香 → 田村亜沙美
HT 正野瑠菜 → 白沢百合恵
HT 鈴木愛理沙 → 土方麻椰
HT 梅津真央 → 浜野まいか
HT 森田千尋 → 根府桃子
HT 大曽根由乃 → 大山愛笑
HT 新川愛海 → 青木夕奈
HT 早瀬彩来 → 小山史乃観
韓国遠征の5日目、チームは午前にトレーニング、午後はU-13韓国女子代表との第2戦を行いました。選手たちは遠征の集大成となるこの試合に、「絶対に勝つ」という強い気持ちを持って臨みました。
前半25分に先制点を許した日本は、後半早々に追いつきながらも直後に追加点を奪われる苦しい展開でしたが、選手たちは強い気持ちとトレーニングでの成果を見せ、終盤立て続けにゴールを奪って4-2で勝利を収めました。
夜の日韓合同での食事後、恒例の出し物を行い、韓国で過ごす最後の夜を韓国選手たちとともに楽しみました。翌6日(水)、チームの出発の際は韓国の選手、スタッフが全員で見送りをしてくれました。6日間という短い期間でしたが、選手たちはすっかり打ち解け、別れを惜しみつつ、次の日韓交流での再会を誓い合いました。エリートプログラム女子U-13の次の活動は3月にトレーニングキャンプを予定しています。
狩野倫久 監督(ナショナルトレセンコーチ/SAGAWA SHIGA FC)
9/1にスタートした6日間の韓国遠征が終了しました。エリートの約束として、積み上げた「観て・感じて・行動する」や「失敗を恐れずに積極的に行動(プレー)する」、そして、「自立・自発・自得・創造」に加え、今回の遠征では「自覚と責任」を大きなテーマとしました。海外遠征が初めての選手がほとんどで、はじめは周りの様子を伺いながら行動する姿がありました。全ての行動・発言がチームのためになるように自覚を持つこと、Uー13年代女子の中で「日本を代表」して遠征することや日本人らしく立ち居振る舞う責任について確認する中で、選手たちはこの投げかけにチャレンジし見事に応えてくれました。サッカーでは、「攻守の切り替え」を大きな継続的テーマとし、「隙を突かれない守備・一瞬の隙を突く攻撃」に取り組む中で、個での局面で負けないこと、特に守備においては、個(寄せの早さ・間合いの厳しさ、球際の激しさ)~グループ・チームでボールを奪う(連動し連続したプレッシャー)こととその運動量に取り組み、韓国代表チーム相手にも選手たちは臆することなく闘争心を持って果敢にトライしたことは大きな成果と言えます。
韓国代表チームの監督から選手たちに対し、「連動し連続したプレッシング~素早い攻撃」は素晴らしいなど、自分たちの取り組みを評価いただき選手たちはより自信を深めました。その反面、基本のテクニック(動きながらのテクニック)、判断と関わり(タイミングの良いサポート)の徹底と追及~ボールを失わずにゴールへ向かう組み立ては今後の課題として見つかりました。同年代の韓国代表と試合を行う中、第2戦目においては先制点を奪われ追いつくも、再び決められて2度リードされるも、逆転して勝利できたことは選手個々の取り組みがチームとしての成長として現れたのを見ることができた瞬間でした。選手たちは仲間や韓国の選手とコミュニケーションを積極的に取り、韓国の文化に直に触れ、肌で感じ、現地の食事に関しても集合し空港で受けた海外遠征(韓国)における栄養のレクチャー受けたこともあり量・質ともに意識の高さが伺えました。選手たちにとって、今回の活動は世界に目を向け、目指していく上で非常に大きな経験になったと思います。この韓国での経験、成果・課題を日常に持ち帰り取り組み、成長し自信をつけてくれることを期待し、今後のエリート活動につなげていきたいと思います。韓国サッカー協会をはじめ関係者の皆さまに深く感謝しております。
FP 正野瑠菜 選手(マイナビベガルタ仙台レディースジュニアユース)
この韓国遠征ではたくさんのことを学び、世界の厳しさを感じることができました。韓国との二試合目で、日本も韓国も「勝つ」という気持ちが強く、なかなか思うように試合が進まなかったものの、後半に出場した選手、ベンチも一丸となり、勝つことができました。この試合では、日本の良さである正確さやスピードが出たと思います。この6日間を通して、本当に様々ことを学びました。私は今回、自分の良さを大事なところで出すことができなかったので、普段のトレーニングからもっと自分に厳しく、質を上げられるように頑張りたいと感じました。自分の地域や日本のレベルに満足せず、世界基準の選手になれるよう、チームでも積極的に行動し、みんなを引っ張れるように努力したいです。この経験を無駄にしないよう、自覚と責任を持ちトライしていきたいです。
FP 浜野まいか 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
この6日間の韓国遠征では、色々な経験をすることができました。韓国の選手はとても大きく、プレッシャーもすごく速かったです。また、フィジカルの差もとても感じましたが、日本人らしい正確さや俊敏性を試合で出せれば勝てると思いました。韓国との第二戦では、先にゴールを決められてしまいましたが、みんなの勝ちたいという気持ちで1点を返すことができました。ただ、その後すぐに失点してしまったことは大きな課題だと思います。でも、その後逆転することができました。課題はたくさんあるけれど、同じ相手に二試合とも勝てたことはとても良かったと思います。この遠征では、世界の厳しさを感じることができ、とても良い機会でした。このことを忘れず、チームに帰ってももっと高みを目指し努力します。
FP 林愛花 選手(JFAアカデミー福島)
この6日間を通して成長できたこと、それは「自覚と責任」を持ち、常に全力で取り組んだことです。韓国との試合では、1対1の激しさや勝負にこだわる意識を持つことができました。普段とは違う緊張感の中で最大限のプレーをすることは難しいですが、自分なりに工夫して成功する場面を作ることができたので、この経験を次に活かしたいと思いました。私は今回、ゲームキャプテンを務めさせてもらいました。自分のことだけではなく、チームのために常に周りを見て行動することを心がけました。みんなをまとめることの難しさを感じるとともに、「責任」を感じることが多かったです。プレーの中では特に仲間に対するポジティブな声かけや、ゲームを盛り上げる声出しをし、少しでも日本のペースにできるよう、自分ができる「チームのため」のことができたと思います。第二戦では、70分間の戦いの中で失点シーンが二回あり、DFの私にとってとても悔しいことでしたが、その悔しさをバネに、「絶対に1対1では負けない」という気持ちを持って最後まで走りきることができました。この遠征で得た技術と失敗を忘れず、チームに帰ってからもレベルアップできるよう努力していきたいです。
9月2日(土) | AM/PM | トレーニング |
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9月3日(日) | AM 3-0 |
トレーニング ゲーム vs U-13韓国女子代表 |
9月4日(月) | AM/PM | トレーニング/文化交流 |
9月5日(火) | AM 4-2 |
トレーニング ゲーム vs U-13韓国女子代表 |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。