JFAアカデミー福島WEST(静岡県拠点)の活動について 〜JFAアカデミー福島WEST スタッフ通信Vol.40
2021年06月14日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島WESTのレポートを担当するのは古賀琢磨コーチです。
JFAアカデミー福島WESTコーチの古賀琢磨です。昨年はU14(14期生)を担当していましたが、今年は担当チームを持たずユース、ジュニアユース、アカデミー全般のサポートをメインに活動しています。
震災の影響でここ静岡県御殿市に移転して、まる10年が経った今、JFAアカデミー福島WESTの活動は2023年度2024年4月で全てのカテゴリーの活動を終了のため、残すところ約3年となりました。
2021年4月から福島を拠点に中学1年生が活動を再開した為、福島拠点をJFAアカデミー福島EAST、静岡拠点をJFAアカデミーWESTと呼んでいます。
私の所属する静岡拠点のJFAアカデミー福島WESTは今年度5カテゴリーでの活動を行なっています。今回は2023年に終了予定のここ御殿場でのJFAアカデミーWESTに焦点を当ててみたいと思います。
11期生(高校3年生)15名
12期生(高校2年生)13名
13期生(高校1年生)17名
14期生(中学3年生)16名
15期生(中学2年生)16名
総勢77名の中高生が時之栖別館の寮で共同生活を送っています。高校生はふたば未来学園高校サテライト校三島長陵高校に、中学生は御殿場市立富士岡中学校のそれぞれ通い学校生活を送っています。
ユーストップチームは東海プリンスリーグ所属、ユースチャレンジチームはセカンドチームとして静岡県Aリーグ(1部)に所属しています。
ジュニアユースの14期生(中3)はU15東海リーグ所属、15期生(中2)はセカンドチームとして静岡県TOPリーグ(1部)に所属し、拮抗した戦いを通して個人の成長の場としています
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で14期生(中3)が所属している東海リーグは6月5日以降予定されていた試合が延期(日程調整中)、全国大会予選クラブユース東海大会は1週間後ろ倒しのスケジュールとなり6月26日開幕予定です。
15期生(中2)が参戦している県TOPリーグは無観客試合という選手にとっては少し寂しい試合環境ではありますが、延期なく開催されており後期の戦いとなっています。
現在中学生として在籍している14,15期生は6年プログラムではなく、3年プログラムでアカデミー生活を終える事になります。それは今までのアカデミー生とは違い、高校進学に関して自分でどの高校、あるいはJクラブ(下部組織ユースチームU18)に進むか決断をするという事を意味します。
コロナ禍の影響で制限がある中、公式戦の合間を縫って希望する進路先に練習参加を行い、自分に合うチームを見つけ進路先を絞って行きます。
それは彼らの夢(=プロ選手)に近づくための大事な作業… 簡単では無いこの作業に時に悩み、時に熟考し自分の進むべき道を自分自身で拓いて行きます。そんな彼らを時に厳しく時に優しく見守り、必要なアドバイスを行いながら成長の手助けをしています。
10年前に福島から移転して来た際、約100人もの大所帯を受け入れて下さった時之栖の関係者の方々、中学高校関係の静岡県行政の方々、そして試合環境を与えて下さった静岡県サッカー協会、御殿場地域の方々と多くの方々の善意に支えられJFAアカデミー福島WESTはここまで来る事が出来た事を忘れてはいけません。
改めて我々選手・スタッフ一同は最大限の感謝の意を表したいと思います。また残り2年半となったここ御殿場での活動ではありますが、コロナに負けず日々ポジティブに活動して参ります。日々感謝の気持ちを忘れずに !!