キッズ巡回レポート(9/28)
2021年10月20日
日本サッカー協会では、各都道府県のキッズ委員会を中心に「巡回指導」を各地で開催しています。
「巡回指導」では、各都道府県協会の巡回指導員が幼稚園や保育園、小学校に出向き、子どもたちにサッカーを楽しんでもらう各種プログラムを提供しています。サッカーの経験や知識があまりなく、なかなか自信を持って教えることができない保育士の皆さんや先生方に、サッカーの指導を専門とするスタッフが加わって、子どもたちがボールを使って体を動かす時間を設ける取り組みです。ここでは各地での巡回指導の様子をご紹介します。
当日は年長児33名の子どもたちを2グループに分けてサッカー教室を行いました。動き作りでは、元気いっぱい園庭を駆け回る姿がとても印象的でした。普段からサッカーを取り入れている保育園だったため、当日はゲームを中心に行いました。4対4のゲームでは、積極的にボールを取りに行くシーンや、ドリブルするシーンが多く見られました。また女性リーダー2名が子どもたちと積極的にコニュニケーションを取ってくれたため、子どもたちも笑顔でとても充実したサッカー教室になりました。今後も女性リーダーと共に、多くの園児のきっかけ作りができるよう活動していきます。
梶野勇太(しかコーチ) スタッフ(FA巡回指導員)
園庭に集合した際、緊張した様子の子どもたちでしたが、サッカー教室が始まると積極的に行ってくれました。サッカーの試合では、みんながボールを触ろうとする姿、転んでもすぐ立ち上がり走る姿がとても印象的でした。
村尾ほのか スタッフ(FA巡回指導員)
ゲームに負けて悔しがっている子がいて、ただ楽しむだけでなくサッカーを通して、勝負に向き合っている姿が印象的でした。またプレーしている子だけでなく、周りで観ている子も楽しそうに応援しサッカーを楽しんでくれていて、とても嬉しかったです。
佐々木涼花 スタッフ(FA巡回指導員)
活動中に笑いを取り入れるなど、子どもたちが最後まで楽しんで参加することができました。いつも話を聞くことが苦手な子も、コーチの話に耳を傾けて真剣に取り組む姿も見られ良かったです。
金子裕也・伊藤江里 先生(巡回先関係者)
普段からボール遊びやサッカーに触れている子どもたちでしたが、コーチの方々の指導のおかげで、試合の中でのボールを追いかける表情やゴールを決めたときの友だちと喜びを分かち合う姿がとても印象的でした。ボールが足元にくると、つい大きく蹴ってしまいがちですが、ドリブルで運ぶことやサイドラインから出ないように追いかけるといった具体的な指導で子どもたちもサッカーをより楽しむことができました。ありがとうございました。
小尾舞・鎌田瑞帆 先生(巡回先関係者)
試合中心の内容でしたが、ルールをわかりやすく伝えてくれたことで、どの子も楽しく参加することができました。また、コーチのアドバイスを聞き、チームの仲間と勝つための作戦を立てるなど、これまでのサッカー教室とはまた違った子どもたちの成長した姿を見ることもできました。楽しい時間をありがとうございました。