S級コーチ養成講習会2020 Module5・集中講習⑩ 受講者レポート Vol.14
2020年12月15日
開催方式を例年と大幅に変更してスタートした今年度のS級コーチ養成講習会も大詰めを迎え、筆記試験・口頭試験はいずれもオンラインで実施しました。
期間:12月7日(月)~12月10日(木)
12月7日(月) | フィジカルコンディショニングまとめ 安松幹展、菅野淳(フィジカルフィットネスプロジェクト) 大塚俊介(コンサドーレ札幌) |
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12月8日(火) | 筆記試験、口頭試験 |
12月9日(水) | 筆記試験、口頭試験 |
12月10日(木) | 筆記試験、口頭試験 |
次週は亘崇詞さん(岡山湯郷Belle監督)よりお伝えします。
楽山孝志 さん(深圳佳兆业U15(中国) 監督)
2020年のコロナ禍で行われたS級指導者講習会もラスト2週間を迎え、今週は最後の講義とテストが行われました。
まず1日目にフィジカルコンディショニングのオンライン最後の講義が行われました。講義では講師の安松さんから最後のまとめとしてGPSを用いたコンディショニングの評価方法と基準値の紹介、さらにコンサドーレ札幌の大塚さんから実際現場で使用しているコンディションデータ評価表の説明があり、菅野さんからは過去のJクラブの1シーズンの試合中のフィジカルデータと試合結果に対する相互性に関する講義が行われました。今後の現代サッカーにおいて、よりフィジカル的な要素とチームが年間を通して安定してパフォーマンスを出し続けられる事が求められていきます。シーズンを通してコンディショニングを調整するために必要なデータ活用方法の基礎を講義の中で学べた事はとても良い経験となりました。
2日目から4日目まで午前は筆記試験がそれぞれ日を分けて行われ、午後は口頭試験が3日間を通じて行われました。
口頭試験では、プロサッカーの現場で必要な分析について、映像を用いながらゲームの中での修正箇所を見極め、インストラクターの方とディスカッションを行いました。筆記試験では講習会を通じて学んだサッカー専門やコーチング論、マネジメント論、スポーツ科学(総合)からそれぞれ出題され、試験を通じて自分の頭の中がより整理されていきました。
そして最後の日に来週から行われる指導実践のためのガイダンスが行われ、テスト内容と受講生毎にテーマと順番をくじ引きで選びました。
来週はいよいよ指導実践の最終試験が行われますが、体調を整え、4ヶ月間学んだ事をもう一度頭の中で整理し、万全の状態で当日を迎えられるようにしっかり準備をしたいと思います。