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ラブリッジ名古屋スターチスが決勝で前回女王を破って初優勝! JFA 第13回全日本U-15女子フットサル選手権大会

2023年01月10日

ラブリッジ名古屋スターチスが決勝で前回女王を破って初優勝! JFA 第13回全日本U-15女子フットサル選手権大会

JFA 第13回全日本U-15女子フットサル選手権大会は1月9日(月・祝)、栃木県の日環アリーナで決勝ラウンドが行われ、朝日インテック・ラブリッジ名古屋スターチス(東海/愛知)が初優勝に輝きました。

準決勝では、名古屋は、五戸スポーツクラブ(東北/青森)と対戦しました。前日に「チームを勝たせる活躍を見せたい」と語っていた津田愛乃音選手が、有言実行の活躍を見せます。第1ピリオド2分に先制ゴールを挙げると、その2分後にも高い位置でボールを奪い、相手のオウンゴールを誘発します。五戸も1年生の秋元優花選手が1点を返しますが、名古屋の勢いは止まりません。第1ピリオド、第2ピリオドともに3得点を挙げて6-1と圧倒して初の決勝進出を果たしました。

もう一つの準決勝では、十文字中学校(関東/東京)と日置シーガルズFC(九州/鹿児島)が対戦しました。第1ピリオド3分に尾辻夏奈選手に先制ゴールを奪われた十文字中でしたが、第1ピリオド終了間際にセットプレーから永松美祐選手が同点ゴールを決めて試合を折り返します。第2ピリオドに入ると、2分に根鈴花李選手のロングフィードを野尻睦選手がバックヘッドでゴールに流し込んで逆転。その後も、福島菜々子選手が2点を挙げた十文字中が2連覇に向けて、決勝に駒を進めました。

迎えた決勝、名古屋は、これまで4度進出した決勝で一度も負けていなかった十文字中に対して、果敢に攻めました。第1ピリオド4分には津田選手が2試合連続で先制ゴールを記録します。十文字中も成長著しい2年生の根鈴選手がミドルシュートを枠内に放ちましたが、名古屋のGK福田みのり選手が難しいコースのシュートも枠外へと弾き出し、同点ゴールを許しませんでした。第1ピリオド10分には、近藤柚月選手がFKを直接ゴールに決めて、名古屋が2点リードでハーフタイムを迎えます。

第2ピリオドに十文字中はセカンドセットで試合をスタート。大滝靖監督も「これまではやったことがなかったが、それだけ全体の選手層が厚くなった」と、送り出した選手たちへの信頼を語りました。第2ピリオドの立ち上がりに、名古屋の津田選手にこの試合2点目となるゴールを決められた十文字中でしたが、ここから反撃を見せます。第2ピリオド6分に角野心花選手のミドルシュートで1点を返すと、その4分後にも野尻睦選手が追加点を決めて、1点差に詰め寄りました。

しかし、勝負を決める次の一点を決めたのは、名古屋の近藤選手でした。味方のピヴォにボールが入ると「落として」とパスを要求。ポストプレーから落としのパスを受けた近藤選手が、豪快なシュートを決めて再びリードを2点に広げます。十文字中も最後まで攻め、残り10秒で伊藤芽紗選手が追加点を挙げましたが、名古屋の江後賢一監督はここでタイムアウトを取り、しっかりと試合を終わらせるように指示。残り時間で十文字中にチャンスをつくらせずに試合を終わらせた名古屋が、女子U-15年代フットサルの頂点に立ちました。

監督・選手コメント

FP #12 根鈴花李 選手(十文字中学校)
昨年、優勝したときもベンチ入りしましたが、出場時間が30秒くらいしかありませんでした。成長してもっとピッチに立ちたいと思って1年間過ごして戦えたことは良かったと思います。リードをされてからは、打たないと入らないので、どんどんシュートを狙いました。足元があまりうまくないので、相手をかわせるように足元の技術をしっかり身に付けて、また来年、再び優勝できるようにここに帰ってきたいと思います。

大西美紀 監督(五戸スポーツクラブ)
地区大会でも優勝が初めてで、ここまで来られるとは思っていなかったので、ここまで来られたことを誇りに思います。チームとしては週5回活動していますが、普段は男子のチームで活動している子もいるので、大会を戦いながら合わせていく形でした。他のチームよりは合わないことも多かったですが、徐々にチームとしてまとまってきたと思います。「自分たちは強い」と自負していたところもあったので、レベルの高い相手に敗れたことから学んでほしいと思います。

江後賢一 監督(朝日インテック・ラブリッジ名古屋スターチス)
優勝は率直にうれしく思います。このフットサル大会は、3年生の総決算という形で、学年ごとにチームを組んでいます。愛知県大会の決勝は2年生対3年生で戦いましたが、自分たちが最後に良い形で終わりたいという思いを見せてくれたと思います。サッカーでは悔しい思いをしましたが、最後、フットサルではチームワークも良く一つになれて、こういう形で終われて良かったと思いますし、キャリアの中で日本一になることはそうないので、一つ自信も付いたと思います。

FP #28 近藤柚月 選手(朝日インテック・ラブリッジ名古屋スターチス)
決勝は3年生、最後の試合になるのでそこで後悔なく終われるように臨みました。自分はポジションが後ろなので、絶対にゴールを守るという気持ちと、チャンスになったときはしっかりと打って決め切ることを意識して、結果、それが優勝につながったので良かったです。初の日本一はみんなの目標でした。チームのキャプテンとして、声でも、プレーでも、チームを引っ張ることができて、日本一のチームにすることができて良かったです。

大会期間:2023年1月8日(日)~1月9日(月・祝)
大会会場:栃木県/日環アリーナ栃木

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