プレミアリーグ昇格の6枠を懸けて激闘が始まる 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2021 プレーオフ
2021年12月10日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2021 プレーオフは12月10日(金)と12日(日)に広島県内の各会場で開催します。大会は各地域のプリンスリーグで上位に入った18チームが6ブロックに分かれて、ノックアウト方式で実施。各トーナメントを勝ち上がったチームが、来季から高校生年代最高峰のリーグに参入する権利を手にします。
高体連のチームが集まったAブロックの1回戦では、2018年以来のプレミアリーグ復帰を目指す米子北高校(中国/鳥取)と今年度最後の公式戦として意気込み十分で挑む桐生第一高校(関東3/群馬)が対戦します。FW福田秀人選手(#9)を中心にプリンスリーグ中国で最多得点を奪う米子北の攻撃を、DF丸山琉空選手(#3)を中心とした桐生第一が食い止められるかがポイントになりそうです。2回戦で待ち受ける帝京長岡高校もMF廣井蘭人選手(#7)やMF三宅凌太郎選手(#10)など実力者が揃うため、どこが勝ち上がってもおかしくありません。
Bブロックはプレミアリーグの経験を持つ北海道コンサドーレ札幌U-18(北海道1)と阪南大学高校(関西2/大阪)が1回戦で対戦。勝負の行方と共に高校2年生でプロ契約を結んだ札幌のDF西野奨太選手(#5)と来季から湘南ベルマーレ内定が決まっている阪南大高のFW鈴木章斗選手(#18)のマッチアップは注目を集めそうです。勝者が対戦するのは、川崎フロンターレU-18(関東1/神奈川)。激戦区・関東で頂点となった実力は確かで、プリンスリーグ得点王のFW五十嵐太陽選手(#10)を中心とした攻撃で、初のプレミアリーグ昇格を目指します。
Cブロックの1回戦は、愛媛FC U-18(四国2/愛媛)と旭川実業高校(北海道2)が激突します。今季の旭川実業は大型のFW門馬誇太郎選手(#2)を生かしたリスタートが大きな武器であるため、GK黒川雷平選手(#1)を中心とした愛媛の守備陣が集中力を切らさず対応できるかが勝敗の行方を左右しそうです。2回戦から登場する静岡学園高校(東海1/静岡)は、MF古川陽介選手(#10)を筆頭にJ内定選手を4人擁する今大会屈指のタレント集団です。テクニカルな攻撃の実力はプリンスリーグ東海でも証明済みです。
Dブロックは、初のプレミアリーグ昇格を狙うチームが揃いました。MF笠柳翼選手(#10)を中心とした攻撃が特徴の前橋育英高校(関東2/群馬)にとっては、今回が5度目の昇格を懸けたチャレンジになります。まずはMF島野怜選手(#10)やFW佐藤遼選手(#9)など注目選手が揃う仙台育英学園高校(東北2/宮城)との初戦を突破し、勢いに乗りたいところです。2回戦から登場するV・ファーレン長崎U-18(九州1/長崎)はJリーグでの監督経験を持つ原田武男監督の下、初のプリンスリーグ優勝を果たし、今大会に挑みます。すでにトップチームビューを果たしているMF安部大晴選手(#16)ら注目選手も多く、昇格を狙える力は十分です。
Eブロックは、どこが勝ち上がってもおかしくない組み合わせになりました。JFAアカデミー福島U-18(東海2/静岡)は2023年を最後に静岡県での活動が中止となるため、3学年揃ってプレーするのは今年が最後。残り2年、最高峰の舞台を後輩たちに残したいとの思いは強く、DF松田隼風選手(#6)らの奮闘が期待されます。彼らが1回戦で対戦するのは神村学園高等部(九州2/鹿児島)。MF大迫塁選手(#14)やFW福田師王選手(#13)など2年生に注目株が多く、勢いに乗ればトーナメントを勝ち上がったとしても不思議ではありません。シードの尚志高校(東北1/福島)も、U-22日本代表のDFチェイス・アンリ選手(#30)を筆頭に各ポジションにタレントが揃う好チームで、いずれの試合も最後まで目が離せない展開になりそうです。
最後のFブロックも、見どころの多い対戦が揃っています。2015年以来の復帰を目指す履正社高校(関西1/大阪)は全国高校サッカー選手権大会への出場を逃しているため、今大会が今年最後の公式戦。プリンスリーグMVPのFW廣野大河選手(#10)など実力者が揃う攻撃陣を中心に有終の美を飾れるか注目です。対するツエーゲン金沢U-18(北信越2/石川)は、DF波本頼選手(#5)を中心とした守備がチームの強み。接戦をものにしてきたプリンスリーグ同様、粘り強く白星を目指します。2回戦から登場のカマタマーレ讃岐U-18(四国1/香川)は初めてのプレーオフ進出ながら、GK松原快晟選手(#1)やFW小山聖也選手(#11)など注目選手が揃い、実力は確か。どのチームが勝ち抜くか目が離せません。
大会期間:2021年12月10日(金)・12月12日(日)