加熱する首位争いと残留争い…勝点3をつかむのは 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2021第17節
2021年11月26日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2021は、11月27日(土)と28日(日)に第17節を開催します。
後期に白星を積み上げ、順位を3位まで上げているのが、横浜F・マリノスユース(神奈川)です。4-1で快勝した第14節のFC東京U-18(東京)戦に続き、前節も6-2で快勝。大宮アルディージャU18(埼玉)と対戦する今節も、2試合連続ゴール中のMF松村晃助選手(#27)ら攻撃陣が活躍できるか注目です。
浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)は、FC東京をホームに迎えます。互角の試合展開となった前期の対戦では、後半半ばに生まれたFW野澤零温選手(#18)のゴールによって、FC東京が勝利。今季2度目の対戦では、どちらに軍配が上がるのでしょうか。
柏レイソルU-18(千葉)と青森山田高校(青森)の一戦は、中盤のマッチアップが勝敗の行方を左右します。MF宇野禅斗選手(#6)やMF小原由敬選手(#7)が繰り出す青森山田の激しいプレッシャーを、MF田制裕作選手(#6)を中心とした柏の中盤がかいいくぐることができれば、勝機が広がります。
横浜FCユース(神奈川)は10月以降、黒星が先行し、苦しいゲームが続いています。今節対戦する流通経済大学付属柏高校(千葉)は前期の対戦時に、1-4で敗れた相手であるため、リベンジに懸ける意気込みは十分。同じ相手に連敗を喫しないためにも、積極的に先制点を狙いに奪いたいところです。
第13節から無敗を続ける清水エスパルスユース(静岡)は前節、青森山田に勝利し、今季2度目の5連勝を達成。市立船橋高校(千葉)とのホームゲームに挑む今節も、5試合で16得点を奪う攻撃陣の活躍によって、連勝を伸ばせるか目が離せません。
ここまで奪ったゴールは、リーグ最少の10得点と決定力不足に苦しむジュビロ磐田U-18(静岡)ですが、けがが続いたFW辻颯人選手(#18)やFW後藤啓介選手(#23)の状態が戻りつつあるのは、プラス材料です。セレッソ大阪U-18(大阪)をホームに迎える今節は第10節以来となる複数得点を奪い、5勝目を掴めるか注目です。
サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、ホームに東福岡高校(福岡)を迎えての一戦です。前期に対戦した際に4得点のうち3得点がCKから生まれているため、今節もセットプレーの出来が勝敗の行方を大きく左右しそうです。サイド攻撃の活用と共に、キッカーを担うMF西村岳選手(#7)の左足からも目が離せません。
9位の京都サンガF.C. U-18(京都)にとって、最下位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)と対戦する今節は残留を手繰り寄せるための大一番。前半のうちに4点を奪い、C大阪に勝利した前節同様、立ち上がりから攻撃のギアを入れたいところです。
未消化試合が他チームより多い状況ながらも、3位につけるのが大津高校(熊本)です。今季はDF川副泰樹選手(#4)、GK佐藤瑠星選手(#1)を中心に粘り強い守備が機能しており、ここまでリーグ最少失点を記録中。サガン鳥栖U-18(佐賀)をホームに迎える今節は、ボールを持たれる展開が予想されるため、これまで同様守備でリズムを引き寄せ、白星を狙います。
ガンバ大阪ユース(大阪)と名古屋グランパスU-18(愛知)のカードは、サイドの攻防に注目です。G大阪にはMF中村仁郎選手(#10)、名古屋にはMF甲田英將選手(#11)と高校生ながら、U-22日本代表の一員として、先月行われた「AFC U23アジアカップウズベキスタン2022予選」に出場したアタッカーが在籍。勝敗の行方と共に、2人の激突も試合の注目ポイントです。
大会期間:2021年4月3日(土)~2021年12月12日(日)