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ベスト4進出チームが決定 JFA第7回全日本O-40サッカー大会
2019年10月14日
JFA第7回全日本O-40サッカー大会は13日(日)、大会2日目を迎え、1次ラウンドの第2節と第3節の試合を実施。決勝ラウンドに進出するチームを決める戦いが各グループで行われました。
グループAは決勝ラウンド進出をかけて、最終節でオッサンドーレ札幌40(北海道)と坂井フェニックスレジェンド(北信越1/福井)が激突。札幌は、応援に駆けつけた地元の方々の後押しもあり、試合開始直後からリズムをつかみ、何度か惜しいチャンスを得るもゴールを決め切ることはできません。前掛かりになっていた札幌に対し坂井はショートカウンターで応戦し、ゴール前の混戦からこぼれてきたボールを押し込んで先制点を挙げます。その後も坂井は前半終盤にカウンターから追加点を挙げ、2点をリードして前半を折り返します。
後半、追いつきたい札幌はボールを保持しながらチャンスをうかがうものの、坂井の集中した守備陣を相手になかなか崩すことができず、そのまま試合は終了。前半の2点を守り切った坂井が、決勝ラウンドへの切符を手にしました。
グループBは、連覇を狙うKYOTO MAYUMARO FC(関西2/京都)と藤枝フットボールクラブ(東海2/静岡)が準々決勝行きを懸けて対戦。前半に藤枝がセットプレーから先制点を挙げ、その後もKYOTOの攻撃を前線からの早いプレスで封殺し、KYOTOはなかなか主導権を握れません。後半は拮抗したゲーム展開が続き、プレーにも一段と熱が入ります。両チーム激しいプレーの応酬の中、後半終盤、藤枝の杉山和弘選手が駄目押し弾。2-0で藤枝が勝利し、KYOTOの連覇を阻止するとともに、決勝ラウンド進出を決めました。
グループCでは、兵庫サッカークラブ(関西1/兵庫)と西湘Wings.FC(関東1/神奈川)が最終節で争いました。緊張感漂う中、試合が動いたのは開始早々の6分。兵庫の水田貴之選手が西湘の一瞬の隙を突きゴールを奪います。結果、これがそのまま決勝点に。虎の子の1点を守り切り、勝利した兵庫が決勝ラウンド進出を決めました。
グループDではGALAXY(中国2/山口)と大分OBシニア(九州/大分)が最終節で準々決勝への椅子をめぐり火花を散らします。ここまで無失点かつ5得点と常に戦いを優位に進めてきた大分でしたが、GALAXYを相手に前後半で1点ずつ失点を喫し、反撃を試みるもゴールは奪えず。2-0でGALAXYが勝利。グループ全勝のGALAXYが決勝ラウンド進出を決めました。
大会最終日となる14日(月・祝)には決勝ラウンドが行われ、準決勝の坂井フェニックスレジェンド対藤枝フットボールクラブ、兵庫サッカークラブ対GALAXYがともに10時にキックオフです。決勝戦は13時にキックオフとなります。
監督・選手コメント
久保田俊幸 監督(坂井フェニックスレジェンド)
今回で全国大会に連続3回目の出場となりましたが、決勝ラウンド進出を決めることができてうれしいです。中盤でしっかり相手を封じつつ、試合展開のバランスを見ながら守備を構築できたことが勝因だったと思います。これからは一つでも上を目指し、そして優勝を目指して頑張りたいと思います。これまでにも国体選抜や全国大会で一緒に戦ってきたメンバーなので、この歳になっても仲間たちと試合ができることが楽しみで、私もこのチームの監督をすることができてうれしく思っています。
岩場利知 監督(KYOTO MAYUMARO FC)
2連覇を目指していたので、なんとか1次ラウンドを突破して、決勝ラウンドに行きたかったですね。その気持ちが強かった分、負けてすごく悔しいです。藤枝さんは上手いし、強いし…私たちにはまだまだ力が足りていなかったなということで、この現実をしっかりと受け止めたいと思います。そして、自分のチームに足りなかったところを改善していけたらと思います。また、藤枝さんには決勝ラウンドで、うちの分までいい成績を残してもらえたらなと。歳を重ねても、緊張感とさまざまなプレッシャーの中、自分の身をもって挑戦することができる。こういうヒリヒリとした緊張感を味わえることがサッカーの醍醐味なので、大会に参加できてよかったです。
早勢拓祥 選手(帯広フットボールクラブ)
創部3年目にして初めての全国大会出場でした。経験がないので、初戦は特に硬さが見られましたね。そうした要因もあって、本来の実力を出し切れませんでした。そして、やはりすごくレベルが高いですね。帯広地域や北海道全域の大会で戦っている時とは動きの質が違いました。この経験を基にチームをつくり直して、またこの場に出られるように頑張っていきたいなと思います。年齢を重ねてシニア年代になっても、全国を目指せるこうした場があることはとてもいいことだと思います。メンバーの中には人生で初めての全国大会だという選手もいますし、ここでは元Jリーグ選手の方とも対戦できます。そうした方々と対峙できるということも、この大会の大きな魅力だと思います。
石原大助 選手(山梨マスターズ)
私自身4回目になる全国大会ですが、毎年レベルがかなり上がってきているなと感じています。以前は山梨マスターズも全国的に強いチームだったのですが、この頃の相手チームの選手は体格もあり、スピードもあって、なかなか勝つことができません。改めて、全国レベルでは簡単にいかないなと実感しています。今日の試合もそうでした。決勝ラウンド進出を目標にやってきましたが、今大会は目標を達成できませんでした。残念です。シニアサッカーは、試合中はお互い真剣に一生懸命ボールを追い掛けて、終わったら和気あいあいとできる大人の場所です。それがこの大会の、ひいてはシニアサッカーの魅力だと思います。
大会日程:2019年10月12日(土)~10月14日(月・祝)
大会会場:北海道/函館フットボールパーク
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