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フットサル日本代表が挑む、世界一を決める大会が9月12日に開幕! FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021

2021年09月08日

フットサル日本代表が挑む、世界一を決める大会が9月12日に開幕! FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021

FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021が9月12日(日)に開幕します。1989年大会から4年おきに開催され、今大会で9回目を迎えるワールドカップは、各大陸予選を勝ち上がった24チームによって「世界一」の座を争います。当初、2020年9月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の状況を踏まえ1年遅れての開催となります。各国が未曾有のパンデミックを乗り越え、世界の頂点を目指して戦います。

世界のフットサルシーンは、2010年代初頭までブラジルとスペインによる“2強”が形成されてきました。第1回大会からブラジルが3連覇、2000年の第4回大会でスペインが初優勝して翌大会を連覇、2008年、2012年は再びブラジルが頂点を奪取。そうした流れを断ち切ったのが、2016年大会のアルゼンチンです。ロシアとの決勝戦を5対4で制した壮絶な戦いは、MVPを獲得したキャプテンのフェルナンド・ウィルヘルム選手を中心に守備と攻撃がオーガナイズされたものであり、新たな時代の到来を予感させるものでした。

今大会は、各国が満足のいくような活動や実戦機会を重ねられないなかで、直前キャンプで出場国同士が精力的に国際親善試合を行い、最終調整をして迎えることになります。

優勝候補筆頭は、やはりブラジル、スペイン、アルゼンチンでしょう。フットサルのアイコン的存在だったファルカン選手が引退したブラジルは、世代交代を進めながら、バルセロナでも活躍するフェラオ選手などタレントがそろいます。スペインも、世界最高峰といわれる自国リーグをけん引してきたオルティス選手やアドリ選手といったベテランを中心に4大会ぶりの頂点を狙います。アルゼンチンは全員がハイレベルな技術と戦術眼を備え、なおかつ10名の選手が前回大会の経験者というアドバンテージを有しています。

対抗馬と目されるのが、ロシア、イラン、ポルトガルです。前回大会準優勝のロシアは、エデル・リマ選手やロビーニョ選手といった世界屈指のアタッカーが攻撃をリードします。前回大会3位のイランは“アジアの盟主”と呼ばれる存在です。昨今、アジア勢が世界のトップシーンに肉薄するなかで頭ひとつ抜きん出た存在であり、今大会も上位進出が予想されます。また、前回ベスト4のポルトガルは、12ゴールで得点王に輝いたスーパースター、リカルジーニョ選手をはじめ、テクニカルなタレントをそろえて頂点を狙います。

そうした争いに割って入りたいのが日本です。予選を兼ねたAFCフットサル選手権が中止となったことで、過去の成績に鑑みて、2012年以来2大会ぶり5回目の出場を果たしました。2012年大会は、当時のミゲル・ロドリゴ監督が三浦知良選手をサプライズ招集したことでも話題を集め、過去最高となるラウンド16進出を遂げました。2016年に就任したブルーノ・ガルシア監督が指揮を執る今大会は、明確にベスト8以上を目標に“5年間”の上積みを図っています。2019年にアジア最優秀選手賞を獲得したキャプテンの吉川智貴選手を中心に、ハードなディフェンスとオーガナイズされた攻撃を軸に、世界に挑みます。

ブラジル、スペインの2強時代から、群雄割拠へ移り変わりはじめた世界のフットサルは、今大会でどんな結末を迎えるのでしょうか。世界一を決める戦いがまもなく開幕します。

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