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フットサル日本代表 モロッコ戦を翌日に控えてトレーニング
2021年09月07日
フットサル日本代表は6日(月)、FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021に向けた最後の強化試合・モロッコ代表戦を翌日に控えてトレーニングを行いました。
ブルーノ・ガルシア監督は、トレーニング内容と選手のコンディションを考慮してこの日のトレーニングを午前中にセット。強度の高いトレーニングを終えてから回復に充てる時間を確保する形でこの日のスケジュールをデザインします。
下地達朗フィジカルコーチによる入念なウォーミングアップに続けて、チーム恒例のスタッフも加わって得点を競うフルコートゲーム“ペラドン”でテンションを高めると、選手たちの表情は一変。集中した顔つきでトレーニングに入ります。この日も主に攻撃にテーマを置いたトレーニングとなり、片側のゴールをハーフウェーラインに置いたハーフコートのセットごとの5対5では、ほぼ全てのエリアがシュートレンジという環境の下で、より積極的に、貪欲にシュートを打つ意識を高めると同時に、そこから生まれるコーナーキックについても回数多くトレーニングできる仕掛けにしています。
その後はゴールを正規の位置に戻してフルコートでゲームを行い、実戦に即した形で戦術と意識の共有に取り組みました。世界の強豪との対戦が待ち受ける中、攻撃を強度と精度を高めるためには、同じく質の高い守備が求められます。狭いスペースで守備から攻撃、攻撃から守備と目まぐるしく変わる展開において攻守に求められるチーム戦術を即座に認知、決断して実行に移す作業をひたすらに繰り返します。
最後はPKを全員が蹴り、いよいよ公式戦ムードが高まります。全員を集めたブルーノ監督は「我々のGKは必ず1本、2本止めてくれる」と話して3人のGKに寄せる厚い信頼を見せると、「だからPKを蹴る選手は、『このシュートは必ず入る』『絶対に決めるんだ』と信じて蹴ることだけに集中すればいい」と、シンプルなだけに色々と考えてしまいがちなPKに対するアドバイスを送りました。
モロッコ戦は、7日(火)日本時間24時キックオフ予定です。
選手コメント
GK #16 矢澤大夢 選手(バサジィ大分)
2年前に大怪我をした時は、ワールドカップに行くのは難しいと思っていましたが、こうやってメンバーに入ることができ大きな喜びを感じています。復帰してから代表戦には出場していない中、第3キーパーという立場で招集され、この大舞台を経験出来るというのは自分にとって大きな財産になると思います。イゴール選手は僕がフットサルをやり始めた時からの憧れの選手ですし、関口選手の代表そしてFリーグでの功績はとても偉大です。この2人と同じチームで世界と戦えることをとても誇りに思います。大きな大会では、実力以上に"チーム力"が勝敗を分けると思っています。試合に出ている選手だけでなく、ベンチ、スタッフ、フットサル日本代表に関係している全ての人がまとまって同じ方向を向くことが何より大事で、自分の立場としてはそこを一番に意識しないといけないと思います。僕は、フットサルというスポーツをもっと国内で発展させ、人気スポーツにしたいという願望があります。その為には、ワールドカップで好成績を残す必要があります。このワールドカップでフットサルが世間で大きな話題になるように全力で頑張ります。
FP #12 森村孝志 選手(バサジィ大分)
この大会、優勝することが目標です。まずここまで来るのに色々なことがありました。自分自身の環境を変えてみたり、今まで代表チームに選ばれてきていた仲間たちや日本のフットサルファミリーの方々、そして日頃から自分をサポートしてくれる皆さんがいなければ実現出来なかったことだと思います。そのみんなの思いを背負って戦い、強い日本代表、強い日本のフットサルを世界に見せてきます。
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