Ｆリーグ2020-2021 ディビジョン1の5試合が、10月31日(土)、11月1日(日)に全国各地で行われました。
開幕戦と同カードの対戦が行われたこの週。バサジィ大分は、フウガドールすみだをホームに迎えました。開幕戦では4‐2で大分が逆転勝利を収めており、同じ相手に2敗することは避けたいすみだは序盤から積極的に得点を狙います。しかし、集中した守備でゴールを守る大分は15分、仁部屋和弘選手のアシストから吉田圭吾選手が先制点を挙げ、第1ピリオドを1-0で折り返します。1点を追うすみだは第2ピリオドもチャンスを作りますが決めきれず、セットプレーから大分にゴールを許してしまいます。その後もペースを握った大分は2点を追加し、4‐1で勝利を収めました。
11月1日から制限付きで観客の入場が可能となり、ホームにファン、サポーターを迎え入れたペスカドーラ町田は、Y.S.C.C.横浜と対戦。平均年齢が若く勢いのある横浜に対し、若返りを図る町田も落ち着いた戦いぶりを見せ、福田亮選手のゴールで先制に成功します。17分には横浜の6つ目のファウルで第2PKを得ると、これを毛利元亮選手が決め横浜を突き放します。2‐0と町田リードで迎えた第2ピリオド、開始わずか19秒で伊藤玄選手がゴールした横浜はこのままの勢いで追加点を狙いたいところでしたが、町田の集中した守備の前にゴールを割ることができません。ペースを取り戻した町田はその後もコンスタントに得点を重ね、横浜のパワープレーでの攻撃もしのいで6‐2で快勝。今季初めての有観客試合でファン、サポーターと喜びを分かち合いました。

監督・選手コメント

伊藤雅範 監督（バサジィ大分）
苦しい時間帯にしっかりと我慢ができたことが勝因だと思います。まだやらなければならないことはあるので、しっかりと修正して、この先も戦っていきたいと思います。今の戦力で考えたら開幕からの4勝3敗は妥当な成績だと思いますが、その評価を覆したいという思いを選手たちと共有しています。これからもしっかり戦って、勝点を積み重ねていきたいと思います。次戦では同じ九州に拠点を持つボルクバレット北九州と対戦します。今後いい関係を築いていくためにも大事なゲームになると思うので、そこはしっかりと意識して戦いたいと思います。また、2連勝しましたが、自分たちにできることはもっと多くあると思っているので、引き続き体現していきたいと思います。

ルイス・ベルナット・モリーナ 監督（ペスカドーラ町田）
まず初めに、リモートマッチ（無観客試合）からこのように観客が入ってくれたこと、観客の皆さんに勝利を見せることができたことに対して嬉しい気持ちでいっぱいです。2連敗の後にこのように勝利することができ、いい形で新たなスタートが切れたことを監督として喜んでいます。ピッチの中で選手一人一人がゴールに向かい、結果を収められたことに何も言うことはありません。

金山友紀 選手（ペスカドーラ町田）
第2ピリオドの立ち上がりで失点し、2‐1になったところで少し空気が悪くなりましたが、しっかりと立て直すことができました。このように勝利を経験することは、若いチームが成長していくために必要なことだと思います。ですので、（登録メンバーの）全員が出場して勝利を収められたことは、チームにとって大きな結果だと思います。今年の町田はシーズンを通して成長し、強くなっていくチームだと思います。ここからまた試合は続きます。観客を迎えらえるようになったので、ぜひ会場に足を運んでもらい、課題を克服していく姿、生のプレーを見てもらいたいと思います。

北野聖夜 選手（Y.S.C.C.横浜）
第1ピリオドでは5分くらいでファウルを4つ溜めてしまい、自分たちの武器である前からのプレスや激しく守備にいき敵陣でボールを奪ってシュートまでつなげることができなくなり、押し込まれる苦しい展開になりました。まずそこがゲームを難しくしてしまった点だと思います。第2ピリオドの入りはよく1点を取り返しましたが、相手のほうがひとつ上回っていたところで失点を重ねてしまったので、自分たちの力でしっかり盛り返すことができないといけないと感じました。

Ｆリーグ2020-2021 ディビジョン1

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