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白山、ホームでの開幕戦を勝利で飾れず。F1経験豊富な神戸、浜松は揃って白星スタート【Fリーグ2020-2021 ディビジョン2 第1節】
2020年09月15日
Fリーグ2020-2021 ディビジョン2の開幕節が、9月13日に石川県・松任総合運動公園体育館で行われました。
新型コロナウイルス感染症の影響で開幕が遅れたため、開幕節は全6チームが一会場に集い、ホーム&アウェイ共同開催として実施されました。オープニングマッチでは、トルエーラ柏と広島エフ・ドゥが対戦。F1リーグでの経験も豊富な監督、選手が加わり新シーズンを迎えた柏は、広島との接戦を制し2対1で勝利を収めました。
2試合目はデウソン神戸とポルセイド浜田が対戦しました。昨季は最終勝点で並び、拮抗した実力を持つ両者の対戦は、開始39秒で三浦祐人選手が先制点を挙げますが、3分に神戸が追いつくと、その後は神戸ペースで試合が進みます。第1ピリオドで逆転に成功し、さらに追加点を挙げた神戸は、第2ピリオドで退場者を出しながらも集中した守備を見せ、浜田のパワープレーをしのいで4対1で勝利。F2優勝、F1昇格を掲げる神戸が開幕戦を白星で終えました。
3試合目では、開催地である石川県白山市に本拠地を構えるヴィンセドール白山とアグレミーナ浜松が対戦しました。5分、セットプレーから永村八一選手の強烈なシュートで先制に成功した白山でしたが、その後はF1での試合経験豊富な浜松の攻撃に苦しみ、前半のうちに逆転を許してしまいます。第2ピリオドも浜松がペースを握り、相手GKが前に出た隙をついた日永田祐作選手のゴールで浜松が2点をリード。まずは追いつきたい白山は、4分半を残し寺島拓海選手をGKに置いたパワープレーを仕掛けますが、得点を奪うことができず、終了間際には松本行令選手にパワープレー返しを許してしまいます。試合はこのまま終了し、1対4で浜松が勝利。F1昇格を目指す浜松にとって、幸先のいいスタートとなりました。
監督コメント
杉木陽介 監督(ヴィンセドール白山)
ホームでの共同開催ということで、たくさんの人に支えられながらプレーできたことを選手も僕自身もうれしく思っています。勝点3を絶対にホームでつかみ取るということが開幕戦の目標だったので、まずはしっかりと勝てなかったのが悔しいです。若い選手や、Fリーグを初めて経験した選手もいたということがありますが、一人一人の守備の単純なミスが失点につながっていってしまうのがFリーグです。それを返していくのは簡単ではない。それを選手たちはこの試合で学んだのではないかと思います。この1試合でしっかりと経験をして次の試合からはそういったエラーがないように選手たちが自覚して戦ってくれればいいかなと思います。攻撃でも自分たちがリズムを掴むシーンもあったので、いい部分をしっかり磨いて次の試合に備えて戦っていきたいです。
向井敦 監督(アグレミーナ浜松)
こういう大変な時期に、多くの関係者の皆さまのご協力ご支援の元で試合ができたことをまず喜びたいと思います。試合は間隔が空いていたので、どういう入り方をするか難しい部分もありましたが、チームとして守備から立て直していこうという課題を持って、この一戦に取り組みました。選手は本当に頑張ってくれたと思います。こういう結果になったことを喜んでいます。
選手コメント
永村八一 選手(ヴィンセドール白山)
まず、長い間リーグ戦ができず、開幕するまでにたくさんの方の協力があって試合ができたことをうれしく思います。その中で今回は共同開催ということで、僕たちのホームで戦えるアドバンテージがあったと思います。結果としてそれを生かしきれず負けてしまい、とても残念です。いいところもあったと思いますし、これまで準備してきたことや、やろうとしてできなかったこともあります。次の試合まで1カ月近く空くので、もう一度練習からしっかり修正して挑みたいと思います。
Fリーグ2020-2021 ディビジョン2
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