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日テレ・ベレーザとジェフユナイテッド市原・千葉レディースが決勝進出 2016プレナスなでしこリーグカップ1部
2016年08月28日
2016プレナスなでしこリーグカップ1部・2部の決勝トーナメントが27日(土)に始まり、千葉県立柏の葉公園総合競技場と兵庫県立三木総合防災公園陸上競技場の2会場で、準決勝4試合が行われました。
千葉県柏市では、日本女子サッカーリーグの主催試合を行うのが初めてで、柏市民にとっては、女子サッカーを観戦する好機となりました。
なでしこリーグカップ1部の準決勝は、日テレ・ベレーザとジェフユナイテッド市原・千葉レディースがともに勝利し、決勝に進出しました。
浦和レッドダイヤモンズレディース(Bグループ2位)と対戦した日テレ(Aグループ1位)は、10分に相手のミスを突いたFW田中美南選手が先制点をもたらすと、53分、58分にも連続得点。今季から日テレの10番を背負うMF籾木結花選手が個人技から加点すると、今度は籾木選手のアシストからMF長谷川唯選手がミドルシュートを決めました。リーグ戦では最下位の浦和も、Bグループ2位通過の力を発揮しようとしますが、前半ほどパスがつながらず、逆に83分、再び籾木選手に得点され、最終スコアを4-0とした日テレが、危なげなく決勝に進みました。
ともにリーグカップ初の決勝進出を目指すベガルタ仙台レディース(Bグループ1位)とジェフL(Aグループ2位)の対戦は、開始早々3分にスコアが動きます。右CKを蹴ったMF瀬戸口梢選手のボールに、FW菅澤優衣香選手が頭で合わせてジェフLが早くもリードを奪いました。ベガルタは特に後半に何度か攻め込みましたが、MF川村優理選手やFW井上綾香選手といった攻撃を支える選手たちがフィニッシュに絡めず、そのまま1-0でジェフLが初のリーグカップ制覇に王手をかけました。
なでしこリーグカップ2部の準決勝は、ASハリマアルビオンと日体大 FIELDS 横浜がともに勝利し、決勝に進出しました。
ノジマステラ神奈川相模原(Aグループ1位)と対戦したAハリマ(Bグループ2位)は、40分にノジマのMF吉見夏稀選手に先制点を許すものの、その3分後に日本女子代表候補MF千葉園子選手が決めた同点弾で、1-1。リーグ戦で1位のノジマは、計21本のシュートを放つも、それ以上スコアは動かず、勝敗はペナルティキック方式で決することになりました。後手のノジマ4人目のキッカー吉見選手がPKを外したのに対し、先手のAハリマは全員がPKを成功させ、1-1(PK3-5)で、Aハリマがジャイアントキリングを起こしました。
セレッソ大阪堺レディース(Bグループ1位)と対戦したF日体大(Aグループ2位)は、エースFW植村祥子選手と大学2年生DF三浦桃選手のゴールで、19分までに2点先取。しかしC大阪堺も反撃を開始し、28分にFW宝田沙織選手のアシストからFW野島咲良選手が1点を返します。後半に入ってもC大阪堺の勢いは衰えず、今度は宝田選手が直接FKの流れから追加点を決め、2-2の振り出しに戻しました。そして決勝点は89分。F日体大のMF小島和希子選手が蹴ったFKから、MF平田ひかりが勝ち越し点を奪い、2-3としたF日体大が、C大阪堺に勝って決勝に駒を進めました。
1週間後の9月3日(土)に行われる、なでしこリーグカップの決勝戦は、味の素フィールド西が丘にて、16時から2部の「Aハリマvs F日体大」戦が、その後、同会場で19時30分から1部の「日テレvsジェフL」戦が行われます。
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