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【j-futsal連動企画】PFIを用いた行政と民間との施設建設の取り組み
2016年07月19日
j-futsalでは、身近なところでさまざまな楽しみ方ができるフットサルの情報を、全国各地のフットサル施設の関係者と連携しながら発信しています。今回は、フットサル施設建設につながる事例として、千葉県市川市のアーセナルサッカースクールの幸野健一さんに、遊休地を活用した取り組みについて伺いました。
千葉県市川市にあるアーセナルサッカースクール市川の代表・幸野健一さんは、市川市が所有し、利用されていなかった空き地にPFIという手法を使ってサッカー場を作りました。PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)とは、行政が本来行うサービスを民間の資金を活用して提供するものです。自治体が毎年管理にお金をかけている未使用の土地を借りてスポーツ施設を作り、その運営をサッカークラブが行い、持続的に地域の発展に貢献することができます。PFIはフットサル場にも応用でき、全国にサッカー・フットサル場を増やしていくことが可能です。
幸野さんは、フットサル場を増やすためにはPFIのみならず、ショッピングセンターの建設の際にフットサル場やサッカー場をプロジェクトに組み込むといったことも考えられると話しています。このようなケースでは、ショッピングセンター側にもニーズがあり、地域との連携を図る上で必要とされる例が増えています。高齢化社会が進む中で、多世代がつながりスポーツの価値を高めることができれば、スポーツを通して社会課題を解決する方法を提示できると幸野さんは考えています。
コメント
幸野健一さん(アーセナルサッカースクール市川代表)
現在、アーセナルサッカースクール市川のサッカーグラウンドに隣接するエリアでは、市川市によるスポーツタウン建設が進んでいます。施設内では地域の高齢者のスタッフなど、多世代が広く交流できる場所になるといいなと思っています。高齢化社会の課題に対する解決策をスポーツが提示することで、スポーツの価値そのものが上がります。
「なぜフットサル場を作るの?」「フットサル場ではなくてもいいんじゃないの?」そう問われたときに、生活の中にスポーツがある価値をもっと力強く発信できなくてはなりません。そういう社会に変えていかなければならないのです。地域の拠点となるサッカー場やフットサル場のような、高齢者から子どもたちまで多世代の人たちが集まれるような場所があれば、今、日本社会が抱えている問題を解決することにも繋がるのではないでしょうか。
この記事の詳細は、JFAエンジョイフットサル総合サイト「j-futsal」でご覧いただくことができます。
アーセナルサッカースクール市川:PFIを用いた行政と民間との新たなサッカー場建設の事例
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