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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐シニアサッカーの取り組み(滋賀県サッカー協会)
2016年05月30日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き、シニアサッカーの取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2016年5月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
シニアサッカーの取り組み~滋賀県サッカー協会
藤本計之 シニア委員会
「生涯現役を目指して」
野洲川歴史公園サッカー場が2005年、滋賀県守山市に建設され、それから2年後の2007年に滋賀県サッカー協会にシニア委員会が発足しました。発足10周年を迎えようとする節目の今年、滋賀県シニア層の活動状況の報告ができることをうれしく思います。
発足翌年には、第21回全国スポーツ・レクリエーション祭(2008年)を野洲川歴史公園サッカー場および希望が丘文化公園で開催し、当時役員であった先輩たちの尽力により盛況に開催できたことを懐かしく思い出します。当初は、県内のシニア層の交流を目的としたシニアフェスティバルやシニアナイターが大きな事業だったと記憶しています。
滋賀県のシニアフェスティバルの特徴は、年に数回開催するうちの1回を高校OBチームの交流戦にしていることです。
第1回全国高等学校総合体育大会に出場した甲賀高校、井原正巳さんや望月聡さんを輩出した滋賀県立守山高校など古豪をはじめ、県内高校サッカー部OB会に連絡をとり、第1回では予想を超える10チーム以上の参加がありました。毎年多くのチームに参加いただき好評を得ています。試合終了後には同窓会を開催するなど、フィールド外での交流も行われています。
滋賀県のシニアナイターは、シニア層を対象にビッグレイクで月1回19時から2時間、交流戦を行っています。県内の女子チームにも参加を呼び掛け、アットホームな雰囲気です。
両事業ともに、グラウンドと活動予算を確保しながら継続していきたい事業であり、より特色を持たせていきたいと考えています。
現在のシニア委員会の課題は、第12回全国シニア(60歳以上)サッカー大会(2012年)に滋賀サッカークラブが出場したのを最後に、どの年代も全国大会に出場できていないことです。
他府県のレベルが上がっている中で勝ち抜くには、シニア委員会発足時の目標でもある「県内リーグの発足」による活性化が必要です。それを達成するためには、各年代の活動状況の把握や、グラウンドや運営予算の確保など多くの課題があります。滋賀県サッカー協会の支援を受けて早々に実現できるよう取り組みたいと考えます。
今後も、競技志向に注力しつつ、生涯現役でプレーできる環境を提供できるよう努めてまいります。
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