グループステージ第1戦結果
日本高校サッカー選抜 3-2 （前半2-0、後半1-2） フォルトゥナ・デュッセルドルフ

得点者
19分　鳥海芳樹（桐光学園高）
21分　中村健人（東福岡高）
30分　Duman（フォルトゥナ・デュッセルドルフ）
31分　旗手怜央（静岡学園高）
36分　Duman（フォルトゥナ・デュッセルドルフ）

スターティングメンバー
GK 1　脇野敦至（東福岡高）
DF 3　星キョーワァン（矢板中央高）
DF 4　古屋誠志郎（市立船橋高）
DF 5　杉岡大暉（市立船橋高）
DF 6　白井達也（市立船橋高）
MF 9　藤川虎太朗（東福岡高）
MF 10（C）中村健人（東福岡高）
MF 17　尾ノ上幸生（前橋育英高）
MF 18　鳥海芳樹（桐光学園高）
FW 21　矢村健（市立船橋高）
FW 11　旗手怜央（静岡学園高）

交代
37分　MF 18　鳥海芳樹 → MF 19　牧野寛太

マッチレポート

第54回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会（3月24日～29日）に参加している日本高校サッカー選抜は3月24日（木）、グループステージ第1戦で地元フォルトゥナ・デュッセルドルフとの試合に臨みました。先に行われた開幕戦では、地元主催チームであるBV04デュッセルドルフが1FCケルンに2-3と敗れ、自然と地元サポーターの期待は2試合目のフォルトゥナ・デュッセルドルフに集まります。多くのデュッセルドルフサポーターが見守る完全アウェーの雰囲気の中、試合は行われました。

日本高校サッカー選抜はもちろん、地元フォルトゥナ・デュッセルドルフにとっても負けられない予選リーグ第1戦目。試合前にはお互いに緊張感が見えましたが、キックオフ直後から激しい攻防が繰り広げられました。フォルトゥナ・デュッセルドルフは身体の大きさや強さ、スピードを活かしてシンプルかつパワフルな攻撃を仕掛けてくるのに対し、日本高校サッカー選抜は早いパス回しとテクニカルで切れのあるドリブルで対抗。双方とも守備意識が高く、球際での激しいフィジカルコンタクトでお互いシュートチャンスを作らせない状態が続きます。17分、フォルトゥナ・デュッセルドルフFWのSharaf Karim選手が裏に抜けだし決定的な場面を作りますが、GKをかわす最後のボールタッチを誤り決定機を逃すと、その直後に日本高校サッカー選抜はMF中村健人選手を起点にMF矢村健選手、MF藤川虎太朗選手とテンポ良くボールを繋ぎ、最後はMF鳥海芳樹選手が相手GKの出鼻をループシュートでかわし先制点を挙げます。さらにその2分後に幅広い早い展開から中村選手がミドルシュートを決め、前半を2-0で終えます。

後半に入るとフォルトゥナ・デュッセルドルフが力強さを前面に出して打開を図り、まず右クロスからの攻撃で得点し１点差に詰め寄りますが、日本高校サッカー選抜もその直後にDF古屋誠志郎選手からの縦へのロングフィードをFW旗手怜央選手がスピードを活かして抜け出して得点。その後、PKから1点差に詰め寄られ、残りの約15分間はさらに激しい攻防が続きますが、日本高校サッカー選抜が最後まで集中を切らさずフォルトゥナ・デュッセルドルフの猛攻を凌ぎきり、勝利しました。

監督・選手コメント

早稲田一男 監督（日章学園高）
アウェイの洗礼でしょうか、会場の雰囲気も審判の判定基準も全てが国内とは全く異なる環境でしたが、チームは臆することなく戦いました。今日は満点です。これで選手達も自信をつけたでしょう。しかしまだ大会は始まったばかりでこれからが本番なので、気を引き締めていきます。

中村健人 選手 キャプテン（東福岡高）
2点目のゴールは、コースが見えていたので思い切って蹴りました。自信はありました。予選リーグ第1戦となるこの試合の目標は、何と言っても「勝つこと」でした。相手の速さや強さについて行けず苦しい状況もありましたが、全員で最後まで耐え抜いて「勝利」を得たことが何よりの収穫です。次への課題としては、ボールを奪われた直後の切り替えや前線からの守備を修正したいです。

旗手怜央 選手（静岡学園高）
直前にオランダで行ったトレーニングマッチと比較しても、（フォルトゥナ・デュッセルドルフの）球際の当たりが数段上で、並大抵ではなかったです。（試合後には）白いユニフォームが緑になってしまいました。

スケジュール

※時間は全て現地時間
※天候等により、トレーニング会場、時間が変更する場合があります。