JFAフットボールデーは、より多くの方々にサッカーに親しんでいただき、サッカーファミリーを増やしていくことを目指して、2008年からJFAと都道府県サッカー協会が全国各地で開催しているフェスティバルです。JFAの創立記念日である9月10日を中心に、普段サッカーをしたことがない人でも気軽に参加できるよう、それぞれの都道府県サッカー協会がさまざまな内容の企画を立案し、実施しています。

2015年度は、全国約40会場で約2万3千人が参加。障がい者サッカーとの連携を新たに取り組んだり、地元のJリーグクラブを始め、チームやスポンサー企業とのタイアップなどを通して、より多くの地域の方々に楽しく参加していただけるように、内容の充実を図った都道府県サッカー協会が増加しました。

沖縄県～ブラインドサッカー体験会の開催～

沖縄県サッカー協会では、9月19日に西原町民陸上競技場でフットボールデーを開催しました。新たな取り組みとして、ブラインドサッカー体験会を実施。日本ブラインドサッカー協会が小学生を対象に広く行っている普及活動「スポ育」の担当コーチを招き、参加した子ども達、高校生がアイマスクや専用のボールを使いながら、ブラインドサッカーを体験しました。ブラインドサッカーの体験会が沖縄県で初めて行われ、フットボールデーに参加した盲学校の小学4年生宮城かけるくんは、「音のでるブラインドサッカー用のボールをいただいたので、これからも学校で練習をしていきます。将来はブラインドサッカー選手になってパラリンピックに出場したいです。」と話していました。

※月間JFA-TV9月号でも、このイベントの模様をお伝えしています。
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宮城県～アンプティサッカー体験会の開催～

宮城県サッカー協会では、6月27日にひとめぼれスタジアム宮城でフットボールデーを開催しました。雨天にもかかわらず716名が参加し、家族連れや女性が楽しむことのできるブースとともに、アンプティサッカーの体験会などを実施。障がい者サッカーに触れることのできる機会を設けました。宮城県はFIFAワールドカップ開催を契機に「みやぎ県民サッカーの日」を制定し、誰もがサッカーに親しむことができる環境づくりに務めてきました。フットボールデーがスタートした2008年度からは、その取り組みをさらに加速させています。

和歌山県～地元スポンサー企業との連携～

和歌山県サッカー協会では、11月1日にスポンサー企業である「中田食品」の地域貢献イベントに合わせてフットボールデーを開催しました。近隣の約3,500人が中田食品の本社工場内にある広場に集まり、梅干しのつかみ取りや梅干しの試食などとともに、キックターゲットなどのサッカーアトラクションを体験しました。和歌山県サッカー協会が準備した和歌山国体のマスコットキャラクター「きいちゃん」も活躍し、参加した子ども達に喜ばれていました。この取り組みは、中田食品が和歌山県サッカー協会のスポンサー企業となった2014年から始まり、継続して開催されています。

長崎県～離島のスポーツ振興に寄与～

長崎県サッカー協会では、9月13日に壱岐市大谷公園でフットボールデーを開催しました。壱岐市でフットボールデーを開催するのは初めてとなり、島内の小学生を対象に、サッカーに限らず、バスケットボール、陸上、ソフトテニスといった他競技も体験できるようにしたほか、保護者向けの食育講座も開催しました。同協会では5月にもAFCグラスルーツフットボールデーに合わせ、五島市でフットボールデーを開催するなど、離島でのフェスティバル開催に力を入れています。フェスティバルを担当した壱岐サッカー協会理事長の山田さんは、「サッカーを通して他の競技団体との繋がりもでき、今後の壱岐の子どもたちを取り巻くスポーツの環境が整うきっかけになれば良いと思います。」と、フットボールデーを通した離島のスポーツの振興に期待を寄せていました。

開催会場一覧（2015年11月末現在）