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都道府県サッカー協会取り組み紹介-第3種の取り組み(三重県サッカー協会)
2014年08月04日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も第3種の取り組みについて紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 7月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第3種の取り組み~三重県サッカー協会
「U15リーダーズプロジェクトの取り組み」 奥井守 三重県サッカー協会3種副委員長
三重県の3種委員会では、「三重県サッカーの普及・発展を担う地域を代表するリーダーを育成する」ことを目的に2013年度から3年間の予定で、中学2年生を対象とする「U15 Leader's Project in Mie」を開催しています。
初年度は県内各地から9人の選手が集まり、年間を通じて活動しました。選手たちはテーマに基づいてディスカッションをしたり、大会の運営に参加したりする中で多くの人と出会い、さまざまなことを学んでいます。リーダーの資質とその行動についてディスカッションしたある選手は、後に作文で「私が考えるリーダーとは年齢や能力、ポジションにかかわらず、チームの目標を示し、そこにたどり着くように導いてくれる人。これまでに出会ったリーダー(スポーツ少年団のコーチ)は、チームを目標に導くために、力で人を服従させたり、自分の意見を押し通したり、能力以上のプレーを求めることはありませんでした」と述べていました。
また、トレセン大会では審判団に帯同し、運営に協力しながら、フェアプレー精神や審判の役割などについて学びました。活動後、「審判は、試合中だけでなく試合の前から準備してくれているので、僕たちもフェアプレーで応えなくてはいけないし、審判と相手チームに敬意を表さなければいけない。これからは僕も何かに取り組むときにはしっかりと準備して臨もうと思います。フェアプレーとは、安全に、公平に戦うということです。日常生活では他人の悪口を言わない、人の嫌がることをしない、などにつながっていくし、逆にラフプレーをすれば、生活においても悪い面につながっていくと思います」と感想を語る選手もおり、フェアプレーの精神やリスペクトの意味について考える良い機会となっています。そのほかの活動報告や詳細は本県サッカー協会の公式ウェブサイトでも紹介していますので、ご覧ください。
U-15年代においてわれわれが目指すリーダー像は、「いつでも、どこでも(どんなチームでも、どんな指導者とでも)、自分やチームが向上するために自分が何をすべきかを考え、仲間とともに行動で
きる選手」です。そのため、このプロジェクトでは自主性や向上心、協調性を高める活動をしています。参加した選手だけでなく、中学生年代の全ての選手がさまざまな人との関わりの中で成長し、サッカーの場面だけでなく学校や社会、地域の中で自分の力を発揮し、成長していくのを楽しみにしています。
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